メカゴジラの逆襲
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メカゴジラの逆襲


Terror of Mechagodzilla[出典 1]

REVENGE OF MECHAGODZILLA[出典 2]

監督

本多猪四郎(本編)

中野昭慶(特撮)

脚本高山由紀子
製作田中友幸
出演者

佐々木勝彦

藍とも子

大門正明

内田勝正

麻里とも恵

六本木真

伊吹徹

中丸忠雄

睦五郎

平田昭彦

音楽伊福部昭
撮影富岡素敬
編集黒岩義民
製作会社東宝映像[出典 3]
配給東宝[出典 3]
公開 1975年3月15日[出典 4]
上映時間83分[出典 5][注釈 1]
製作国 日本
言語日本語
前作ゴジラ対メカゴジラ
次作ゴジラ
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『メカゴジラの逆襲』(メカゴジラのぎゃくしゅう)は、1975年昭和50年)3月15日に公開された日本映画[18]、「ゴジラシリーズ」第15作[出典 6]。製作は東宝映像[5]。カラー、シネマスコープ[出典 7]。観客動員数は97万人[出典 8]。略称は『メカ逆襲[38]』『メカ逆[39]』。
概要

前作『ゴジラ対メカゴジラ』で初登場して人気となったメカゴジラをメインタイトルに据え、再登場させた作品[出典 9]。前作では敵怪獣はメカゴジラのみで、さらにゴジラにはアンギラスキングシーサーという味方怪獣もいたが、本作品では強化改造されたメカゴジラ2と新怪獣チタノザウルスの2体にゴジラが孤軍奮闘する図式で描かれる[41]

ゴジラシリーズで、タイトルにゴジラ以外のキャラクターだけがフィーチャーされた唯一の作品である[出典 10][注釈 2]。公開当時のポスターなどでは、最新作メカゴジラ・シリーズ第2弾と銘打たれている[出典 11]。前作と併せてメカゴジラ関連の玩具やキャラクター商品も多数販売され、当時のメカゴジラの人気がうかがえる事例となっている。

当時、シリーズは作品が制作されるごとに子供向けのヒーロー路線をたどっていったが、特に本作品の「チタノザウルスに踏み潰されそうになる子供が、ゴジラに助けを求める」というシーンがそれを如実に表している[22]。その要因として、監督の本多猪四郎は子供ファンから「悪者にされてゴジラがかわいそうだ」や「ヒーローのゴジラを観たい」との多数の意見があったことを、本作品の劇場パンフレットで挙げている[44]

前述の通りメカゴジラ2自体は人気を集めたものの[注釈 3]、その人気は観客動員に結び付かず、ゴジラシリーズ観客動員数のワースト記録である97万人を記録したため、東宝は莫大な製作費を必要とするゴジラシリーズを一時休止させることを決定し、本作品を最後に1954年公開の第1作『ゴジラ』から足かけ21年間続いた「昭和ゴジラシリーズ」は制作を一旦終了する[出典 12][注釈 4]。また、リバイバルの改訂版を除いて『東宝チャンピオンまつり』の最終作となった[50][30]。その後、映画『ゴジラの復活』が企画されるが難航し[51][27]、紆余曲折を経て1984年に公開される『ゴジラ』まで、9年間の休止となった[出典 13]

アメリカでは、1978年にUPAの手で89分のテレビ映画として配給された[52]。英語の吹き替えは東宝によるもので、香港にて録音された[52]。桂の乳房(本物ではない。詳細は#サイボーグ少女・桂を参照。)が写るシーンがカットされた[52][53]ほか、過去作品の映像で構成されたダイジェストが追加された[出典 14]。その後[注釈 5]、ボブ・コーン・エンタープライズ (Bob Conn Enterprises) によって劇場公開されたが、子供向けにしようと考えた同社がPG指定を懸念し、拳銃が写るシーンもすべてカットされ、79分に編集されている[54][52]。劇場公開は巡業形式で行われ、各地の映画館で数日間のみ上映が行われた[53]。テレビ放映時のタイトルは『TERROR of MECHAGODZILLA』、劇場公開時は『TERROR of GODZILLA』[4][注釈 6]。1984年以降はテレビ放送の際にも劇場公開版が用いられ[52]、その後にリリースされたVHSにも劇場公開版が収録されていた[52][53]

昭和シリーズでは最後であるが、時代設定では1968年の『怪獣総進撃』が近未来を舞台にしていることから、本作品から後の時代と解釈している書籍も存在する[55]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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