メダルゲーム
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大規模ゲームセンター内のメダルゲームコーナー

メダルゲームとは、アーケードゲームのうち、メダルを使用するゲームである。「コインゲーム」とも呼ばれる。
歴史

現在のような擬似カジノ的なスタイルは、シグマ社(後のKeyHolder、製品開発はアルゼに移籍)の創業者が外国製の本物のギャンブリングマシンを輸入し、ゲームに使用するメダルを金品との交換を一切行わない前提で営業したのが始まりである[1]

当時のアミューズメント施設は業種としては風営法の対象外であったが、金品を提供するといった賭博に類する行為は禁じられていたため、ギャンブリングマシンをメダルゲームとして設置するにあたり、法的に問題ない運用条件を確認した上で、厳しい規制を自主的に課すことにより許可を取り付けていた。
概要

メダルゲームをプレイするには、まずメダル貸出機やカウンターで代金を払ってメダルを借り受ける。1,000円で50枚 - 500枚と地域・店舗によって幅が広く、近年はマシンの大型化に伴い貸出枚数が多くなっている傾向にある。キッズメダルが設置されている大型スーパーなどに入るゲームセンターでは100円から遊べるところが多い。また、5,000円分や10,000円分など、まとめて借りると割安になるところがほとんどである。

なお「メダル」のことを「コイン」と呼ぶこともあるが、本来「コイン」は硬貨を指す言葉であり誤用である。

メダルゲームの種類には、競馬ゲーム、ビンゴゲーム、プッシャーゲームスロットポーカー花札麻雀パチンコパチスロの実機をゲームセンター用に転用したものなど多種多様である。また、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}最近[いつ?]ではインターネット回線を使い他の店舗と通信できたり、ICカードにデータを保存出来る機種もある。

ゲームに使用するメダルは、店が客に貸し出しているものであり、販売したものではない。店が客にメダルを店外に持ち出させることは風適法によって禁じられている(第二十三条第四項)。この意図は、店外に持ち出されたメダルが他所で金品に交換される事態を防止するためである。また、この条文に違反した場合の罰則は客には及ばないが、客が店の目を盗んでメダルを店外に持ち出した場合は窃盗の罪に問われる可能性がある。

メダルゲームは風俗第五号営業であるため、メダルゲームで使用するメダルをパチンコのように賞品と交換することはできない。2010年にはメダルをアダルトDVDに交換していたとして熊本県の業者が摘発された[2]。その日のうちに遊びきれないほどの枚数を獲得した場合などには店が預かるシステムを取るケースもあるが、その場合にも預かり証の類いは発行されない。預け入れることができる上限枚数や一日に払い出せる上限、預け入れのできる期間は店舗によって異なる。

また店舗によっては、複数の大きさが異なるメダルを用意し、機器に追加された投入口(あるいは、あらかじめ用意されている第二投入口)へ投入することにより、通常のメダルの10枚 - 500枚のメダルを一度に投入したことになる設備も整っている。これは、特に大量のメダルを賭して遊技するプレイヤーに対するサービスの一つとされている。

日本アミューズメント産業協会(JAIA)は、「健全化を阻害する機械基準」のガイドラインを定めており、メダルが使用不可であったり、メダルの払出機能がないなどの筐体の製造・発売を禁止している。またメダル貸出機を除き、キッズメダル機では紙幣及び500円硬貨での支払い、その他のメダルゲーム機は紙幣での支払いをそれぞれ禁止している[3]。JAIAは2019年1月9日にメダルの枚数を電子化することを可能にするなどの「健全化を阻害する機械基準」の改正を実施した。JAIAはメダルの電子化により、オペレーター(店舗運営者)の負担軽減や設備投資のコスト削減につながるとしている[4]

プレイしていた店舗が営業終了となる場合は、営業終了日当日までにメダルを使い切らなければならないが、店舗によっては預かったメダルを系列店へ引継可能な場合もある(この場合は、店舗の会員証や身分証明書が必要。ほとんどのケースは近隣に系列店舗がある場合に限られる)。データを保存していたICカードに関してもビデオゲームと異なり、基本的に系列店を含む他店舗では営業終了した店舗のデータでのプレイはできず、事実上のゲームオーバーとなるが、系列店で閉店した店舗のデータでプレイ可能な場合もある。プレイしていた店舗の運営会社が破産した場合は、ICカード対応・非対応タイトルを問わす、破産手続開始決定と同時にゲームオーバーとなる(この場合はプレイヤーが店舗に預けていたメダルの補償は一切されない)。
メダルゲームの種類
競馬ゲーム

歴史は古く、1970年代には既に存在している[1]。ヨーロッパでは紳士のゲームとして認識されている。ルールは1着と2着になる馬を当てること。メダルゲームの場合には、競走馬の能力や血統といったデータを元に馬の能力を測るといった推理小説のような理論までは持ち合わせていない[5]

筐体は大体どれも6人 - 16人プレイであるが、1画面だけでCGを利用した1人プレイ、2人プレイの機器も存在し、また1990年代には、60人以上ものプレイヤーが同時に参加できる機器も存在した。

筐体中央部にスペースがあり、そこで馬のフィギュアを使いレースを表現している。馬のフィギュアはセパレートトラックのように他のコースに入ることがないのが常識であったが、1988年にセガ(後のセガ・インタラクティブ)が発表した『ワールドダービー』は、馬のフィギュアが横にも移動できる、いわゆるフリートラックシステムを採用して関係者の度肝を抜いた。これ以降、フリートラックシステムが競馬ゲームにおける標準に近くなっていく。しかし、それ以降であっても2000年にセガから発売された『スターホース』のような、フィギュア・スペースがなく、全てCGでレースを行っているものもある。

『ワールドダービー』では、馬券ゲーム以外に、レース番号の下一桁が0番のレースにおいて、各プレイヤーサテライトにある持ち馬をメダルを払うことによって出走させ、1番枠に入ったライバル馬を制して1着になると、規定のメダルが配当される「スペシャルレース」が存在したが、「馬を育てレースに出走させることができる」という概念まで進めると、1999年コナミから発売された『GI LEADING SIRE』まで待たねばならない。なお当該機では、継続的なプレイのために磁気カードを利用した情報保存システムを採用していたが、現在稼働中の競馬ゲームはICカードの利用が主流になっている。
その他のレースゲーム

競馬以外にも、いわゆる「レースもの」にメダルを賭けるマシンがいくつか存在する。
ビンゴゲーム

ビンゴといえば、日本ではパーティーゲームの代名詞的存在であるが、ラスベガスなどごく一部のカジノではカジノゲームとして遊べるところもある。初期は5球程度の球を打ち入れて盤面に揃えていくスマートボールのような機械が一般的だったが、このジャンルでのエポックメイキングは、セガの『BINGO PARTY』である。巨大カプセルの中にすべての番号ボールを入れて抽選するという手法は、日本のパーティーゲームとして楽しまれているビンゴの仕組みそのものだった(『WORLD BINGO』もすべての球が抽選機構内に入っているが、ピックアップ即確定ではなかった)。

プレイ方法が基本的に単純であるため、メダルゲーム初心者には楽しめる機器が多い。反面、特に近年はハードベットを強いるフィーチャーを備える(ベット枚数が少ない場合にはジャックポット取得権利が無い、確率的に不利などが代表例)機種が多数作られている。
スロットスロットマシーンタイプのメダルゲーム機

メダルゲームを扱っている店舗で、このジャンルの筐体がない店はないといっていいほどポピュラーなジャンルである。

昔ながらのリールを使ってゲームを行うものもあるが、今では画面を通してゲームを行うビデオスロットが主流である。中には最低でもベット枚数の当選が確定しているフリーゲームや、連続当選で配当が倍以上になる機能などを搭載している機種もある。

ただし最近[いつ?]では、パチスロ機の演出の高度化やタイアップ機の増加に伴い、ゲームセンターでもパチスロ機をゲームセンター用に改造した機種(いわゆる七号転用機)の設置が増加しているため、それらに押される格好で純粋なゲームセンター用スロット機の設置が減少する傾向も見られる。
ポーカー

メダルゲームでのポーカーとは、いわゆる「ビデオポーカー」と呼ばれるもので、メダルを投入することによってベットを行い、ルールに従って役ができればその役に応じた配当分のメダルを払い出す機械が一般的である。ただしルールについては、使用するカードの種類、枚数、カードを交換するか否か、配当を行う最低の役などによって多岐にわたる。また、上位の役に限りMAXBETをするごとに配当が高くなる「プログレッシブ機能」を搭載しているものもある。この場合、同じ機種を何台もつなげて稼動しているところがほとんどである。

日本で稼働しているものは、ナチュラルディール(配列変更の乱数によって、現実のトランプデッキと同じような「配列の変更」を行い、その結果のままカードを抽出することを指す)を行わず、配られるカードに抽選による制御を行っているものも多い。
プッシャーゲームプッシャーゲームのひとつ『モノポリー・ザ・メダル』。

プッシャーゲームは、「メダル落とし」とも呼ばれる。段差のあるマシンフィールドに山のようなメダルが積まれており、指定された投入口からメダルを投入し、その投入したメダルで既にマシンフィールド上にあるメダルを押して、指定された範囲内にこぼれ落ちたメダルがプレイヤーの獲得メダルとなる機器のことを言う。スゴロクやルーレット、メダルを大量に積んだ模型の列車など、多くのメダルを溢れ出す仕掛けが用意されていることがある[6]。機器内に投入されたメダルを押すための段差を持たせた板「プッシャーテーブル」があることからこのように呼ばれる。また、メダルそのものを使うゲームのため、狭義ではこれのことを「メダルゲーム」という場合がある。

2000年以降は、液晶画面などの抽選により、スロットが回り数字が揃うとフィールド上に追加でメダルやボールが支払われ、ボールを落として物理抽選をクリア又は所定の絵柄を揃えると1度に1000枚以上のメダルがフィールド上に支払われるジャックポットチャンス抽選が行われるゲームが主流となってきた。コナミアミューズメントファンタジックフィーバーシリーズやスピンフィーバーシリーズを始め、役物を使った物理的なジャックポット抽選が2023年現在の主流である。
カジノタイプのゲーム

メダルゲームは、そもそも西洋のカジノを日本において擬似的に表現できないかという点から生み出されたものであるため、カジノゲームをマシン化したものは多かった。
博打をモチーフとしたもの

古来より博打としての一面もある麻雀花札をモチーフとしたものもある。ほとんどの機種がシングルプレイタイプでCPUと対戦し、あがった文数や翻数、点数によって配当が決まる。麻雀は他のアーケードゲームと同じように二人麻雀、花札にはいくつか遊び方があるがこいこいを採用しているものが多い。

またこのジャンルでは脱衣モノと組み合わされているケースが多い。数は少ないがメダルゲーム専用に開発されたものの中には、そのような要素を持たないものもある。
キッズメダル

タイミング良くボタンを押すだけなど、ルールが簡単で小さな子供にも遊べるタイプのゲームも多く存在する。これらの子供向けメダルゲームは一般的に「キッズメダル」と呼ばれており、筐体が安価で小さく、メダルの増減も少ない(一度にメダルを大量に使用・獲得しない)のが特徴である。特にモチーフが存在しない、独自のルールを採用したゲームが比較的多い。漫画などのキャラクターを用いたものも存在する。

店舗に設置する場合は、親子などで気軽に楽しめるように「キッズメダルコーナー」としての区画を作り、ほかのメダルゲームとは分けて配置するのが一般的である。
その他のメダルゲーム

海外カジノで行われているゲームをモチーフにしたものではなく、オリジナルのルールを用いて客にメダルをベットさせるゲームも多数出ている。
パチンコ・パチスロ機器を流用したゲームパチンコタイプのメダルゲーム機

中古のパチンコパチスロ台を改造して、メダルを投入することにより遊技球を打ち出してプレイするタイプの機器は古くから存在した。

現在では、様々なフィーチャーを「後乗せ」したタイプの機器が多数登場している。昔と異なり最新機種もこれら専用に出荷されていることもあるようだが、そもそもメダルゲーム用の機器でないものを用いているという点で「メダルゲーム機」と称するべきかどうかは議論の対象となりうる。カプセルが排出されるプライズマシンとしての需要もあるためだが、現在のJAMMA/AOUガイドラインではプライズマシンとしての営業は禁止である。

風俗営業法パチンコ店風俗第四号営業と定めているため「四号転用機」とも呼ばれるが、正式には「七号転用機」と呼ばれる。詳細は「七号転用機」を参照

ただし現時点の風俗営業法では、四号機(風営法ではパチンコ・パチスロ機を「四号機」と分類する)を、何の改造も行わないまま五号営業店(ゲームセンター)に流用することは違法となっている。このため現在五号営業で利用されている四号機については、確率が変わっていたり、アタッカーが変則的に開いたりなど、本来の四号機とは違う挙動を行うように改造されている機種がほとんどである。
メダルゲームの主なメーカーと一覧「メダルゲームのタイトル一覧」も参照
競馬ゲーム

※下表「種別」の見方は、CG=CG画面により、FT=フリートラックシステムにより、SP=セパレートコースにより、それぞれレースを表現することを意味する。また、「頭数」は、レースが何頭立てで行われるかを意味し、「固定」は表記した頭数で常にレースが行われ、「可変」は表記した頭数を最大として、それ以下の頭数でもレースが行われることを意味する。

セガ製造年機種名頭数種別備考
GRAND DERBY6頭固定CG最高倍率110倍、馬券は連複のみ、2着に入った馬のうち1頭がダークホース(ベット締め切り後に分かる)なら、配当が倍になる。
1984年SUPER DERBY6頭固定CG最高倍率500倍、障害レースが存在する。8サテ。
1985年SUPER DERBY II6頭固定CG最高倍率500倍、障害レースが存在する。


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