モノメチルヒドラジン
[Wikipedia|▼Menu]

モノメチルヒドラジン


IUPAC名

Methylhydrazine
識別情報
CAS登録番号60-34-4 
EC番号200-471-4
RTECS番号MV5600000
特性
化学式CH3(NH)NH2
モル質量46.07 g/mol
示性式CH3-NH-NH2
密度0.88 g/cm3
融点

−52 °C
沸点

87 °C
への溶解度非常に溶けやすい
アルコールエーテルへの溶解度可溶性
危険性
安全データシート(外部リンク) ⇒ICSC 0180
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード危険(DANGER)
EU Index列挙無し
NFPA 704342
引火点−8.3 °C
発火点196 °C
爆発限界2.5?97%
関連する物質
関連物質ヒドラジン
ジメチルヒドラジン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

モノメチルヒドラジン(: Monomethylhydrazine, MMH)は、ヒドラジン誘導体有機化合物である。単にメチルヒドラジンとも。

キノコの一種シャグマアミガサタケの成分ギロミトリン(Gyromitrin)が加水分解して生成することでも知られる。

ロケットエンジンの推進剤に燃料として使われる。適当な酸化剤(四酸化二窒素など)とともに用いると自己着火性を有しており、燃料バルブの開閉だけで推力の制御ができるため、人工衛星宇宙船姿勢制御用エンジン(スラスター)用に用いられる。

引火性、発火性があり、日本では消防法により危険物第5類(自己反応性物質)に指定されている。また肝臓・腎臓・腸・膀胱に障害を起こす。発癌性を持つことでも知られている。
MMHを使用したロケットエンジンの例

OMS:
スペースシャトル・オービターの軌道操作エンジン(スラスター)

Aestus:アリアン5の第2段用エンジン

関連項目

非対称ジメチルヒドラジン

エアロジン-50


更新日時:2022年1月19日(水)01:55
取得日時:2022/02/15 21:35


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:5631 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef