モノメチルヒドラジン
IUPAC名
Methylhydrazine
識別情報
CAS登録番号60-34-4
−52 °C
沸点
87 °C
水への溶解度非常に溶けやすい
アルコール、エーテルへの溶解度可溶性
危険性
安全データシート(外部リンク) ⇒ICSC 0180
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード危険(DANGER)
EU Index列挙無し
NFPA 704342
引火点−8.3 °C
発火点196 °C
爆発限界2.5?97%
関連する物質
関連物質ヒドラジン
ジメチルヒドラジン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
モノメチルヒドラジン(英: Monomethylhydrazine, MMH)は、ヒドラジン誘導体の有機化合物である。単にメチルヒドラジンとも。
キノコの一種シャグマアミガサタケの成分ギロミトリン(Gyromitrin)が加水分解して生成することでも知られる。
ロケットエンジンの推進剤に燃料として使われる。適当な酸化剤(四酸化二窒素など)とともに用いると自己着火性を有しており、燃料バルブの開閉だけで推力の制御ができるため、人工衛星や宇宙船の姿勢制御用エンジン(スラスター)用に用いられる。
引火性、発火性があり、日本では消防法により危険物第5類(自己反応性物質)に指定されている。また肝臓・腎臓・腸・膀胱に障害を起こす。発癌性を持つことでも知られている。
MMHを使用したロケットエンジンの例
OMS:スペースシャトル・オービターの軌道操作エンジン(スラスター)
Aestus:アリアン5の第2段用エンジン
関連項目
非対称ジメチルヒドラジン
エアロジン-50
更新日時:2022年1月19日(水)01:55
取得日時:2022/02/15 21:35