モスフードサービス
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株式会社モスフードサービス[1]
MOS FOOD SERVICES, INC.
本社が入居するシンクパークタワー
種類株式会社
市場情報東証プライム 8153
1988年3月9日上場
略称モス、モスフード
本社所在地 日本
141-6004
東京都品川区大崎二丁目1番1号
ThinkPark Tower 4階
設立1972年(昭和47年)7月21日
(株式会社モス・フード・サービス)[1]
業種卸売業
法人番号5010701019713
事業内容フランチャイズチェーンによるハンバーガー専門店「モスバーガー」の全国展開、その他飲食事業など
代表者櫻田厚(代表取締役会長)
中村栄輔(代表取締役社長)
資本金114億1,284万円(2019年3月末現在)
売上高連結:709億2909万4000円
単独:523億4600万円
(2017年3月期)
営業利益連結:46億6388万2000円
単独:38億2300万円
(2017年3月期)
純利益連結:30億6152万4000円
単独:23億5800万円
(2017年3月期)
純資産連結:461億4022万円
単独:423億4900万円
(2017年3月31日現在)
総資産連結:615億8919万7000円
単独:550億6300万円
(2017年3月31日現在)
従業員数1,377人(2021年3月現在)
支店舗数直営店:37
加盟店:1,253(2020年1月末時点)
決算期3月31日
主要株主紅梅食品工業(株) 4.37%
(株)ダスキン 4.11%
(株)ニットー 3.79%
日本生命保険相互会社 3.78%(2016年9月30日現在)
主要子会社(株)モスクレジット 100%
(株)エム・エイチ・エス 100%
(株)四季菜 100%
関係する人物櫻田慧(創業者)
外部リンクwww.mos.jp
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モスバーガー(MOS BURGER)は、株式会社モスフードサービス(英称:MOS FOOD SERVICES, INC.)が展開する日本発祥のハンバーガーファストカジュアルチェーン、および同店で販売されているハンバーガーである。
概要モスフードサービス旧本社ビル(東京都新宿区)。

日本人の好みにあったハンバーガーを提供することを掲げ、日本のハンバーガーフランチャイズ店でのシェアは、日本マクドナルドに次ぎ第2位。同社の公式サイトによると、2023年4月現在での店舗数は日本国内で1287店舗(直営店42、フランチャイズ加盟店1245)、国外で457店舗(後述)となっている[広報 1]

素材を厳選し、注文を受けてから作る「アフターオーダー方式」[注釈 1]など、スローフードの要素を取り入れている(ファストカジュアル)のが特徴である。ファストフード店として分類はされているが、「ファストフード」 (fast food) という語が表すように「すぐに食べる」ことはできず、ハンバーガーという商品をメインとして扱っていることからファストフードとされているだけだとも言える[2]

1990年代後半のマクドナルドに端を発するファストフードチェーンの値下げ戦争の中で、ハンバーガーを10円程度しか下げず、大幅な値下げを行うことはほとんどなかった。「一番売れているタバコの値段を元に“モスバーガー”の値段を考える」という、基本的なポリシーを遵守してのことである(櫻田の講演より[どれ?])。
名前の由来

モスバーガーのMOSは、MはMountain(山のように気高く堂々と)OはOcean(海のように深く広い心で)SはSun(太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って)という意味とされている[広報 2]。ただし、創業者・櫻田慧がモス・フード・サービスの前に起こした株式会社モスの社名には、これに加えて、Merchandising Organizing Systemの意味もある[3]

初期にはMOST delicious hamburgerのポップを店頭に貼っていたため、一部の客からはこの略だとも思われたこともあったようだが、MOSの意味に変化はないという[2]。略称・愛称は「モス」で、それを使った「今日モス気分」などのキャッチフレーズがある。
歴史
創業

日興証券(現・SMBC日興証券)を脱サラした櫻田慧と吉野祥が、1972年3月12日東京都板橋区東武東上線成増駅南口に1号店をオープンさせる(当初は丸井成増店等が入居し、後にダイエー成増店として建て替えられたショッピングセンター『成増名店街』地下で実験店を営業)。店舗は同駅近隣から増えていった経緯があり、東上線沿線に老舗店が多い。この際、アメリカのハンバーガーショップ「トミーズ (Tommy's)」を経営の参考とした。

マクドナルドとの差別化を考えていたモスバーガーは、高価格、高品質という高級路線を今日まで歩んできた。高いコストをかけてでも商品の味の向上を徹底させるという経営戦略は「日本人は味にうるさいので、食べ物はうまくなければいけない」という創業者たちの理念に基づいている。創業当時は資金不足のために他のファストフード店より宣伝力が弱く、一等地への進出も難しかったため、顧客に口コミで評判を広めてもらうことでしか事業拡大が見込めなかったことも高級化を行った理由の一つである[4]

商品開発の際、櫻田は試作品の新開発メニューを必ず満腹の状態で試食するというポリシーがあった。


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