モロス(古希: Μ?ρο?, Moros)は、ギリシア神話に登場する、運命と死を司る神である[1]。
ヘーシオドスの『神統記』によると、夜の女神ニュクスの子で、ケール、タナトス、ヒュプノス、オネイロス、モーモス、オイジュス、ヘスペリデス、モイラ、ネメシス、アパテー、ピロテース、ゲーラス、エリスと兄弟。彼らはニュクスが1人で生んだ子と言われる[2]。
系図 ケール タナトス ヒュプノス オネイロス モーモス オイジュス
ヘスペリデス クロートー(モイラ) ラケシス(モイラ) アトロポス(モイラ) ネメシス アパテー ピロテース エリス ゲーラス
ポノス レーテー リーモス アルゴス ヒュスミーネー マケー ポノス アンドロクタシアー
ネイコス プセウドス ロゴス アムピロギアー デュスノミアー アーテー ホルコス
脚注^ 『ギリシア・ローマ神話辞典』123頁。
^ ヘーシオドス、211行-225行。
参考文献
ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)
表
話
オリュンポス神
オリュンポス
十二神
ゼウス
ヘーラー
アテーナー
アポローン
アプロディーテー
アレース
アルテミス
デーメーテール
ヘーパイストス
ヘルメース
ポセイドーン
ヘスティアー
(ディオニューソス)
下位神
アスクレーピオス
エイレイテュイア
イーリス
ヘーベー
ヘーラクレース
ハルモニアー
ムーサ
カリオペー
クレイオー
エウテルペー
タレイア
メルポメネー
テルプシコラー
エラトー
ポリュムニアー
ウーラニアー
ホーラー
エウノミアー
ディケー
エイレーネー
タロー
アウクソー
カルポー
エウポリアー
オルトシアー
ペルーサー