メグ・キャボット
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メグ・キャボット
Meg Cabot
ペンネームメギン・キャボット (Meggin Cabot)
パトリシア・キャボット (Patricia Cabot)
ジェニー・キャロル (Jenny Carroll)
誕生メギン・パトリシア・キャボット
(Meggin Patricia Cabot)
(1967-02-01) 1967年2月1日(57歳)
インディアナ州ブルーミントン
職業作家
言語英語
国籍 アメリカ合衆国
ジャンルチック・リット[注 1]、ミステリ、ロマンス
代表作『プリンセス・ダイアリー
メディエータ
公式サイト ⇒megcabot.com
ウィキポータル 文学
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メグ・キャボット(Meg Cabot、本名:メギン・パトリシア・キャボット〈Meggin Patricia Cabot〉、1967年2月1日 - )は、アメリカ合衆国小説家ロマンス小説パラノーマル小説を、ティーン向けとアダルト向けとでペンネームを使い分けていたが、近年は専ら本名のメグ・キャボット名義のみで活動している。代表作は『プリンセス・ダイアリー』シリーズで、これはウォルト・ディズニー・ピクチャーズによって同名で(邦題は『プリティ・プリンセス』)映画化もされた。ニューヨーク公共図書館ティーン作品賞など、多くの賞を受賞している[1][2]。子供向け、ヤングアダルト向け、大人向け、全ての年代を合わせると、世界中で2500万部が発行されている。
経歴

インディアナ州ブルーミントンに生まれる[3][4]インディアナ大学卒業後、イラストレーターを志して1991年ニューヨークへ移住[3][4]。しかし、程なくして仕事を辞めると、ニューヨーク大学の新入生寮の管理人補佐の仕事を始める[3][4]

1993年4月1日、金融ライターで詩人のベンジャミン・D・イグナッツと結婚。エイプリルフールを選んだのは夫で、こんな日に結婚するのは自分たちみたいな愚か者だけだと考えたことによる。式は駆け落ち同然にイタリアで挙げた。著書の"Every Boy's Got One" は、やんわりとだが彼女のこの時の経験に基づいている。ヘンリエッタ(片目が見えない)とジェムという2匹の猫を飼っており、ブログに度々登場する。

インディアナ、カリフォルニア、ニューヨーク、フランスに暮らしたことがあり、現在はニューヨーク、フロリダ州キーウェスト、ブルーミントンを転々としている[5]
作品リスト
ヤングアダルト向け作品
プリンセス・ダイアリー シリーズ詳細は「プリンセス・ダイアリー」を参照

40か国以上で出版されており[6]、キャボットの作品の中でもっとも有名な作品。シリーズ第1作は2000年10月に上梓され、シリーズ全体で『ニューヨーク・タイムズ』の子供向けシリーズのベストセラー・リストに38週ランクインした。

2001年2004年ウォルト・ディズニー・ピクチャーズで『プリティ・プリンセス』と『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』として、アン・ハサウェイジュリー・アンドリュース主演で映画化された[注 2]

#邦題原題刊行年月
刊行年月
訳者出版社
1プリンセス・ダイアリーThe Princess Diaries, Volume I2000年10月2002年2月金原瑞人
代田亜香子河出書房新社
2プリンセス・ダイアリー ラブレター騒動篇The Princess Diaries, Volume II: Princess in the Spotlight2001年6月2002年7月
3プリンセス・ダイアリー 恋するプリンセス篇The Princess Diaries, Volume III: Princess in Love2002年3月2003年1月
4プリンセス・ダイアリー ときめき初デート篇The Princess Diaries, Volume IV: Princess in Waiting2003年4月2004年10月代田亜香子
4
1/2プリンセス・ダイアリー どきどきキャンプ篇The Princess Diaries, Volume IV and 1/2: Project Princess2003年8月2004年12月
5プリンセス・ダイアリー ピンクのドレス篇The Princess Diaries, Volume V: Princess in Pink2004年3月2005年6月
6プリンセス・ダイアリー 悩める見習いプリンセス篇The Princess Diaries, Volume VI: Princess in Training2005年3月2006年5月
6
1/2プリンセス・ダイアリー クリスマスプレゼント篇The Princess Diaries, Volume VI and 1/2: The Princess Present2004年10月2007年10月
7プリンセス・ダイアリー パーティ・プリンセス篇The Princess Diaries, Volume VII: Party Princess2006年3月2008年3月
7
1/2プリンセス・ダイアリー スイート・シックスティーン篇The Princess Diaries, Volume VII and 1/2: Sweet Sixteen Princess2006年5月2008年8月
7
3/4The Princess Diaries, Volume VII and 3/4: Valentine Princess2006年12月
8プリンセス・ダイアリー がけっぷちのプリンセス篇The Princess Diaries, Volume VIII: Princess on the Brink2007年1月2009年5月代田亜香子河出書房新社
9プリンセス・ダイアリー 崖の下のプリンセス篇The Princess Diaries, Volume IX: Princess Mia2008年1月2010年1月
10プリンセス・ダイアリー 永遠のプリンセス篇The Princess Diaries, Volume X: Forever Princess2009年1月2010年7月

シリーズ本編は以上10巻だが、チェルシー・マクラーレンのイラストで、シリーズのキャラクターを登場させながら、プリンセスの心得やエチケットについて書かれた"Princess Lessons" (2003年3月)、世界のプリンセスについて書かれた"Perfect Princess" (2004年3月)、"Holiday Princess" (2005年11月)などの関連本も出版された。

2009年1月6日、最終巻のキャンペーンに合わせて、主人公ミア・サモポリス名義のロマンス小説"Ransom My Heart"が刊行された。

2014年5月、キャボットはブログでシリーズの新作が2つあることを発表した。1冊は"Royal Wedding" 、もう1冊は長らく消息不明だったミアの姉妹オリヴィア・グレースの視点で描かれるスピンオフの"From The Notebooks of a Middle School Princess" であり、2015年夏に刊行予定とのこと。
メディエータ シリーズ詳細は「メディエータ」を参照

シリーズの主人公は16歳の女子高生、スザンナ・サイモン(愛称:スーズ)。スーズは“メディエータ”として、心残りがあり死後も現世を彷徨っている幽霊たちを手助けする。スーズは幽霊に触るだけでなく話すこともでき、必要とあらば殴ったり蹴ったりもする。シリーズは、スーズの母がアンディ・アッカーマンと再婚し、新しく家族となった3人の義兄たちとカリフォルニア州カーメルの古めかしい住宅へ引っ越してきたところから始まる。スーズの寝室は、150年前に死んだイケメンの幽霊ジェシー・ド・シルヴァが出る部屋で、引っ越し前にニューヨークで占い師から、自分には霊能力があり永遠の恋に落ちると予言されたことを思い出す。かくして、スーズはジェシーに恋をするが、果たしてジェシーの思いやいかに?という内容である。

#邦題原題刊行年月
刊行年月
訳者出版社備考
1メディエーター 霊能者の祈りShadowland2000年10月2003年7月布施由紀子集英社ジェニー・キャロル名義
メディエータ zero episode 1 天使は血を流さない2007年8月代田亜香子理論社
霊能者は女子高生!2012年10月ヴィレッジブックス理論社版の改題・再編集
2メディエーター 呪われた転校生Ninth Key2001年2月2004年8月布施由紀子集英社ジェニー・キャロル名義
メディエータ zero episode 2 吸血鬼の息子2007年10月代田亜香子理論社


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