メティ_(カナダ)
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メティスの旗

メティス(英語: Metis メイティ [me??ti?] maey-TEE フランス語: Metis メチス [metis])は、クリーオジブワアルゴンキン等の先住民と17世紀頃以降に北米大陸入植したヨーロッパ人の間の混血子孫による独自の文化体系と共同体を持った集団であり、居住地はカナダブリティッシュコロンビア州アルバータ州サスカチュワン州マニトバ州オンタリオ州ケベック州ノースウエスト準州アメリカ合衆国モンタナ州ノースダコタ州ミネソタ州北西部等に広く分布している。カナダの2021年国勢調査によればカナダ国内の居住人口は624,220人で、カナダにおいてはイヌイットファースト・ネーションと並んで、カナダ1982年憲法法第35項において先住民としての権利が確認されている3つの主要な先住民族グループの一つである。[1]1885年8月の「カナダ北西部の反乱」で白人政府に逮捕されたメティス指導者とインディアン酋長たち

メティスの歴史は17世紀中頃までさかのぼる。メティスフランス語あるいはミチフ語と呼ばれる混合言語を過去に使用しており、また現在でも一部で使用されている。現在では主に英語を話し、第二言語としてフランス語を使用している割合も高く、またその他多くの先住民言語も使用されている。

メティスという単語はフランス語に由来しており、スペイン語のメスティーソ(mestizo)と同語源である。どちらも「混血」という意味を含んでおり、さかのぼるとラテン語のmixtusという単語に起源を持つ。
メティスの著名人

ルイ・リエル - メティスのリーダー・政治家

カスバート・グラント - メティスのリーダー

ラナルド・マクドナルド - 日本に初めて来たカナダ人

日本語での表記「メティス」について

従来日本語では Metis を「メティス」(稀に「メティ」)と表記することが一般的に行われてきたが、現在カナダ及びアメリカ合衆国と呼ばれる土地で公用語として使用されている言語では、英語では「 Metis メイティ [me??ti?] maey-TEE 」、フランス語では「 Metis メチス [metis]」と発音されることから、日本語表記の際には英語及びフランス語双方において「 Metis 」が「メティス」や「メティ」と発音されることは決してないことに留意が必要である。[2]
外部リンク

カナダ先住民の軌跡と今=建国150周年を前に(時事通信社)
- ウェイバックマシン(2016年12月20日アーカイブ分)

脚注^ [1]
^ [2]

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