メジャーリーグ_(映画)
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メジャーリーグ
Major League
監督
デヴィッド・S・ウォード
脚本デヴィッド・S・ウォード
製作クリス・チェイサー
アービー・スミス
製作総指揮マーク・ローゼンバーグ
出演者トム・ベレンジャー
チャーリー・シーン
コービン・バーンセン
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影レイナルド・ヴィラロボス
編集デニス・M・ヒル
配給 パラマウント映画
日本ヘラルド映画
公開 1989年4月7日
1989年6月24日
上映時間107分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費11,000,000ドル
興行収入49,797,148ドル[1]
配給収入 日本10億円[2]
次作メジャーリーグ2
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『メジャーリーグ』(Major League)は、1989年アメリカデヴィッド・S・ウォードが脚本・監督したスポーツ映画

メジャーリーグベースボール(MLB)に実在する球団、クリーブランド・インディアンス(現:クリーブランド・ガーディアンズ)を舞台にした架空のレギュラーシーズンを描くコメディーである。

続編に『メジャーリーグ2』、『メジャーリーグ3』がある。
ストーリー

MLBに属するクリーブランド・インディアンスは34年間も優勝から遠ざかっている弱小球団。亡き夫の跡を継いだ新オーナーのレイチェルは1年の観客動員数が80万人を下回れば本拠地の移転が認められることを利用してマイアミ移転を目論む。

そのために集められた選手は、かつてはオールスターに選ばれたほどの名選手だったが膝を壊してメキシカンリーグに都落ちしていた捕手・ジェイク。球速は滅法速いがコントロールが恐ろしく悪い刑務所上がりのチンピラ投手・リッキー。野球よりもサイドビジネスに精を出すベテラン三塁手・ドーン。足の速さはチーム一だが打撃はさっぱりのお調子者の外野手・ウィリー。ストレートは難なくホームランにするが変化球では空振りばかりのブードゥー教信者・セラノなどメジャーとは名ばかりの奇妙な選手たちばかりだった。

その1人、ベテランキャッチャーのジェイクは、シーズン直前、恋人だったリンに偶然出会う。彼女は既に別の男性と婚約していたが、ジェイクは彼女をなかなか諦めきれないでいた。

一方チームはシーズンが始まっても低迷を続けていた。が、ある日、近視を克服したリッキーの活躍で快勝し、チームに勢いがつき始める。60勝61敗となった日、チームはレイチェルの企みを知る。これに発奮した彼らは怒濤の快進撃を見せ、ついに同率で強豪ニューヨーク・ヤンキースとのワンゲーム・プレーオフに臨む。
スタッフ

監督 -
デヴィッド・S・ウォード

脚本 - デヴィッド・S・ウォード

製作 - クリス・チェイサー、アービー・スミス

製作総指揮 - マーク・ローゼンバーグ、シドニー・ポラック

撮影 - レイナルド・ヴィラロボス

編集 - デニス・M・ヒル

音楽 - ジェームズ・ニュートン・ハワード

美術 - ジェフリー・ハワード

登場人物
インディアンスの選手、コーチ、監督
ジェイク・テイラー
演 -
トム・ベレンジャーメキシカンリーグからインディアンスに入団したベテラン選手。右投右打でポジションは捕手。背番号は7。以前はオールスターに選出されたりMVPに輝いたこともあったが、ひざの故障でここ数年は成績が低迷していた。また送球に難があったが、シーズンを消化するにつれて克服していく。また相手打者に対してトラッシュ・トークも見せるなど、キャッチャーとしてのクレバーさもうかがえる。ルーキーや若手の面倒見も良い、キャプテンシーを備えた扇の要。かつての恋人リンへの想いを忘れられずにいる。
リッキー・ボーン
演 - チャーリー・シーン恐喝や車の窃盗を犯して刑務所に服役していた元マイナーリーガー。春季キャンプに招待され、出所したのちインディアンスに入団。右投でポジションは投手。タトゥーに後頭部をシェブロンのように刈り上げた髪型でキャンプに登場する。速球は速いがコントロールが恐ろしく悪く、一試合の最多暴投を記録するなど苦しんでいた。しかし、ふとしたきっかけで実は近眼であることが判明。眼鏡をかけたことを機に見違えるピッチングを披露し、一躍リーグを代表するピッチャーになる。当初はユニフォームを勝手に改造したり、負けん気が強く、ドーンと殴り合いの大喧嘩を起こす等素行も悪かったが、経験を積むにつれて監督からの指示にも「チームのためなら」と素直に従う等人間としても大きな成長を見せる。登板時のテーマソングはパンクバンドXの「Wild Thing」で、そのままリッキーの愛称でもある。背番号は剛速球を意味する99(99 mph (159 km/h))。演者のチャーリー・シーンは高校時代野球をやっており、メジャーリーグからのスカウトも来るほどの実力だった。
ロジャー・ドーン
演 - コービン・バーンセンゴルフバッグを持ってキャンプに参加するなど、野球を金持ちの道楽のように考えているベテラン内野手。右投右打でポジションは三塁手。背番号は24。若い頃はジェイクも認めるほどの強打攻守の名サードで、現在も打撃は健在だが、守備ではかつて重傷を負ったこともあって簡単なゴロも正面で捕ろうとしないほど怠慢な態度が目立ち、ドノヴァンに「穴」とまで言われるほど頼りない。ジェイク曰く「ルーキーいじめが趣味」で、特にリッキーに対しては事あるごとにいびるなどバカにした言動が目立つ。既にFA権を取得して株式投資等の副業に精を出しており、将来設計を理由に危険なプレーを避けていたが、ジェイクからの指摘、発破とレイチェルの陰謀発覚をきっかけに奮起し、ノックを熱心に受けるなど真剣にプレーに打ち込むようになる。レギュラーシーズンの成績は打率.271、86打点。
ウィリー・メイズ・ヘイズ
演 - ウェズリー・スナイプスキャンプ初日にいきなり現れたお調子者。ウィリー・メイズのようにプレーし、ボブ・ヘイズのように足が速いと豪語するが、レイチェルの提示したリストに名前はなくインディアンスのキャンプに勝手に潜り込んだことが発覚。キャンプ初日の夜に宿舎からベッドごと運び出されてしまい、気がついたときは次の日の朝で練習が始まっていた。しかし、ダッシュの練習中にパジャマ姿のまま乱入、俊足を見せつけ入団が決定する。正式に選手として練習に参加するも、今度は打撃がさっぱりだったが、ルーからのアドバイスで持ち前の俊足を活かしたバッティングを身に着け、チームに欠かせない切り込み隊長に成長していく。また随所でお調子者ぶりを発揮し、ルーやジェイクから諌められることもしばしば。右投右打でポジションは中堅手。背番号は00。フォルクス・ワーゲンの前半分をロールス・ロイスに改造した自家用車を持つ(サードパーティから改造キットが市販されていた)。レギュラーシーズンの打率は.291。盗塁を決めるたびに手袋を替え、使っていた手袋を自室の壁に釘で打ち付けて盗塁数を数えていた。
ペドロ・セラノ
演 - デニス・ヘイスバート信仰の自由を求めてキューバから亡命した巨体の主砲。典型的な“香車”の“扇風機”で直球なら場外ホームランを連発するが、変化球はからっきし打てず、それ故にどこのチームも獲得してくれなかった過去がある。右投右打でポジションは右翼手。背番号は13。熱心なブードゥー教信者で、ジョブーという名の偶像に祈りをささげ、ロッカーは供え物の葉巻やらラム酒やらでごったがえしている。敬虔なキリスト教徒のハリスとは当初仲が悪かったが、後に和解。彼曰く、「イエス・キリストは好きだが、カーブが打てない」らしい。苦手な変化球への対応は神頼みで、普段は筋トレをしたり、バットやスキンヘッドの手入れをしている。
エディー・ハリス
演 - チェルシー・ロス右投でポジションは投手。背番号は10。経験豊富なベテランだが球威のなさを自覚しており、身体の至る所に食用油脂やローションなどを塗っている。それを見て驚いたリッキーに「どれも指先に塗るだけでカーブの落ちが7センチ違う」(不正投球であるが、作品内で実際に行われたかは不明)と豪語するも、「お前にはいらないさ、歳食えばわかるよ」などと本音も漏らしていた。熱心なキリスト教徒のため、よくセラノと対立している。また、セラノのお供えのラム酒を勝手に飲み「祟り無し」と言ったがグラウンドに出た直後に打撃練習中の選手がスイングしてすっぽ抜けたバットが飛んできて痛い目を見てしまった。後に、セラノとは和解し、ブルペンにジョブーの偶像を飾って練習した。
ルー・ブラウン
演 - ジェームズ・ギャモンインディアンスの監督。


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