メンタリスト_(テレビドラマ)
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この項目では、アメリカのTVドラマについて説明しています。現実世界における職業・肩書きについては「メンタリスト (舞台芸術)」をご覧ください。

メンタリスト

ジャンル刑事ドラマ
人間関係
原案ブルーノ・ヘラー
監督クリス・ロング
デヴィッド・ナッター
出演者サイモン・ベイカー
ロビン・タニー
ティム・カン
オウェイン・イオマン
アマンダ・リゲッティ
オープニングメンタリストのテーマ
国・地域 アメリカ合衆国
言語英語
シーズン数7
話数151
各話の長さ40-44分
製作
製作総指揮ブルーノ・ヘラー
デヴィッド・ナッター
プロデューサーチャールズ・ゴールドステイン
撮影地カリフォルニア州
製作Primrose Hill Productions
Warner Bros. Television

放送
放送チャンネルCBS
放送期間2008年9月23日 (2008-09-23) - 2015年2月18日 (2015-2-18)
公式ウェブサイト
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『メンタリスト』(英語:The Mentalist)は、アメリカCBS2008年から2015年まで放送されていたテレビドラマ刑事ドラマ)。

初回は1560万人が視聴し、その後もシーズンを通じて高視聴者数を維持。最大で1970万人を記録している。2008年の新番組トップであり、『24 -TWENTY FOUR-』『LOST』といった強豪作品を抜き、新作としては唯一視聴者数ランキングTOP10に入っている。

2014年11月から放送されたシーズン7がファイナルシーズンとなった。

日本では、2010年5月26日よりスーパー!ドラマTVにて、『THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル』の邦題で独占放送。2011年5月18日からシーズン2、2012年5月23日からシーズン3、2013年6月12日からシーズン4、2014年6月25日からシーズン5、2015年6月24日からシーズン6、2016年5月25日からファイナルシーズンが放送。またDlifeでも放送している。
あらすじ

カリフォルニア州捜査局(通称・CBI)の犯罪コンサルタント、パトリック・ジェーン。青い瞳と爽やかな笑顔が似合うイケメンだが、元詐欺師で以前は自身を霊能者(サイキック)と偽り活躍していた。妻と娘を殺した宿敵レッド・ジョンを追うため、CBIのコンサルタントとなり、人間心理を巧みに操る観察眼と推理力を持つ「メンタリスト」として型破りな捜査で犯人を追う。レッド・ジョン事件の終了後、CBIコンサルタント時代に捜査の過程で犯した大小さまざまな犯罪を帳消しにする条件として、FBIのコンサルタントとして捜査に参加する。
登場人物・キャスト
主要登場人物
パトリック・ジェーン(Patrick Jane)
演 -
サイモン・ベイカー(少年期: クリス・ブロシュー)、日本語吹替 - 郷田ほづみ犯罪コンサルタントとしてCBIの犯罪捜査に加わり、事件の解決に協力している。警察官ではないため、犯人を見つけても手錠をかけることはできない。拳銃も苦手という理由で所持していないため[1]、犯人逮捕の突入時は少し離れた安全な場所で待機している。また、抵抗する犯人に立ち向かうなど、荒っぽいことも苦手である。観察力、記憶力(記憶の神殿=場所法と呼ばれる記憶術)に優れまた催眠術も会得しており、これらを捜査に活用している。催眠術は時に、相手に見破られたり、全く通用しないケースもある。また被害者の家族らの精神的苦痛を和らげることに利用したりすることもある。聞き込み捜査や現場検証などの訪問先で勝手に、お茶を淹れて飲むことが多い。ある事件でティーカップの指紋を取られてジェーンの不法侵入が認められ、CBIが裁判に提出した証拠がすべて無効にされたことがあり、「もうお茶は飲まない」と言ったが、結局、やめることはなかった。また、毒物が混入したお茶を飲み、昏倒したことがある[2]。昔は霊能者サイキック)を騙ってテレビにも出演していたが、人の心理につけこんだ詐欺師のようなものだった。記憶喪失で結婚前の性格に戻ったとき、お金と女性への手癖が悪く平気で人をだます酷い状態となってしまい、チョウからは「家族が殺された後の方がいいやつですね」と言われてしまう程(リズボンは記憶のある時のジェーンが元々の性格ではないかと言っている)[参考 1]。しかし、テレビ番組の中で連続殺人鬼レッド・ジョンの事件にいたずらに触れ、彼を挑発してしまったことで妻アンジェラと娘シャーロットを殺されてしまい、それ以来レッドジョンへの復讐に燃え、自分の能力を犯罪捜査に役立てるようになる。レッドジョンを見つけたら逮捕せずその場で自ら射殺すると公言し、実際に絞殺した。初対面の相手に対しても歯に衣着せぬ言葉を投げかけ、犯罪現場以外の私室などを不必要にうろつくことで敵意を向けられたり、怒らせることもしばしば。それによって相手から本音を引きだそうとする。家族を自身の傲慢さにより結果的に死に追いやってしまったため、罪の意識から一時期精神病院に入院していたことがある。このことについてはあまり彼自身も話したがらない。また、同じ理由からテレビカメラも毛嫌いしている。少年時代は幸福なものとは言えず、生まれ持った天才的な頭脳と優れた洞察力で、マネージメントを務める強権的な父親と共にショービジネスの世界に身を置き、千里眼を持つ「奇跡の少年」として人気を博しつつも、トレーラーハウスでドサ回りのような生活を送っていた。そのため、学校というものには行っていない。元はといえば、くだんのインチキ霊能者稼業も、ジェーンがステージの上で「奇跡の少年」を演じることに限界を感じ始めた父親がもっと割のいい仕事をと彼に強要して始めたもので、当初は人を騙すことに抵抗があったものの、結局押し切られてしまった。シーズン6前半でアメリカ国外に逃亡、新しい生活を送っていたがアボットに見つかり全ての罪を清算する契約を交わしてFBIのコンサルタントになる。しかし最初に突き付けたジェーンの条件を無視され、FBIの完全な配下にされかけたが、秘密結社のメンバーリストをごまかし自身しか知らない情報を持っていると思わせることで条件を全て飲ませ、自由な権限をアボットから手に入れると共に、リズボンをFBIに入れることをも認めさせた。現実的な考えの持ち主で、自身もインチキ霊能者だったこともあり、超現実的なことは一切信じていない。犯罪現場で軽率な行動をすることもあり、不謹慎だと怒られることもあるが「死んだ人は気にしない」と意に介さない。皮肉屋な反面、無垢な子供や動物には素直な優しさをみせることがある。古典から近代にいたる書籍や絵画への幅広い知識を持ち、事件解決に一役を買う。愛車はシトロエン・DS21。運転が荒く、車に同乗する者は彼が運転することを嫌がる。衣食にくらべて住への拘りが薄く、かつての自宅はほぼすべての家具を運び出しているが、妻子の殺された寝室のスマイルマークの下にマットレスのみ置いており、時折そこで寝ている。レッド・ジョンの手がかりを得てからは、CBIの屋上の倉庫に南京錠を据え付けて事務所代わりにし、FBI在籍時には移動手段も兼ねてキャンピングカーを購入。後に小屋を購入し、自身の住居とする。
テレサ・リズボン(Teresa Lisbon)
演 - ロビン・タニー、日本語吹替 - 加納千秋CBIの捜査チームを率いる捜査官シカゴ出身のためシカゴ訛りの英語を話す。ジェーンの暴走しがちな捜査に度々頭を悩まされているが、人一倍ジェーンのことを心配していて、彼が誘拐された際などは職務を忘れて犯人を脅迫することもある。幼いころに看護師だった母親を飲酒運転の車にひき逃げされて亡くし、それ以降は父親が酒びたりになってしまったため苦労が多かった。身に着けている十字架ネックレスは母の形見で肌身離さずつけている。シーズン6でCBIが解体された後、地方警察の署長をしていたが、ジェーンが戻ってきたことにより(無理やり)FBIの捜査官になる。女性らしいものに疎く、ジェーンやチョウにセンスが無いことを指摘されている。CBIのほとんどが知っていたリグスビーとヴァンペルトの交際について、2人に告白されるまで全く気づかなかった。過去には婚約していたこともあるが、「若気の至り」で自ら逃げ出してしまった。シーズン1から長いことジェーンに想いを寄せていたものの、彼の過去の事件のこともあり気持ちを伝えることが出来ずにいた。だが、シーズン6最終話でようやくジェーンと両想いとなる。シーズン7最終話で彼と結婚し、彼との子供を身篭り、シリーズフィナーレを飾った。
キンブル・チョウ(Kimball Cho)
演 - ティム・カン、日本語吹替 - 喜山茂雄元軍人のCBI捜査官。韓国移民二世。シーズン1では気さくで笑顔も多かったが次第に生真面目で無駄口をきかないクールな性格になった。生真面目な性格とは裏腹にチーム内ではジェーンにかなり協力的で、犯人を逮捕するための無茶な作戦にも度々手を貸す。小柄(画面上背の高さはジェーンと大差ないが長身のリグスビーと並ぶことが多いので相対的に小柄に見える)だが筋骨隆々、その強面と体格の良さを生かして容疑者の確保や尋問などを主に行う。苦手な食べ物はパイナップル。職場でしばしばピザの出前を注文する。読書が趣味で、張り込みの際は読書で時間をつぶしている。黒魔術などのオカルトが苦手。軍隊入隊前は筋金入りの不良少年で、当時は「エイボン・パーク・プレイボーイズ」というギャングに所属していたが、強盗を生業にしようとしたリーダーと揉め、撃ち合いになり身を隠すためそのまま軍隊に入隊した。


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