モモイロインコ
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モモイロインコ

保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))

分類

ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:鳥綱 Aves
:オウム目 Psittaciformes
:オウム科 Cacatuidae
亜科:Cacatuinae 亜科
:Eolophus 属
:モモイロインコ
E. roseicapilla

学名
Eolophus roseicapilla
Vieillot, 1817
和名
モモイロインコ
英名
Galah
Bird_range_galah.pngモモイロインコの分布

モモイロインコ(学名:Eolophus roseicapilla)は、オウム目オウム科に分類される鳥の一種。
分布

オーストラリアのほぼ全域に分布する固有種。分布域内では疎林、海岸地帯、都市やその近郊の公園、農地など様々な環境に適応している。特にかつて森林であったところが、ヨーロッパ人の入植以降、農地に開拓されてから、個体数が増え、生息域が広がった[1]タスマニアには移入された。
形態

体長35?38cm。頭部から腹部にかけてはピンク色で、背面、翼の上面は灰色、尾羽は翼より淡い灰色である。また、頭部には冠羽があり、これは淡いピンク色をしている。雌雄ほぼ同色であるが、虹彩の色がオスは茶色、メスは赤色である。アイリングは基亜種では灰色、他の2亜種はピンク色をしている。
分類

英名はGalah(ガラー)という。これはオーストラリアの先住民族であるアボリジニの言葉から来ている[1]

3亜種が確認されている。

E. r. roseicapilla:南オーストラリア州中部以西から西オーストラリア州にかけて分布する基亜種。

E. r. albiceps:クイーンズランド州中部以南からニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州の東部にかけて分布する亜種。アイリングはピンク色をしている。

E. r. kuhit:クイーンズランド州中部以北からノーザンテリトリー、西オーストラリア州北東部にかけて分布する亜種。3亜種の中では最も小さく、冠羽も短い。アイリングは淡いピンク色をしている。


基亜種C. r. roseicapilla

亜種C. r. albiceps

亜種C. r. kuhit

生態

餌は主に植物の種、果実などであり、普通、採餌は集団で地上で行う。一度つがいが形成されると一生の間、そのつがいは継続され、集団の中においてもつがいで採餌を行うことが多い。

繁殖期は一年中続き、巣は水辺に近い樹洞に作られることが多い。メスは最大で5個の卵を産卵する。雌雄が交代で抱卵を行う。卵は約25日で孵化し、雛は約2ヶ月で巣立つ。
参考文献^ a b Egerton, L. ed. 2005. Encyclopedia of Australian wildlife. Reader's Digest ISBN 9780864491183


Michael Morcombe,Field Guide to Australian Birds, Steve Panish Publishing, 2004, ISBN 9781740215596

Egerton, L. ed. 2005. Encyclopedia of Australian wildlife. Reader's Digest ISBN 9780864491183

典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ

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