メルセデス・ベンツ・W212
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W212/S212/C207/A207は、メルセデス・ベンツの4代目Eクラスを指すコードネームである。頭文字の“W”はセダン、“S”はステーションワゴン、“C”はクーペ、“A”はカブリオレを表す。
概要

メルセデス・ベンツ・Eクラス
W212型
E250 CDI(前期型)
E200 CDI(後期型)
E200 CDI(後期型)リア
概要
販売期間W212/C207 2009年-
S212/A207 2010年-
ボディ
ボディタイプ4ドアセダン
5ドアステーションワゴン
2ドアクーペ
2ドアカブリオレ
駆動方式FR/4WD
パワートレイン
エンジンガソリン:
271型 1.8L 直列4気筒 ターボ
274型 2.0L 直列4気筒 ターボ
M272M30型 3.0L V型6気筒
M272型 3.5L V型6気筒
M276型 3.5L V型6気筒
M273型 5.5L V型8気筒
M156型 6.2L V型8気筒
ディーゼル:
651型 2.2L 直列4気筒 ターボ
OM642型 3.0L V型6気筒 ターボ
変速機5速AT/7速AT
車両寸法
ホイールベースセダン/ワゴン:2,875 mm
クーペ/カブリオレ: 2,760 mm
全長セダン:4,870 mm
ワゴン:4,900 mm
クーペ/カブリオレ:4,705 mm
全幅セダン/ワゴン:1,855 mm
クーペ/カブリオレ:1,785 mm
全高セダン:1,470 mm
ワゴン:1,515 mm
クーペ/カブリオレ:1,395 mm
その他
最小回転半径5.3 m
系譜
先代メルセデス・ベンツ・W211
後継メルセデス・ベンツ・W213
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E250 CDI (前期型)

2009年の北米国際オートショーで正式デビュー、日本国内では同年の6月にデリバリーが開始。W210から採用され続けてきた楕円型4灯式ヘッドライトは、斜め四角型のものへと変更されている。またW120で採用されていたポントンタイプと呼ばれるリアフェンダーを強調するサイドプレスラインが取り入れられた。

しかし角型4灯式のヘッドランプとポントンタイプのフェンダーラインは不評のために販売面は不調だった。このため、2012年にはヘッドランプは2灯式風に改められ、またポントンタイプのプレスも水平基調の穏やかなものに改められたものの、前代のW211の不具合の影響とW212のデザインの失敗により、ミドルクラスでのトップシェアを失っている。W212はV8エンジンを搭載するためにW204のホワイトボディーと全幅は同じで、ドアの厚みと後席およびリアトランクがストレッチされているだけなので、ポントンタイプのプレスラインが無くなってデザイン上の差別性も弱くなっている。

機構面ではW211から引き続き採用された機能に加えてSクラス (W221)から採用された「COMANDシステム」も搭載された。安全面では「ニーバック」を含めた9つのエアバッグを筆頭に「NECK PRO (ネックプロ) アクティブヘッドレスト」「アクティブボンネット」「アダプティブハイビームアシスト」「アテンションアシスト」が採用された。

メーカーオプションとして、Sクラスから採用された「ナイトビューアシスト」の改良型である「ナイトビューアシストプラス」や、メルセデス初搭載の「レーンキーピングアシスト」などがある。ナビゲーション関係では、地上デジタル放送チューナー (日本仕様のみ) を搭載し、DVDからHDDへと変更された。

日本仕様は「COMANDシステム」が全車へ搭載されるとともに、E250 CGIとE63 AMG及びクーペを除く全車に「ダイレクトセレクト」も採用された。W211の後期モデルから登場したアバンギャルトSは廃止され、E250 CGIとE300のみエレガンスの設定がある[1]。当初はディーゼル車はラインナップされておらず、ステーションワゴンと共にW211型が販売されていた。
クーペとカブリオレ詳細は「メルセデス・ベンツ・C207/A207」を参照

セダンとは異なり、Cクラス (W204) のプラットフォームをベースに開発されている。ホイールベースや燃料タンク容量もW204と同じである。カブリオレは室内に発生する乱流を大幅に低減し、オープン時における乗員の快適性を向上させる「エアキャップ」とシートのヘッドレストに設けた吹き出し口から温風が吹き出し、前席乗員の首元を暖める「エアスカーフ」をオプションに設定するとともに、遮音性・耐候性・断熱性に優れたアコーディオンソフトトップを採用した。
ハイブリッドカー

このモデルから、Eクラスとしては初となるハイブリッドカー「E400 Hybrid」が設定された。これは3.5Lガソリンエンジン+モーターの組み合わせであり、日・米・中の3カ国のみに導入されている。また、ディーゼルエンジン+モーターの「E300 BlueTEC Hybrid」も追加され、これはヨーロッパのみならず世界市場に展開されている。しかし、日本市場には未導入である。
歴史
2009年
5月


セダンがフルモデルチェンジ。「E350 アバンギャルド」「E550 アバンギャルド」を販売開始。

7月


セダンに「E300」、「E300 AVG」も含めた右ハンドル仕様車、並びに「E350 クーペ」「E550 クーペ」を販売開始。

8月


セダンの「E63 AMG」を追加。

10月


セダン及びクーペに「E250 CGI ブルーエフィシェンシー」、セダンの「E250 CGI ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」販売開始。

13日には「E350 4MATIC アバンギャルド」が追加された。

2010年
2月


ステーションワゴンがフルモデルチェンジ。「E250 ブルーエフィシェンシー」「E300」「E350」「E350 ブルーテック アバンギャルド」「E350 4MATIC アバンギャルド」「E550 アバンギャルド」「E63 AMG」の計7グレードを発売。同時にセダンにも「E350 ブルーテック アバンギャルド」を追加。

4月


「E350 カブリオレ」を追加発売
[2][3]

8月


セダン及びステーションワゴンを仕様変更。「E63 AMG」に採用されていたLEDドライビングライトをセダン・ステーションワゴンの全グレードへ拡大すると共に、フォグランプ機能をヘッドライトユニットに集約。また、既に装備済みの「E350 ブルーテック アバンギャルド」を除くセダンの全グレードにSRSペルビスバッグを、同じく全グレードにアダプティブベルトフォースリミッターが後席にも拡大装備されたことで安全面も向上した。

ユーザーの選択肢を広げるため、新たに複数のオプションパッケージが設けられ、「E550 アバンギャルド」に設定されるエクスクルージブパッケージでは無償で装着できる。

「E63 AMG」はレザーARTICOダッシュボードを採用すると共に、カーボン素材を多用したAMGカーボンエクステリアパッケージとAMGカーボンインテリアトリム、さらに「SLS AMG」にも採用されているAMGカーボンセラミックスブレーキのオプション設定を追加した[4]

2011年
1月


自動車生誕125周年を記念し、特別仕様車「E250 CGI ブルーエフィシェンシー 125! Edition」のセダン&ステーションワゴン
[5]及び、「E250 CGI ブルーエフィシェンシー アバンギャルド 125! Edition」[6]を発売。

4月


前述の特別仕様車3グレードを一部改良。トランスミッションを従来の5速ATから7速AT[7]に置換。


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