メタルギア
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、シリーズ第一作について説明しています。シリーズ全般については「メタルギアシリーズ」を、同名の兵器については「メタルギア (架空の兵器)」をご覧ください。

メタルギア
ジャンルアクションアドベンチャー
ステルスゲーム
対応機種MSX2対応機種一覧

ファミリーコンピュータ (FC)
コモドール64 (C64)
PC/AT互換機 (DOS)
iアプリ
EZアプリ
Vアプリ
Windows (Win)
Wii

開発元コナミ開発3課
発売元コナミ
デザイナー小島秀夫
プログラマー福井博幸
大塚友則
音楽水谷郁
たけのうちしげひろ
古川元亮
美術たばたまさみ
ふじもとあずさ
シリーズメタルギアシリーズ
人数1人
メディアロムカセット
発売日 198707131987年7月13日
1987091987年9月
発売日一覧

FC
198712221987年12月22日
1988061988年6月
1989031989年3月
C64,DOS
1990061990年6月
1990061990年6月
携帯アプリ
200408182004年8月18日
Win
200604202006年4月20日
Wii
200912082009年12月8日


対象年齢 CERO:A(全年齢対象)

その他型式: RC750

テンプレートを表示

『メタルギア』(METAL GEAR、略称: MG)は、1987年7月13日に日本のコナミから発売されたMSX2ステルスゲーム。同社の『メタルギアシリーズ』の第1作である。

本作はソリッド・スネークFOXHOUND隊員としての初陣となった事件「アウターヘブン蜂起」を描き(#ストーリー)、なるべく戦闘を回避しながら敵から隠れながら進む(#ゲームシステム)。

開発はコナミ開発3課が行い、ゲーム・デザインは本作で監督デビューした小島秀夫、音楽はディスクシステム用ソフト『グリーンベレー』(1987年)を手掛けた水谷郁やディスクシステム用ソフト『ファルシオン』(1987年)を手掛けた、たけのうちしげひろの他に、古川元亮が担当している(#開発)。

2004年に新アイテムや新モードが追加された携帯アプリ版がコナミネットDXで配信されている。2005年発売のPlayStation 2用ソフト『サブシスタンス』、2007年の『メタルギアソリッド3 20周年廉価版』の付録として、また2011年にPS3Xbox 360、2012年にPlayStation Vitaで発売された『HD エディション』に、MSX2版を元にした復刻版が収録されている。また、2004年発売のニンテンドーゲームキューブ用ソフト『ザ・ツインスネークス』の限定版(日本発売分のみ)にはファミコン移植版が添付されている。また、MSX版はi-revo(Windowsパソコン用)やWiiバーチャルコンソールで配信されている(#移植版)。

2008年、「ステルス要素を完全に取り入れた最初のビデオゲーム」として、ギネス世界記録「GAMER'S EDITION 2008」に認定された[1]
ゲームシステム

軍事要塞に潜入し、アイテムを収集しながら進み、破壊目標であるメタルギアを目指す。マップ移動は1画面ごとの切り替え式。アイテムや無線通信による仲間からの情報を活用しながらゲームを進める。ライフが無くなるとゲームオーバー。

主人公はアイテムをほとんど何も持たない状態でスタートし、アイテムや銃器などの武器も現地調達である。さらに、敵兵や監視カメラの視界に入ったり、発砲してその音を聞かれたりすると敵に発見され、その画面内にいる敵兵が襲い掛かかる上、場合によっては画面外から敵兵が次々と出現する。そのため、敵兵に見つからずに潜入し、戦闘を避けて進むことが重要な要素となる。

敵兵は銃器で倒す以外にも、死角から敵兵に接近して殴打でも倒すことができ、特に銃器とサイレンサーを入手するまでは、殴打が事実上唯一の敵兵を倒す手段になる。また、殴打で倒すと敵兵がレーションや銃弾などのアイテムを落とすことがある(MSX版のみ)。敵兵の視界範囲は、敵兵が向いている方向の真正面のみであり、移動アルゴリズムも画面ごとに一定。

本作のみのシステムとしてランクシステムが存在する。マップのどこかにいる捕虜と接触することにより階級が徐々に上昇していき、これに伴ってライフや所持銃弾の最大値が上昇していく。逆に捕虜を殺害すると低下する。最大レベルでないとジェニファーとの通信が行えず、ロケットランチャー、コンパスが入手できないほか、メタルギア破壊に必要な数の爆薬を持てないため、最大レベルがゲームクリアの必須条件となる。

MSX版の標準のセーブ機能は、カセットテープへのセーブのみである。『コナミの新10倍カートリッジ』を併用すれば、フロッピーディスクへのセーブ(どこでもセーブ機能)が可能になる。ファミコン版はパスワード方式。
設定
ストーリー
アウターヘブン蜂起
1995年。
南アフリカ奥地、ガルツバーグの北200キロ。1980年代後半に、英雄かつ狂人とうたわれた一人の傭兵によって武装要塞国家・OUTER HEAVEN(アウターヘブン)が作られた。彼は世界中の優秀な傭兵を集め、戦争を糧とし、兵士や軍備を世界の紛争地域へと「輸出」を開始する。危険すぎる戦闘国家の出現。大国はこの存在を否定できず、暗黙裡に認めてきた。ある時NATO(北大西洋条約機構)は、世界の軍事史を塗り変えてしまう程の恐るべき殺戮兵器がOUTER HEAVENで開発されているという情報を各諸国の協力を得て入手する。米軍上層部はこの謎の兵器の情報を収集すべく、ハイテク特殊部隊「FOXHOUND」の出動を要請。コードネーム:グレイ・フォックスをOUTER HEAVENへと潜入させて、その兵器の破壊・妨害活動を命じた。しかし数日後、彼は「メタルギア…」という不可解な無線連絡を残して消息を絶ってしまう。事態を重く見た米軍はFOXHOUNDに再び出動を命令、総司令官のBIGBOSSは新人隊員のソリッド・スネークを指名し彼にすべてを託した。そしてソリッド・スネークはBIGBOSSの指揮のもと無線機だけを片手にOUTER HEAVENに単独潜入する。「こちらBIGBOSS……。OPERATION INTRUDE N313。敵要塞、アウターヘブンに潜入。最終兵器メタルギアを破壊せよ。」耳元で司令官BIGBOSSの声が響くと同時に特殊部隊FOXHOUNDの威信をかけた最も危険な潜入ミッションが開始された。
キャラクター詳細は「メタルギアシリーズの登場人物」を参照
移植版

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式備考
1メタルギア
198712221987年12月22日
1988061988年6月
1989031989年3月
ファミリーコンピュータコナミ コナミ
Ultra Games
コナミ
1メガビット+64キロRAMロムカセット[2] KDS-ME
NES-ME-USA
NES-ME-EEC


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:52 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef