モノクローム・ファクター
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モノクローム・ファクター
ジャンル
ファンタジー
漫画
作者空廼カイリ
出版社マッグガーデン
掲載誌コミックブレイドMASAMUNE
月刊コミックアヴァルス
レーベルブレイドコミックス
発表号2004年5月号 - 2011年7月号
巻数11巻
アニメ
原作空廼カイリ
監督紅優
シリーズ構成河原ゆうじ
キャラクターデザイン須賀重行
音楽阿保剛村上純
アニメーション制作A.C.G.T
製作プロジェクトモノクローム
放送局テレビ東京系
放送期間2008年4月 - 9月
話数全24話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『モノクローム・ファクター』(Monochrome Factor)は、空廼カイリによる漫画作品。コミックブレイドMASAMUNEマッグガーデン刊)2004年初夏号から連載されていたが、2007年9月より『月刊コミックアヴァルス』へ移籍し、2011年6月まで連載し完結した。2006年にドラマCD化、2008年4月から同年9月までテレビアニメが放送された。
あらすじ

主人公昶(アキラ)は学校をサボり帰路につく途中、全身黒ずくめの怪しい人物に出会う。自らを「人型をした影」と話すその男、白銀(シロガネ)は「ずっとキミを探していた」という。あまりの白銀の怪しさに全く信用しようとしない昶に対し、白銀は「今日の夜10時にキミの学校に来てくれれば、影というモノがどういうものか見せる」という。
登場人物

※担当声優はドラマCD版・テレビアニメ、ゲーム版の順。なお、ドラマCDに登場しなかったキャラクターは「-」で示す。
二海堂 昶(にかいどう あきら)
小野大輔 / 同左[1]主人公。私立霧葉高校2年生。16歳。12月11日生まれ。B型。身長175cm。体重57kg。自前の茶髪に猫っ毛で目の色は灰色(アニメでは濃い青緑色)。短気で切れやすく、実際に喧嘩も強い。さぼりの常習犯で、学校には暇つぶしに来ている。容姿が良さから1年生時は女生徒に人気があったが、無愛想で喧嘩をよくしていたので現在では近寄る人間も少なく、友人も少ない。しかし彼自身実際は思いやりが強く、自分の都合で賢吾を危険な目に遭わせたくないがないためにあえて突き放したりするなど不器用且つ優しい性格である(洸曰く、ツンデレならぬツンテレ)。超が付く程のサディストで、特に賢吾がその被害を受けている(賢吾に対しては、ある意味友情の裏返しとも取れる)。基本的に勉強はあまり好きではないようだが、中学のときはテストでいつも学年5位以内だった(本人曰く、理由は「美形だから」)とのことで、特に英語が上手い。白銀に出会った際その胡散臭さから逃げようとするが、影の世界に落ちてしまい自分のドッペルゲンガーを失ってしまう。そのままでは消滅してしまうため、白銀と契約しシンとなる。現在は白銀がドッペルゲンガーの代わりをしており、普通に生活できる。アニメでは白銀に渡された即席ドッペラーを原作と違い上手くつけており、一人で行動可能で(それでも白銀は昶と行動を共にしている)、また「ドッペラー解除」の掛け声でシンになれる。シンの状態では黒い衣装になり髪が黒く、瞳は赤くなる。武器はハンティングナイフの二刀流だったが途中で破壊され、現在は新たな形に変化した。刀身がガラスのように透明なのが特徴。実はレイの直結王族で、白銀の対となる劉黒の因子を継ぐ者。最初は覚醒しておらず記憶もないため、焔緋に殺害されたという劉黒の死の詳しい情景なども謎に包まれていた。過去に一度だけ不完全な覚醒をした事があり、闇に呑まれ暴走した賢吾と戦闘をした。そのときの記憶は洸の催眠術により忘れさせられていたが今は思い出している。現在は劉黒の意志を受け継ぎ光の王族に覚醒しており、怪我は劉黒から受け継いだ癒しの能力で治せる。
白銀(しろがね)
声:子安武人 / 諏訪部順一[1]昶の前に現れた謎の男性。外見年齢は25歳位。誕生日、血液型共に不明。181cm。59kg。地面につきそうなほどの長い白髪を三つ編みにしており、目の色は青色。黒いコートにシルクハットといった姿をしている。常に杖を持ち歩き、戦闘時は長刀となる。通常時は物腰柔らかく温厚で常に敬語で一人称は「ワタシ」だが、地は男らしくて荒々しく乱暴な口調で、普段とは正反対の話し方。微笑みを絶やさないような顔をしているが口調と同じく演技。アニメでは性格が原作と大幅に異なり、昶に対し異常なまでにべったりしていて、厳しい態度をあまり取らない。また、いち早く悠の正体に気が付いた。洸の前では地の性格が出る事が多く、仲が良いように見えて実は結構悪い。その正体はシンの直結王族で劉黒とは対になる存在。過去に焔緋によって影の世界を追放された。その際「殺された」と言われているが、その詳細は不明。昶達にも少なからず隠し事をしているようで、独自の目的を持っているらしい。
浅村 賢吾(あさむら けんご)
声:関智一 / 神谷浩史[1]昶のクラスメイトで幼なじみ。享年16。8月22日生まれ。A型。173cm。61kg。金髪に茶色の目(髪は染めている)。基本的にやられ役で、昶に下僕扱いされている。明るく前向きで、あまり細かい事は気にしない性格であるが、キレると恐い。昔から昶と共にいるため一緒に喧嘩に巻き込まれることが多く、現在では相手を返り討ちにするほど強くなっている。昶にはもちろん、周囲からも馬鹿扱いされており、村人、金魚のウンコ、下僕、馬鹿、童貞、モブなど酷い言われ様である。しかし、どんなに弄られても絶対にめげず、昶にもほとんど逆らわない、ある意味では物語中最も器の大きい人物。意外にもシスコンである。戦闘時はボクシングを元にした自己流の格闘術。白銀からもらった闘気や殺気で形状や攻撃力が変わるグローブ『アルセスタ』を使用。実は闇の因子の保持者。そして特殊体質持ち故に闇に呑まれ易く、異常なまでに闇の許容量が高い。その為、体に闇が溜まると暴走してしまい、圧倒的な力を持つ様になる。過去何度か暴走したことがあるらしく、昶と小学2年生の時に出会うまではそれが原因でハブにされていた。最後に暴走したのは中学3年の時で、洸及び昶から覚醒した劉黒と戦闘。その後洸によって闇への厳重な封印が成されていたが、焔緋によって無理矢理こじ開けられた。彼が保持していた因子の正体は、白銀が影の世界から追放された際に喪失した闇の調律者因子そのもの。闇の許容量が異常に高いのも、全てはここに起因している。昶が氷瀏を倒して直結王族として覚醒した直後、突如現れた焔緋によって因子を強奪され、死亡した。
鈴野 綾(すずの あや)
声:長沢美樹 / 浅野真澄[1]昶のクラスメイトで風紀委員。16歳。9月15日生まれ。O型。158cm。45kg。黒髪に茶色の目。正義感が強く「鬼の風紀委員」と一目置かれている[2]。昶を正面から叱れる数少ない人物。言いたい事はハッキリと言う性格で非は非・是は是の思考の持ち主。洸の様な軽くチャラチャラした人間が嫌いである。幽霊の存在を信じており、オカルト関係に関しては怖がりという一面もある。貧乳であることを気にしているらしく、指摘されると怒り出す。学力・運動能力が高く特待生として入学し、学力も学年5位に入るほど。しかし英語は苦手である(アニメでは、言動から国語が苦手な印象があり、また、知ったかぶりをして昶に突っ込まれている)。家が剣道の道場で、剣道部に所属している。本人が言うところでは、立ったときから木刀を持たされた、とのこと。その腕は鉄パイプでコクチに打撃を与え、ルルに武器を出させるほど。シンに襲われたことから昶達の事情を知り、共に戦うことになる。使用武器は竹刀・木刀だが、白銀からもらった装備品、『紅雨(くれさめ)』により戦闘時は真剣となり、コクチも斬ることができる。尚、『紅雨(くれさめ)』単体でも真剣を発生させる事が可能。ちなみに剣術に関しては、普段は一刀のみだが本来は二刀流。実家に乗り込んできたルルとの戦いの途中で、本来の戦闘スタイルへと変化した。
洸(こう)
声:小西克幸[1]昶と賢吾の知人。25歳(シンやレイは外見年齢が変わらない為、実年齢は不明だがルルよりも年下)。1月17日生まれ。B型。184cm。70kg。黒髪に紫色の目で眼鏡をかけており、左目の下に小さな傷がある(レイになると猫目になるので眼鏡は外す)。通称、洸兄。 やばい仕事をするため、ドスを持った方々に追いかけられる事が多い。喧嘩が恐ろしく強い。かわいい女の子が好きで、綾によくちょっかいをかけている(アニメでは、悠にも手を出しており、さらにはお兄ちゃんとまで呼ばせている)。ノリが軽く、飄々としており掴み所が無い風だが、時には頼れる兄貴分らしい一面を見せる。不法入居者で電気や水道やら、色々と盗んで生活している(ガスは自前らしい)。実はシンと対になるレイの一人で、劉黒の子。白銀との会話から劉黒を見捨てて逃げたとされているが、その詳細は不明。罪滅ぼしをしていたなど、劉黒を死なせたことに負い目を感じている模様。現在は昶に再び仕えることを誓い、共に戦うことを約束する。また、闇を吸い出す事が出来る(本人曰くまずく、「胃にクる」らしい)。過去に闇に呑まれて暴走した賢吾と戦闘し、その際に負傷して出来た傷が左目の下の傷。賢吾に闇に対する封印をした本人でもあり、昶と賢吾にその事を忘れさせた本人でもある(5円玉を糸で吊るした催眠術によって、記憶を引き延ばしただけで難しい事ではないらしい)。昶に対し、「白銀を信用するな」と言っている。なぜか澤木の事を知っており、相手の事を恨んでいる模様。厳密には純粋なレイではなく、人間から掠め取った光の因子とハクア、劉黒の力の一部を元に彼が錬成した存在。故に通常のシンやレイと違って主の死が自分の死に直結しないが、主である劉黒がいないため、その力は日に日に衰えているらしい。最初は犬の姿で、劉黒以外とは会話も出来なかった。闇を吸い出す以外の固有能力があり、『獣化(じゅうか)』と呼ばれている。怒らせると怖い性格で、本気で怒らせると気迫でガラスを割るほど。
我妻 秋一(わがつま しゅういち) / 祀翠(しすい)
声:石田彰 / 羽多野渉[1]通称はマスター。27歳。10月3日生まれ。O型。身長179cm。体重57kg。


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