メトロポリス_(2001年の映画)
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メトロポリス
監督りんたろう
脚本大友克洋
製作丸山正雄、八巻磐
出演者井元由香小林桂岡田浩暉
富田耕生若本規夫滝口順平
石田太郎
音楽本多俊之
制作会社マッドハウス
製作会社メトロポリス製作委員会
配給東宝
公開 2001年5月26日
上映時間107分
製作国 日本
言語日本語
製作費10億円
興行収入7.5億円
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ポータル 映画
プロジェクト 映画

『メトロポリス』は、手塚治虫の同名漫画『メトロポリス』を原作としたアニメーション映画2001年平成13年)5月26日劇場公開。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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出典検索?: "メトロポリス" 2001年の映画 ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2022年11月)

製作期間は5年、総制作費は10億円、総作画枚数は15万枚、興行収入は7.5億円[1]声優としてやなせたかし永井豪など手塚と生前親交のあった漫画家が友情出演している。

キャラクターデザインは初期の手塚の絵柄を意識している[2]。一方で、「手塚なら新しい技術に興味を持つはず」との考えから3DCGも多用されている[2]
ストーリー

ケンイチ少年とその叔父、私立探偵ヒゲオヤジこと伴俊作は、人とロボットが共存する某国の大都市メトロポリスへやって来た。生体を使った人造人間製造の疑惑で国際指名手配されている科学者ロートン博士を逮捕するためだった。

ちょうど、高層ビル「ジグラット」の完成記念式典の真っ最中で、町の広場でレッド公による演説が華々しく行われていた。が、ロボットが式典を妨害し騒ぎが起こる。そして、制服を着た1人の青年が平然とロボットを破壊して去っていった。

メトロポリスは、「人とロボットの共存都市」と言われていた。しかし、そこでは、ロボットたちが人間に酷使されていた。一方、労働者たちも、ロボットに働き口を奪われ、都市の地下部に押し込められ、ロボットに憎しみをたぎらせていた。ロボットに人間と同等の権利を認めるよう叫ぶ団体が存在し、また上層部ではレッド公とブーン大統領が表向きは手を取り合いつつ対立しているなど、さまざまな確執が噴出していた。

ヒゲオヤジとケンイチは、ロボット刑事ペロの手助けを借りて、ロートン博士が潜伏していると思われる都市の地下部ZONE1へと潜入する。そこで、彼の地下研究所を見つけるが、原因不明の火事が起こっていた。研究所内部に突入したケンイチは、逃げ後れた謎の少女を助ける。彼女は、大統領に成り代わり都市の実権を握る影の実力者、レッド公の亡き娘・ティマに瓜二つだった。そうとは知らないケンイチは、彼女を連れ脱出を図るが、ロボット弾圧の先鋒である過激派組織マルドゥク党の幹部ロックに狙われてしまう。ロックは養父であるレッド公が、ティマをジグラットの超人の椅子に座らせようとしている事が許せず、しつようにティマを破壊しようとする。

逃避行の中で下層労働者の青年アトラスに匿われたケンイチとティマは、そこで交流を重ね、ティマは急速に自我を成長させていく。その反面、人によって一方的に破壊されてしまうロボットたちの姿を目の当たりにしたティマは、そうしたメトロポリスのあり方に疑念を抱くようになる。地上ではレッド公によるオモテニウム発生装置を用いた実験がおこなわれ、ロボットの暴走事故が発生。これを受けてブーン大統領はレッド公を排除する決意を固め、アトラスたちに武器を支援することで暴動を扇動する。一連の事件の背後にロックの姿がある事を突き止めたヒゲオヤジとペロはその暴動に巻き込まれ、結果としてペロは破壊されてしまう。

暴動が失敗に終わった後、ケンイチとティマはヒゲオヤジと合流を果たすが、そこに現れたロックとレッド公によって二人はさらわれる。さらに独断専行の事実を知ったレッド公により、ロックはマルドゥク党から除名されてしまう。しかしロックはティマがケンイチに会いたがっている事を利用しておびき出し、自分は人間だと信じるティマに彼女がロボットに過ぎないという事実を突きつけ、分解しようと襲いかかる。その窮地をヒゲオヤジに救われたティマは、すべてを確かめケンイチを助けるためにジグラットに向かい、再びレッド公と対面する。

ジグラット最上階の超人の椅子までティマを導いたレッド公は、彼女が地上を支配する超人である事を語る。しかしその場に現れたロックの銃撃を受けたティマは、自分がロボットであることに気づいてしまう。損傷によって思考回路に異常を来したティマは超人の椅子に座ると、メトロポリスすべてのロボットを支配下におき、ロボットから人類への報復として人類の虐殺を宣言する。

ティマを説得しようと必死に追いすがるケンイチだが、オモテニウム発生装置の制御機関となったティマはもはやケンイチの言葉を聞くことはなかった。しかしロボットたちの暴動によって人々が次々と殺されていく中、レッド公をロボットに殺させまいとしたロックがオモテニウム発生装置を爆破した事で、ティマは装置から解放される。ジグラットから転落するティマをケンイチは助けようと手を掴むが、もはや自我を喪失した彼女は自分が誰かもわからぬ状態でありながら、ケンイチの名前を呼んで地上へと墜落する。

すべてが終わった後、崩壊したジグラットの跡地でティマを探すケンイチは、ティマの名前を呼ぶロボットたちから、ティマの記憶装置を託される。それに希望を見出したケンイチは、ヒゲオヤジに「もう少しこの街に残る」と伝え、ロボットたちとともにメトロポリスの再建に向かって歩き出す。そして廃墟の何処かでは、かつてティマが拾ったラジオが、瓦礫に埋もれながらかすかにティマの声を紡いでいたのだった。
登場人物
ティマ
井元由香ヒロイン。レッド公がロートン博士に造らせたロボットの少女。その名前と姿はレッド公の死んだ娘がモデルとなっている。レッド公が自身の権力を永遠のものにするために造らせたロボットであり、ジグラット最上部の「超人の間」に座ることでその力を発揮する。原作での両性具有の人造人間「ミッチイ」に相当するキャラクター。
ケンイチ
声:小林桂主人公。叔父のヒゲオヤジと共にメトロポリスに来た少年。ふとしたことからティマと行動を共にすることとなる。ティマを愛しており、彼女が幸せになれる術を探すも結局最後まで叶うことはなかった。
ロック
声:岡田浩暉レッド公の養子で政治結社マルドゥク党の若手実力者[注 1]。レッド公に心酔し、ロボットを憎んでいる。レッド公が執着するティマを破壊しようとする。
レッド公
声:石田太郎ジグラットを建設したメトロポリスの有力者。ジグラット内部の秘密兵器を使いメトロポリスの、そして世界の支配を画策する。マルドゥク党の設立者でもあり、現在も支援していることは公然の秘密となっている。戦争孤児だったロックを養子としているが愛情は持っておらず、彼から父と呼ばれることを嫌っている。
ヒゲオヤジ
声:富田耕生ロートン博士を追って日本から来た名探偵。ケンイチの叔父で、本名は「伴俊作」。
ペロ
声:若本規夫メトロポリス警察のロボット刑事。正式名称は「803-D,R-P,D.M.497-3-C」で、人間に対する逮捕権を持たない。「ペロ」の名はヒゲオヤジが付けた愛称。ロートン博士を追うヒゲオヤジ達と行動を共にする。革命の際、アトラスに解散を促すが破壊される。
ロートン博士
声:滝口順平人体実験や臓器密売の罪により国際手配されている科学者。メトロポリスの地下に潜伏し、レッド公の依頼でティマを造った。序盤で秘密研究所に乗り込んできたロックに撃たれて瀕死の重傷を負い、救助に来たヒゲオヤジに研究ノートを託して死亡。
ポンコッツ博士
声:青野武レッド公配下の科学者。オモテニウム発生装置を開発した。
ブーン大統領
声:池田勝メトロポリスの大統領。レッド公の影響力を疎ましく思い、市民を扇動してその失脚を企むが、スカンクに裏切られて粛清される。
ノタアリン
声:八代駿メトロポリス警視庁警視総監。捜査協力を求めに来たヒゲオヤジに対し、補佐役としてペロを付ける。その後、理由は不明だが更迭されている。
スカンク
声:古川登志夫軍を統括するメトロポリスの国務長官[注 2]でブーン大統領の腹心。


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