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シマツナソ
シマツナソの果実
分類
シマツナソ(縞綱麻[2]; 学名: Corchorus olitorius)は、アオイ科[注釈 1]ツナソ属(コルコスル属)の一年生草本。別名をナガミツナソ[1]、タイワンツナソ[4]、ジュート。近年は食材(葉菜)としても流通するようになり、モロヘイヤ(アラビア語: ?????? ; mul?kh?ya[注釈 2]、「モロヘイヤ」の発音はエジプト方言による)の名でよく知られるところとなっている。
リンネの『植物の種』(1753年)で記載された植物の一つである[5]。 種小名 olitorius (オルトリウス)はラテン語で「野菜畑の」の意味。果実は円筒形でナガミツナソ(長実綱麻)の別名はここからくる。同属の植物は30種類以上あるといわれるが、栽培されているのは主に食用になるオルトリウス種と、繊維(ジュート)の原料になるカプラリス種の2種で、オルトリウス種は別名タイワンツナソ(台湾綱麻)、またはモロヘイヤとよばれている[4]。一方、近縁のカプラリス種は和名でツナソ(綱麻)といい、別名でコウマ(黄麻)ともよばれている[4]。 モロヘイヤの名前の由来は、一説によるとエジプトの故事の中に王様が重い病気を治した野菜として記述が残っており、この野菜をアラビア語で王様を表わす「マリク」、その複数形「ムルク」から、さらに形容詞の「モロヘイヤ」になって「王様の野菜」を意味するとされている[4]。 中近東原産[6]、熱帯アジア原産[3]、あるいはインド西部やアフリカのエジプト原産といわれる[4][2]。現在は、エジプトを中心にキプロス、リビア、スーダンなどの比較的乾燥した熱帯地域に分布している[4]。自家受粉により種子で繁殖する、一年生の作物である[4]。
名称
特徴