メキシコ軍
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メキシコ軍
Fuerzas Armadas de Mexico
紋章
派生組織 メキシコ陸軍
メキシコ空軍
メキシコ海軍
指揮官
最高司令官アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領
国防大臣ルイス・クレセンシオ・サンドヴァル(スペイン語版)(国防大臣)
ホセ・ラファエル・オヘダ・デュラン(スペイン語版)(海軍大臣)
総人員
兵役適齢16[1]
徴兵制度陸軍18歳、12ヶ月[1]
現総人員336,050(2014年)[2]
財政
予算1226億5800万メキシコ・ペソ(2015年)[3]
軍費/GDP0.676%(2015年)[4]
産業
年間輸入

アメリカ合衆国

ドイツ

イスラエル
他多数
年間輸出

トルコ

関連項目
歴史リスト

en:Military history of Mexico
メキシコ独立戦争
ヤキ戦争
テキサス独立戦争
菓子戦争
米墨戦争
レフォルマ戦争
フランス干渉戦争
メキシコ革命
クリステーロス戦争
第二次世界大戦
冷戦
サパティスタの反乱
メキシコ麻薬戦争

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メキシコ軍(メキシコぐん、スペイン語: Fuerzas Armadas de Mexico)は、メキシコ軍隊
概要

メキシコは、陸海空三軍[5]を統括する国軍最高司令官(元帥)に大統領が位置づけられ、その下に陸軍と空軍を国防省(スペイン語版)(Secretaria de la Defensa Nacional: SEDENA)[6][7]が、海軍を海軍省(スペイン語版)(Secretaria de Marina: SEMAR)が所管し[8]、それぞれ大臣が置かれている。また、メキシコにおいては国防大臣および海軍大臣には、現役軍人が就任する(軍部大臣現役武官制)。

陸軍と空軍の任務は他国に対する防衛(DN-I:Plan de Defensa Nacional I)、国内の治安維持(DN-II:Plan de Defensa Nacional II)、災害派遣(DN-III-E:Plan de Defensa Nacional III)に大別される。これに、海軍の捜索救難活動を加えたものが主たる任務とされている。実際に行われた任務として、災害時の救助活動、人道支援活動、麻薬の取り締まりサパティスタ民族解放軍への対応等があげられる。
陸軍メキシコ陸軍空挺部隊「メキシコ陸軍」も参照

メキシコ陸軍は、2015年9月の2016年度予算では192,483人[9]。予備役 76,500名を有しており、司令部と警備部隊、独立部隊に編成されている。警備部隊は、12個軍管区の下で45個軍区に割り振られている。
編成

メキシコ陸軍は、2008年には基幹部隊の機動運用が行われる部隊として9個歩兵旅団により3個軍団が編成され、警備部隊としては各軍区に1個歩兵大隊300人を配備、これに加えて騎兵連隊もしくは砲兵連隊が特定軍区に配備されていた[10]。2010年代始めには、4個機甲旅団、3個機械化旅団、3個独立歩兵旅団、1個軽歩兵旅団、1個空挺旅団、3個軍警察旅団、1個工兵旅団、大統領警備隊(英語版)が編成される見込みであったが[11]、ミリタリーバランスによれば2015年の段階で1個機甲旅団、1個機械化旅団、2個独立歩兵旅団、1個空挺旅団、3個軍警察旅団と、旅団規模の大統領警備隊に留まっている。

さらに2個旅団を有する特殊作戦群、および1個旅団を有する水陸両用特殊作戦群を保有している。
装備

小銃は、7.62x51mm NATO弾を使用するH&K G3から、5.56x45mm NATO弾を使用するFX-05シウコアトルによる更新が進んでいる。FX-05はドイツ製のH&K G36の違法コピーである疑いが取り沙汰されたが、結局、起訴や賠償に至ることはなかった。このほか、特殊部隊ではM4カービンも使用されている。

機関銃としてはミニミ軽機関銃H&K HK21をライセンス生産したMG21、M134ブローニングM2重機関銃等が使用されている。

拳銃H&K P7ベレッタM92FN Five-seveN等が使用されている。

対戦車火力としては対戦車ミサイルミランが、対戦車ロケットとしてはB-300、RPG-7V2、ライセンス生産されているRPG-29V[12]等が採用されている。対戦車砲はM40 106mm無反動砲が用いられている。

迫撃砲120mm迫撃砲 RTからM29 81mm 迫撃砲M1 81mm 迫撃砲ブラント60mmLRガンモーター、国産のMorteo60mm迫撃砲まで様々な口径のものを採用している。榴弾砲は、105mm砲としてM101オート・メラーラMod56、ノリンコ M90等が採用されている。

戦車は保有していないが、装甲偵察車としてERC 90装甲車装甲兵員輸送車としてVCR装甲兵員輸送車(英語版)[13]AMX-VCI、DINA(英語版)による国産のDN-V トロ、プラサン サンドキャットとそれを国産化したDN-XI[14][15][16]、セデナ=ヘンシェル HWK-11(英語版)、対戦車車両としてミランを搭載したVBL装甲車、自走砲としてDN-VにM8 75mm自走榴弾砲砲塔を搭載したDN-V ブファロー(英語版)自走榴弾砲、81mm迫撃砲を搭載したDN-V PM(Porta Mortero)、自走ロケット砲としてFIROS-6 51mm多連装ロケット砲(英語版)[17]を車載したもの等が配備されている。

ソフトスキン車両としては、ハンヴィーなどをはじめとする汎用車両、トラック等が配備されている。
空軍飛行中のC-130MK1ハーキュリーズ「en:Mexican Air Force」も参照

メキシコ空軍(スペイン語: Fuerza Aerea Mexicana, FAM)は、人員は11,770名、航空機合計は390機で、そのうち作戦機 107機、武装ヘリコプター 71機である。空軍種独自の士官学校はあるものの、メキシコ陸軍とともにメキシコ国防省に属し、行政上は陸軍の一部門とされている。

メキシコが重大な経空脅威に直面してはいないことから、その防空力は限定的なものであり、主力戦闘機F-5E/F タイガーII(計10機)である。その一方、密輸機を取り締まる必要から空中早期警戒機を保有しており、ブラジル製のエンブラエル E-99を1機(また、海洋哨戒型を2機)運用している。

メキシコ空軍の役割においては、重点は治安作戦の支援におかれており、ピラタス PC-7(60機)はCOIN機として運用される。また、前述のP-99のほか、偵察型のPC-7やビーチクラフト キングエアなど、相当数の監視機が配備されており、国境線において密輸監視にあたっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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