メデューサの頭_(医学)
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門脈圧亢進症によるメデューサの頭

メデューサの頭(メデューサのあたま、: Caput medusae)は、パームツリーサインとも呼ばれる腹部の血管徴候である[1][2]
概要

を中心とした腹部の皮静脈の拡張は、放射状である。ラテン語 caput medusae(「メデューサの頭」の意)は、毒蛇をもつ空想上の怪物「メドゥーサ(メデューサ)」に由来する。この症候は門脈圧亢進症による。臍帯静脈胎児期に母体から酸素を含んだ血液を送る血管であるが、出生後速やかに閉鎖する。 しかし、肝不全などによる門脈圧亢進症において、再開通し、目視できるようになる[3][4]
鑑別診断
下大静脈閉塞

遮断された
下大静脈をバイパスし、両下肢からの還流する血液の通路として、腹部側副血行路を生成する。

鑑別診断法

臍の下にある静脈の血流の方向を同定する。

表皮にみられる臍の下にある静脈を圧迫し、血液が

足へ向かって流れる→メデューサの頭(門脈圧亢進症)

頭へ向かって流れる→下大静脈閉塞


脚注^ “肝硬変による側副循環(臍傍静脈経路とメズサの頭)” (PDF). 人体のしくみと働き. 2016年5月28日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2017年1月11日閲覧。
^ “メズサの頭”. 看護用語辞典 ナースpedia. 株式会社クイック. 2017年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月11日閲覧。
^http://2.bp.blogspot.com/_ZLpgLTJORxI/TAyqfUsCFDI/AAAAAAAAAyY/zJ1rYz4JNjQ/s1600/img_6_1933_6.jpg
^ https://tsunepi.hatenablog.com/entry/2016/01/01/050000


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