メットライフ生命保険
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メットライフ生命保険のデータ
英文社名MetLife Insurance K.K.
種類株式会社
略称メットライフ生命、メットライフ
本社所在地102-8525
東京都千代田区紀尾井町1番3号
東京ガーデンテラス紀尾井町紀尾井タワー
創業1954年(昭和29年)
設立2012年(平成24年)4月1日
代表者代表執行役 会長 社長 最高経営責任者 ディルク・オステイン
資本金・基金2,226億円(2017年3月末)
保険料等収入1兆8,825億円(2020年3月期)
総資産12兆983億円(2020年度3月期)
保有契約高33兆1,330億円(2020年3月期)
SM比率798.7%(2020年3月期)
従業員数8,804名(2017年3月末)
格付けAA- (S&P)(2012年5月)
主要株主メットライフ
関係する人物平野英治(元副会長)
中川博迪(元副社長)
外部リンクwww.metlife.co.jp
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メットライフ生命保険株式会社(メットライフせいめいほけん)は、日本生命保険会社で、アメリカ合衆国の生命保険会社であるメットライフ日本法人である。
概説

日本国内におけるアメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー(以下、アリコ)の営業は、長らくアリコが日本支社(通称・アリコジャパン)を設けて直接行っていた。2011年4月にアリコがメットライフ傘下になったことを受けて通称を「メットライフアリコ」に変更した。

2012年4月、新たに日本法人となるメットライフアリコ生命保険を設立し、従来のアリコ日本支社が締結した保険契約をすべて日本法人に移している。2014年7月に商号をメットライフ生命保険に、ブランド名を「メットライフ生命」にそれぞれ改めた。

外資系生命保険会社の第1号であり、日本で40年の歴史を有する。販売経路としては、約5,000名のコンサルタント社員、約10,500店の保険代理店、テレビや新聞広告等を媒介とする通信販売、102の銀行や信用金庫等を通じた金融機関による販売の4つにチャネルが分かれている。
沿革

1954年 - アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニーが日本支社を開設し、日本在住外国人向営業を開始。

1973年 - 日本支社が、日本人向営業を開始。

2010年

4月 - 新CIを導入。

11月 - 本社の買収手続完了に伴い、親会社がAIGからメットライフへ変更。


2011年4月 - ブランド名を「メットライフ アリコ」(MetLife Alico)に変更。ただし、社名(アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー)は維持されている。

2012年

4月 - 日本法人・メットライフアリコ生命保険株式会社の営業を開始[1]

6月 - アメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー日本支社が保有する全契約をメットライフアリコ生命保険株式会社へ移行。


2014年

2月 - 「メットライフ」をグローバル・ブランドとしてさらに展開していくことを目的に、7月1日付で、商号を「メットライフ生命保険株式会社」に、ブランド名を「メットライフ生命」に変更することを発表[2]

7月1日 - メットライフ生命保険株式会社に商号変更[3]


2016年10月21日 - ブランド戦略の刷新を発表(なお、アメリカ以外での新ブランド戦略の適用は日本が初めてとなる)。青と緑の扇形を組み合わせてメットライフの「M」を形成するシンボルと黒字の「MetLife」及び「メットライフ生命」を組み合わせた新ロゴに、タグラインを「いい明日へ、ともに進んでいく。」にそれぞれ改定。ロゴ改定に伴って全世界で使用してきたスヌーピーやピーナッツキャラクターの活用を段階的に控える(事実上終了)ことも発表された[4]

主力商品

ドルスマートS(外貨建て終身保険)

ライフインベスト(変額保険)

マイ フレキシィ(医療保険)

ガードエックス(がん保険)

不祥事

2005年10月後半、各生命保険会社から相次いで保険金および給付金の不当不払いが発表され、同年10月31日、同社においても32件(内保険金3件)、金額にして7764万円(内保険金7000万円)の不払いがあったことが発表される[5]


2007年に入ると、生命保険業界で不当不払い問題が新たに発覚し始めたため、同年2月1日金融庁が日本の全生命保険会社(38社)に対して、2001年?2005年の5年間における不払いの実態調査を命令。同社は同年4月13日に調査結果を発表した。これによると、合計で8,516件、金額にして7億3,400万円が新たに不当不払いに該当していたことが判明した。なお、この調査結果は調査期日に間に合わせた中途結果であるので、この数値は確定的なものではない[6]


2009年7月23日、同社は最大11万件の顧客情報が外部に流出した可能性がある事を発表した。顧客が所持しているクレジットカードの不正使用があったという報告があったため、クレジットカード会社が同年7月14日に同社に調査を申し出たところ、この問題が明らかになった。不正使用の照会は約1,000件を超え、1ヶ月で4,228件の不正利用が発覚[7][8][9][10][11]お詫びCMの放映に発展した。


2009年8月16日東京国税局から2008年度3月期までの3年間の間に3百数億円の申告漏れが指摘され、178億円の追徴課税が科せられることが分かった。アリコ側としては、異議申し立てを検討と報じられた[12]

広告・宣伝
テレビCM
大量出稿

損害保険業の保険料自由化などの規制緩和が起きた1998年以降、AIGグループのアメリカンホームダイレクトなどが実施し始めた30秒?60秒程度のインフォマーシャル形式のテレビラジオスポットCMの大量出稿を開始した。

2000年代以降は主婦層の主要視聴時間である9時00分 - 19時00分(いわゆるソープオペラの時間帯)の番組提供としてCMを集中的に放映していた。ターゲットマーケティング手法を用いて購買層を細分化した生命保険商品の開発と、ワイドショー報道番組風の構成で保険の特徴を宣伝する90秒CMによって認知度を上げ契約数を急増させた。売上高の最大2割程度を広告宣伝費に投じて、トヨタ自動車資生堂と肩を並べるCM出稿量を誇り、キャラクターの城ヶ崎祐子は一時CM露出時間日本一になった。

マーケットリサーチのため、多数のフリーダイヤル番号を並行使用している。CMキャラクターは四半期毎に見直され、獲得成績の低い者は次々入れ替えられる事と相俟って、企業イメージが一定しない嫌いがある。

同社の戦略に倣い、当初は自動車保険のCMだけを行っていたアメリカンホームダイレクトも第三分野保険のCMをアリコと並行してTVCM出稿をしていた。

2018年以降はテレビCMの放映は行われていない。
テレビ番組の提供

テレビ番組で60秒以上のCMを流すときには、提供クレジットで企業名が読まれるのが普通であるが、アリコジャパンの場合、2005年1月から2006年12月までは社名が読まれずに「ご覧のスポンサーの提供でお送りします(しました)」及び「ご覧のスポンサーが?」という省略形になっていた。例外として、テレビ朝日の『報道ステーション』では30秒の提供でも読まれていた(原則として30秒でも全社読み上げあり)。その後、2006年の年末期(主に11月・12月)には、一部放送局の番組を除いて社名が読まれることもあり、2007年1月からは、また社名が読まれるようになった。

とはいえ、90秒の場合に、キャッチコピー「ほっと安心な保険」と言うことはないが、朝日放送(現:朝日放送テレビ)の『新婚さんいらっしゃい!』の場合は30秒であるにもかかわらず、「いいないいなのアリコジャパン」と言ったことがある。


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