メカゴジラ_(昭和ゴジラシリーズ)
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}メカゴジラ > メカゴジラ (昭和ゴジラシリーズ)

メカゴジラ
ゴジラシリーズのキャラクター
初登場『ゴジラ対メカゴジラ
最後の登場『メカゴジラの逆襲
作者井口昭彦(デザイン)
演森一成
テンプレートを表示

メカゴジラ (MechaGodzilla) は、映画「ゴジラシリーズ」に登場する架空のロボット。本項目では、このうち昭和ゴジラシリーズの『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年)に登場するメカゴジラとにせゴジラ、および『メカゴジラの逆襲』(1975年)に登場するメカゴジラ2を扱う。

後発作品でのメカゴジラは人類が建造した対ゴジラ兵器として登場するものがほとんどだが、昭和シリーズでは宇宙人の侵略兵器であることが特徴である[2]
概要

諸元メカゴジラ
MECHA GODZILLA
[出典 1]
別名

ロボット怪獣[出典 2]

サイボーグ怪獣[出典 3]

[注釈 1]

全高50 m[出典 4]
重量4万 t[出典 4]
飛行速度マッハ5[出典 5]
出身地

ブラックホール第三惑星[7]

沖縄・玉泉洞地下の秘密基地(1)[出典 6][注釈 2]

(沖縄県玉泉洞のブラックホール第三惑星人秘密基地[53]

伊豆・天城山地下の秘密基地(2)[出典 7][注釈 3]

(真船邸地下[60]

出現地

沖縄・玉泉洞地下の秘密基地(1)[出典 8][注釈 4]

伊豆・天城山地下の秘密基地(2)[出典 9]

ブラックホール第3惑星人の操る地球征服計画の切り札であり、地球の鋼鉄の10倍もの強度を持つ虹色に輝く磁石に吸い寄せられる性質を持つ宇宙金属スペースチタニウムを原料[注釈 5]、地球最強の生物ゴジラをモデルとして徹底的に分析・研究して開発した機械怪獣である[出典 10]

スーツアクターは森一成[出典 11]

武器設定やネーミングは、宣伝部からの依頼のもと、「メカ好き」という川北が行ったものである[出典 12]。光線はを連想させるカラフルな描写となっているが、これも川北によるものであり、特撮テレビドラマ『ウルトラマンA』(円谷プロダクションTBS)で試したものを映画で生かしたという[69][70]

爆破技術で知られる中野により、「全身が武器」との売り文句のメカゴジラの攻撃描写には派手な火薬効果が持ち込まれ[出典 13]、『ゴジラ対メカゴジラ』では東京にあるコンビナートの爆発シーン、『メカゴジラの逆襲』では横須賀市の破壊シーン(市街地セットの床を落とす)など、過激な爆破が幾度か登場する。特に『逆襲』では、特効担当が火薬の量を増やしたため、ミニチュアの土台が揺れている[74][75]。また、後年に述懐した中野によれば、爆破にはガソリンを用いていたが、成分の違いからか後年のものだと当時の色にはならず、CGでも作れないと思われている[76]

中野は、正義のヒーローとなったゴジラに対し、メカゴジラには悪の権化としてのゴジラへの原点回帰の思いをぶつけたと述べている[77]。書籍『ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』では、メカゴジラの冷たさや恐ろしさなどは、ゴジラが20年の間に失った本来の属性であったと評している[78]

『ゴジラ対メカゴジラ』のメカゴジラ

岩石に収納されたかたちで富士山の火口から飛来し、爆炎の中からゴジラに偽装したにせゴジラの姿で出現する。出現地点は北海道根室岬→東北地方→富士山→御殿場→東京→沖縄[20]

正体を現した後は足底からのジェット噴射・ジェットファイヤー[出典 14]で自在に飛行し、沖縄の玉泉洞深くのコントロールセンターから音声でのコマンド入力による遠隔操作を受け[79][27]、司令官の口頭の指示に従う。当初はヘッドコントローラーが弱く、ゴジラとの初戦で故障して退却するが、宮島博士の手で改修されてからは安定した性能を発揮するようになる。体内には全自動のミサイル工場を擁しており、無尽蔵の弾頭供給を経ての発射が可能である[出典 15]。飛行形態では、尾ビレを垂直尾翼に見立てており[81][14]、前方に首を向けて八の字に腕を開く[14]

沖縄の決戦では圧倒的火力と飛行能力によってゴジラの放射能火炎を避け、バリヤーによって放射能火炎も接近も無効化してゴジラとキングシーサーを苦しめるが、雷で帯電して身体を電磁石化したゴジラに動きを封じられたうえ、そこへ突進してきたキングシーサーに頭突きで体内の回路をショートさせられた結果、ほぼ機能停止に陥る。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:409 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef