この項目では、オペレッタについて説明しています。
1934年の映画については「メリィ・ウィドウ」をご覧ください。
1952年の映画については「メリイ・ウィドウ」をご覧ください。
カクテルについては「メリー・ウィドウ (カクテル)」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル クラシック音楽1906年に出版されたピアノ譜の表紙
『メリー・ウィドウ』(ドイツ語: Die lustige Witwe, 英語: The Merry Widow 日本語に訳すと「陽気な未亡人」)は、フランツ・レハールが作曲した3幕からなるオペレッタ(ウィンナ・オペレッタ
(ドイツ語版))。原題はドイツ語の「ルスティゲ・ヴィトヴェ」であるが、日本ではもっぱら英訳の題名「メリー・ウィドウ」で呼ばれる。舞台はパリにあるポンデヴェドロ(モンテネグロ公国がモデル)公使館。広間ではポンデヴェドロ国王の誕生祝賀パーティーが開かれている。出席者の話題の的は、ハンナ・グラヴァリ未亡人。ハンナはポンデヴェドロの老富豪と結婚し、そのわずか8日後に夫が急逝したために、巨万の富を得たのである。パーティーに出席したハンナは、多くの伊達男から口説かれる。しかしハンナがパリジャンと結婚すれば、大量の資産がポンデヴェドロから失われることになる。それを阻止すべく、ポンデヴェドロ公使のミルコ・ツェータ男爵は、同書記官のダニロ・ダニロヴィチ伯爵とハンナを引き合わせようとする。ダニロとハンナはかつて恋仲であったが、身分が彼らの仲を引き裂いたのである。しかしダニロは、ハンナの資産目当てで結婚するとみられるのを嫌い、わざとハンナから距離を置いている。一方で、カミーユ・ド・ロジヨンは、ツェータ男爵の美貌の夫人、ヴァランシエンヌを熱心に口説くが、その気がないヴァランシエンヌはハンナをカミーユにあてがおうと考える。ハンナは踊りの相手にダニロを指名するが、ダニロはその権利を1万フランで売ると宣言する。とてもそんな大金は出せないと、男たちは意気消沈して引き揚げる。その中で、2人は喧嘩しながらも踊り始める。 舞台は変わって宴の翌日、ハンナ・グラヴァリ邸の庭。多数の来賓を前に、彼女はここに故郷レティンイエ(ツェティニェのもじり)の風景を再現すると言って「ヴィリアの歌」を歌いだす。ハンナがダニロの心を開かせようとする中、カミーユはなおもヴァランシエンヌに求愛している。ヴァランシエンヌの心が揺らいだと見るや、カミーユは彼女を庭のあずまやに連れ込む。そこにツェータ男爵が現れ、妻があずまやで誰かと会っているのではと勘繰るが、そこから出てきたのは意外にもハンナとカミーユであった。ハンナがヴァランシエンヌの身代わりになったのであるが、結果としてハンナとカミーユは婚約を宣言することになってしまう。ポンデヴェドロから富が失われるのを嘆くツェータ男爵。一方で、ハンナへの想いを胸に秘めているダニロも動揺を隠せない。 舞台は同じくハンナ・グラヴァリ邸の庭。パリの有名なレストランである「マキシム」風の飾り付けがなされ、ダニロの顔なじみであるマキシムの踊り子たちも顔をそろえている。
第2幕
第3幕