モダンはマジック:ザ・ギャザリングの大会ルール(フォーマット)のひとつ。
モダンではカードが「新枠」に切り替わった第8版以降の全ての基本セット、及び「ミラディン」以降に発売された全てのエキスパンション、及び特殊セット「モダンホライゾン」「モダンホライゾン2」「指輪物語:中つ国の伝承」に収録されているカードが使用可能である[1]。
古いカードが使えなくなっていく「ローテーション」は存在しない。カードプールの広さではレガシーとパイオニアの中間にあたる。
モダンではカードプールの広さの割にはやや禁止カードの選定が厳しいとされている。基本的には「先攻3ターン目で勝負が決するようなデッキのキーカード」が禁止対象となっているが、過去にエクステンデッドで活躍したデッキや、簡単にモダン化できるレガシーのデッキのキーカードも規制する方針である。これはあえてこれらの環境とは異なるフォーマットを目指すという方針、またメタゲームの多様さを保つという考えからである。
先にMagic Onlineでサポートされ、2011年9月のプロツアー・フィラデルフィアからは公式な大会でも採用されている。その後もグランプリの開催数も増えており、モダンフォーマットで使用可能なカードのみを収録した再録セット「Modern Masters」シリーズの発売[2]や、スタンダードを経由せずにモダンフォーマット(及びエターナルフォーマット)にカードを供給するためのセットである「モダンホライゾン」やその後続シリーズが発売されるなどサポートされている。 2023年12月現在、以下のカードが禁止カードとして指定されている。
禁止カード
古えの居住地/Ancient Den
アーカムの天測儀/Arcum's Astrolabe
出産の殻/Birthing Pod
猛火の群れ/Blazing Shoal
黄泉からの橋/Bridge from Below
金属モックス/Chrome Mox
雲上の座/Cloudpost
暗黒の深部/Dark Depths
死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
時を越えた探索/Dig Through Time
戦慄の復活/Dread Return
ウギンの目/Eye of Ugin
信仰無き物あさり/Faithless Looting
死者の原野/Field of the Dead
激情/Fury
ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
垣間見る自然/Glimpse of Nature
ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
大焼炉/Great Furnace
緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis
超起源/Hypergenesis
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks
夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den
精神的つまづき/Mental Misstep
オパールのモックス/Mox Opal
マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice
神秘の聖域/Mystic Sanctuary
王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
むかしむかし/Once Upon a Time
思案/Ponder
罰する火/Punishing Fire
炎の儀式/Rite of Flame
教議会の座席/Seat of the Synod
第二の日の出/Second Sunrise
煮えたぎる歌/Seething Song
師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
頭蓋骨絞め/Skullclamp
欠片の双子/Splinter Twin
花盛りの夏/Summer Bloom
ティボルトの計略/Tibalt's Trickery
宝船の巡航/Treasure Cruise
伝承の樹/Tree of Tales
梅澤の十手/Umezawa's Jitte
豆の木をのぼれ/Up the Beanstalk
自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath
囁きの大霊堂/Vault of Whispers
暴力的な突発/Violent Outburst
空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad
脚注[脚注の使い方]^ 「モダンホライゾン」以外の特殊セットにのみ収録されていて、上記のセットに収録されていないカードは新録・再録問わず使用できない。
^ 「 ⇒Modern Masters発表」 Wizards of the Coast(2012年10月22日)
表
話
編