この項目では、イタリアのコムーネについて説明しています。漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物については「戦闘潮流#波紋の戦士」をご覧ください。
メッシーナ
Messina
行政
国 イタリア
州 シチリア
県/大都市 メッシーナ
CAP(郵便番号)98100
市外局番090
ISTATコード083048
識別コードF158
分離集落#分離集落参照
隣接コムーネ#隣接コムーネ参照
地震分類zona 1 (sismicita alta)
気候分類
メッシーナ(伊: Messina ( 音声ファイル))は、イタリア共和国のシチリア島北東部にある都市で、その周辺地域を含む人口約23万人の基礎自治体(コムーネ)。メッシーナ県の県都である。イタリア本土のカラブリア半島とを隔てるメッシーナ海峡に面した港湾都市で、シチリア州ではパレルモ、カターニアに次いで第3位のコムーネ人口を有する。都市圏にはおよそ50万人が暮らす。
古代ギリシャの植民都市にさかのぼるこの要衝の港町は、長く交易で栄えるとともに、古代には第一次ポエニ戦争の契機となり、中世には黒死病上陸地となるなど、多くの歴史的事件の舞台となった。近代ヨーロッパ最悪の犠牲者を出した地震・津波として記憶されているメッシーナ地震など、多くの自然災害や戦災に見舞われながら復興を遂げている。海峡南東に大都市レッジョ・ディ・カラブリアと向かい合い、経済的に密接なつながりがある。 標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。 メッシーナの市街は、メッシーナ海峡に面しており、対岸のヴィッラ・サン・ジョヴァンニとの間は約7kmである。レッジョ・ディ・カラブリアからは北西へ約12km、カターニアからは北東へ約87km、シラクサから北北東へ約127km、州都パレルモから東へ約192km、ナポリから南南東へ約316kmの距離にある[4]。 メッシーナの市域は広大な郊外部も含んでおり、面積は約211 km2に及ぶ。メッシーナ市街地は市域中部にある。シチリア島北東端のファロ岬(プンタ・デル・ファロ (Punta del Faro 隣接するコムーネは以下の通り。 紀元前8世紀、ギリシャ人植民者(エウボイア島のカルキス出身者とされる)によってこの都市は建設された。都市のもともとの名称はザンクレ(Zancle)で、自然港湾の形が大鎌(古代ギリシア語: ζ?γκλον)に似ているところから付けられた名である(伝説では、初代の王であったザンクロス (Zanclus 紀元前5世紀初頭、海峡対岸のレギウム(現在のレッジョ・ディ・カラブリア)の僭主アナクシラスはこの都市を支配し、名称をメッセネ(Messene)に改めた。これは、ギリシャ本土の都市メッセネ(古代ギリシア語: Μεσσ?νη、現在のメッシニア県メシニ
名称
シチリア語: Missina
ラテン語: Messana (メッサナ)
地理メッシーナ海峡
位置・広がり
隣接コムーネ
フィウメディニージ
イターラ
モンフォルテ・サン・ジョルジョ
ロメッタ
サポナーラ
スカレッタ・ザンクレーア
ヴィッラフランカ・ティッレーナ
歴史
古代
ギリシャの植民都市時代セクストゥス・ポンペイウスの硬貨。メッシーナ灯台とスキュラを描いている
市は紀元前397年、シケリア戦争中のメッセネの戦いでカルタゴによって略奪を受けたが、のちにシュラクサイ(現在のシラクサ)僭主ディオニュシオス1世によって奪回された。詳細は「メッセネの戦い (第一次ポエニ戦争)」を参照
紀元前288年、シュラクサイに雇われていた傭兵集団のマメルティニは、裏切りによってこの都市を占領、男性市民全員を殺害し、女性市民を自分たちの妻とした。マメルティニはこの都市を拠点として周辺の田園地帯を荒らしたため、拡大政策をとるシュラクサイとの対立を引き起こした。シュラクサイの僭主ヒエロン2世は、ミュラエ(現在のミラッツォ)近郊のロンガヌス川 (Longanus) でマメルティニを破り、メッセネを包囲した。