メダロットnavi
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この項目では、ゲーム版について説明しています。漫画版については「メダロット (漫画)」をご覧ください。
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メダロット・ナビジャンルシミュレーションRPG
対応機種ゲームボーイアドバンス[GBA]
Wii Uバーチャルコンソール[VC]
開発元ナツメ
発売元[GBA]イマジニア
[VC]ロケットカンパニー
プロデューサーナツメ:廣田公男
イマジニア:大須賀篤
ディレクターナツメ:要敏明
イマジニア:河村直哉
人数1人
2人(対戦・交換プレイ)
発売日[GBA]2001年9月7日
[Wii U・VC]2016年6月15日
対象年齢CERO:A(全年齢対象)
売上本数73,000本以上[1]
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『メダロット・ナビ』は、2001年9月7日に発売された販売・イマジニア、開発・ナツメによるゲームボーイアドバンスシミュレーションRPG
概要

従来の「メダロット」の世界をやや離れた作品。メダロットシリーズ本編でのバトルシステムが、単一地形かつコマンド選択式のアクティブバトル形式であったのに対し、本作は行動ポイント型のグリッド移動式ターン制シミュレーションと大きく異なっている作品の一つ。全般的なデザインをこれまでのほるまりんではなく藤岡建機が行っており、他のシリーズ作品とは毛色が異なる。BGMは従来どおり山下絹代

パーツにティンペットを収めるという設定もあり、シリーズのメダロットはほとんどが人型のシルエットを維持しているが、今作では人型を大きく逸脱したメダロットも多数登場する。また、戦闘シーンは『メダロットR』に続いて2D表示では初のパーツのアニメーションが実装されている。

クリア後にはファンサービスとしてイッキやりんたろうといった前シリーズのキャラクターやメダロットたちも登場し、仲間に加わる。なお、時系列の関係上キャラクター達は全員中学生になっている。

ゲームクリア後に手に入るパスワードを集めて専用ハガキでイマジニアに送ると、抽選5名に『ホビージャパン』2001年9月号 (No.387) に掲載されたグランビートルとソニックスタッグの完成品フィギュアがプレゼントされた。
システム
ロボトル
主なシステム
戦闘は9×9マスのグリッド上で5対5で戦う
SLG方式で、ターン制で進行する。そのため従来のシリーズと比べ戦闘時間が長くなったが、従来通り時間制限があり、一般的なSLGと比較すると時間は格段に短い。基本的には各チームのリーダーから行動できるが、脚部パーツの「推進」が高いものから行動するため、「飛行」タイプなど推進の極端に高いものはリーダーより先に行動できる。パーツの「充填」「放熱」の値はターン始めにチャージされる「AP」の消費量として表現される。メダロットの所持は5体まで可能だが、ロボトルには主人公の機体は1体のみの参加(2体目以降は予め設定した行動ローテーションに沿って行動)で、仲間のメダロットと共に戦うのが基本となる。仲間のパーツは変更できないが、主役級キャラクターの機体はストーリーの進行度に応じて段階的に強化できる。
AP
メダロットの行動に必要な数値。フィールド4隅にある「ジェネレーター」の上にメダロットを乗せることで、味方・敵のAPに補正を掛けることもできる。なお、全メダロットにZOC(ゾーンオブコントロール)の概念があり、相手のメダロットの隣を経由して移動しようとすると、移動のための必要APが増加する。このZOCは強化することができ、状況によっては通過すら不能にすることができる。
リーダーボーナス
本作では、戦闘に参加する仲間の数によってリーダーの防御力に補正がかかる。
メダフォース・メダチェンジ
いずれも本シリーズから継承されているが、メダチェンジが本シリーズでは変形に1ターンかけ、次ターンから変形後で行動できたのに対し、本作ではAPさえあれば1ターンで変形→行動が可能となる。
バグ
メダチェンジして「推進」の値が変わっても行動順は変わらない、メダフォースゲージが切れてもパワー変形が解けないなど多数のバグが存在する。
その他
陣取り合戦
クラスターは多数のブロックによって構成されている。最初はほぼ全てのブロックはスペロボ団に占領されているため、ロボトルで勝ってブロックをこちらの陣地とし、取り返されないように仲間を置いていく必要がある。
メダロット開発
一部のブロックではメダロットを開発することができる。一定数クラスメイトを配置し、他の場所でロボトルを繰り返すことで開発進行度が上昇し、100%になると完成する。開発中にブロックがスペロボ団に奪い返されると0%に戻る。そのブロックと相性のいい仲間を配置しておくと開発スピードが高まる。クリア後は不可。
あらすじ

中学1年生のカスミは、旧校舎にて宇宙メダロットを発見し、その功績から、その場に居合わせたロボトルランキング1位のメダロッター・シデンの計らいで、ロボトルリサーチ社の宇宙テーマパーク「クラスター」にクラスメートとともに招待される。しかし事故により、クラスターは宇宙で漂流を始めてしまう。カスミは友人らとともに、地球への帰還方法を探し始める。
登場キャラクター

各キャラクターは天候や自然現象に関連した名前を持つ。
主人公と仲間たち
アサノ カスミ
主人公。青空中学校1年2組在籍。性格はかなりのお人よしで、ミゾレやゴウセツ、シデン、ニワカなどに嫌がらせを受けても、反発こそすれ恨んだりせず、次第に打ち解けていく。一方で頑固なところがあり、自分の主張はしっかりしている。そして個性の強い他のクラスメイト達にも認められる立派なクラスのリーダーとなった。愛機は「
グランビートル」或いは「ソニックスタッグ」。シデンに与えられたRR社製の新製品に、旧校舎で手に入れたメダルを装着して起動させた機体である。また、後半には後継機の「カイゼルビートル」、あるいは「ルミナススタッグ」を入手する。クラスターに来る前は、ウィンドクラップ型の機体を使っていた。なお、苗字のアサノは漫画版によるものでゲーム中には公開されておらず、その後のメダロット弐CORE等の年表ではシノノメ カスミという記述もある。
コハルビ ヒヨリ
カスミの幼なじみであり、クラスメート。猫かぶりで、表向きはおしとやかだが、本当は行動力旺盛でとても気が強い性格で、カスミに対しては口やかましく、厳しい言葉を浴びせたり、暴力に訴える事もしばしば。ただし、カスミの「善良な気質を良いところ」と評するなど同時にカスミの最大の理解者で、カスミに嫌がらせを行ったニワカに対しては「倍返しの報復」を画策したり、シデンに連れられてカスミの居場所が分からなくなった際には強気に詰め寄ったりもしている。愛機は「ブレザーメイツ」→「ブレザーマルチ」。
ムラサメ シデン
カスミ達をクラスターに招待した少年。ロボトルランキングで常に1位をキープする強豪メダロッターで人気も非常に高い。しかし、実はランキングを主催するRR社を実質的に動かす立場にあり、ランキングを自身に都合よく改竄していた。RR社の命運を背負っているために、性格はクールで大人びており、矜持心も人一倍高い。だがそれゆえに屈折した彼のプライドは、カスミに対する嫉妬を導き、カスミをモニターテストと称して閉じ込めたり、幾度も勝負を仕掛けたりした。愛機の「アシュトン」はメダロット社からの独立を目指すRR社が、社の夢と誇りをかけて独自開発したメダロット。カスミの前に敗れるが、その度に「シルバリオン」、「ゴルドラン」とより改良された機体で挑む。
フブキ
クラスターで仲間になるメダロッター。クールでミステリアスな存在だがロボトルの腕は確かで、ミゾレとゴウセツをまとめるリーダーになる。男のように振舞っているが、実は少女で、その正体はRR社のスパイ。愛機は「トレミー」→「トレミック」。ミゾレとゴウセツをカスミと共に討ち破った際には彼らに乞われる形で「リーダー」となる。それ以降は両名からは熱烈に慕われる。
ミゾレ
常に軽い調子の狐目の少年。右手に持った扇子がトレードマーク。一人称は「あっし」で「でやんす」といった口調で話す。いつもゴウセツとつるんでおり、ロボトルの時も彼と一緒。愛機は「シックルカッター」→「サイズカッター」。
ゴウセツ
関西弁で話すミゾレの相方。がっしりとした体格で、制服ではなくジャージ姿。熱血漢だが、頭の回転が鈍いのがタマに瑕。愛機は「バグスティンク」→「バグシールド」。フブキ、ミゾレ、ゴウセツの3人は説明書では「ソーナンズ」という名称で呼ばれているが、ゲーム中でこの名称が使用されることはない。
ニワカ
カスミのクラスの学級委員長。仕切りたがりで嫌味な性格をしており、クラスメイト達からは嫌われている。ゴウセツとミゾレ曰くクラス選挙の時も不正の嵐だったとの事。クラスターの漂流が始まった時、クラスメイト達が自分の言う事を聞かないことに腹を立て、カスミに学級委員長の役目を押し付けて逃げ出してしまう。更にその後スペロボ団に幹部として仲間入りをしてしまうが、実際には利用されているだけだった。物語終盤で「navi」との会話も経て、精神的に大きな成長を遂げるが、それでも相変わらずクラス委員としてカスミを越える事には固執している。愛機は「ローズバッド」→「ローズブーケ」。
レイニー
シデンの妹。兄の事は家族として強く慕うのだが、仕事ばかりで全くかまってくれない兄に対して不満を持っている。クラスター漂流事件を機にそうした不満が爆発し、クラスターの破壊を望み、カイゼルビードル/ルミナススタッグ暴走時にはカードキーをカスミ達に渡しながらも悪態を付くなど、やけっぱちになっている様な言動が多い。


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