メイドストーン
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「メイドストーン」はこの項目へ転送されています。潜水母艦については「メイドストーン (潜水母艦)」をご覧ください。

メードストン.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

英語: Maidstone



町内を流れるメドウェイ川
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}メードストンケントにおけるメードストンの位置
人口109,490人 (2021年)[1]
ロンドン51km
非都市ディストリクト

メードストン市

シャイア・カウンティ

ケント

リージョン

サウス・イースト

構成国 イングランド
イギリス
郵便地域.mw-parser-output span.allcaps{text-transform:uppercase}MAIDSTONE
郵便番号ME14–ME16
市外局番01622

警察ケント
消防ケント
救急医療サウス・イースト・コースト

欧州議会サウス・イースト・イングランド
英国議会

メードストン・アンド・ザ・ウィールド/
フェイバーシャム・アンド・ミッド・ケント


場所一覧
イギリスイングランドケント.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯51度16分18秒 東経0度31分46秒 / 北緯51.2717度 東経0.5294度 / 51.2717; 0.5294座標: 北緯51度16分18秒 東経0度31分46秒 / 北緯51.2717度 東経0.5294度 / 51.2717; 0.5294

メードストン(: Maidstone)は、イギリスケントの州庁所在地。ロンドンの南東51kmに位置する。

市街をメドウェイ川が流れ、ロチェスターテムズ川河口部に至る。歴史的にこの川が、町の貿易の大部分を支えてきた。ケントは「イングランドの庭園」の渾名を持つ穀倉地帯である。石器時代以降の村落跡がある。

メードストンの経済は長年、重工業から軽工業、あるいはサービス業へシフトしてきた。
地名の由来

975年ごろのサクソン人の勅許状にみえる、「乙女の石」もしくは「人々の石」の意とされる de maeides stana と maegdan stane が町名の最古の例証である。後者の意味については、古代の人々が集会を開いたであろう近くの巨石との関連性が指摘されている。ドゥームズデイ・ブックには medestan/meddestane と記載され、現在の表記は1610年に初出する[2]。また、石とは洗濯物を河岸から離れた清らかな水でゆすぐために、川に置かれた飛び石との説もある[要出典]。
歴史リーズ城[3]。市街の4マイル南に位置する

この地域からは新石器時代の遺物が見つかっている。ローマ人は市街を貫く道路やヴィラの跡を遺した。ノルマン人は民会を設置し、宗教団体はボクスリーに修道院を建てたほか、病院や聖職者の養成所を置いた。中世、今日のペネンデン・ヒース地区は刑場であった。大司教邸 メードストン博物館

メードストンを町とする勅許は1549年にまず裁可されたがすぐに破棄され、1551年に自治都市とする勅許が新たに裁可された。勅許はジェームズ1世治下の1619年に承認され、金獅子一頭と川の描写を含む紋章(波打つ薄紫の中帯が一条、三つの赤い小円にはさまれ、上部には赤字に右前脚を上げて左に歩き、こちらをうかがう一頭の金獅子)もこのときデザインされた。近年はこれら紋章に白馬の頭(ケントのモットー Invicta を表す)と金獅子、それにイグアノドンが一頭ずつ加えられる。このイグアノドンは19世紀、そのような恐竜の化石が発掘された地元の発見に由来し、それは現在ロンドン自然史博物館に所蔵されている。

第二次イングランド内戦イングランド内戦)時は1648年に戦闘が発生し、議会派の勝利に帰した(メードストンの戦い(英語版))。チャールズ1世に対する死刑判決は1649年当時のメードストン市長で高等法院の書記でもあったアンドリュー・ブラトンの所業で、メードストン・タウン・センターにあるアンドリューを記念したプレートには「市長にして大逆者」と記銘されている。

メードストンには1604年に拘置所が設置された。市街の北に位置する現在の刑務所は、1819年に完成したものである。1797年には兵営も築かれた。現在のインヴィクタ兵営にはグルカ兵からなる二戦隊を含む、王立工兵隊の第36工兵連隊が駐屯する。

経済史の観点からすれば、メードストンは川のほとりのみならず周縁の地方でも発展した。製紙、採石、醸造、織物業がいまでも盛んである。製紙工のジェームズ・ホワットマンとその息子は1740年、ボクスリーのターキー・ミルで漉き紙(ホワットマン紙)を発明し、印刷の歴史に大きな進歩をもたらした[4]
近代史

現在のメードストン町は、かつての村や開拓地を数多く含んでいる。

1910年から1913年にかけて、市街の北にポルトランド石で州の議事堂が建てられた。1983年にはマーシャム街に150年以上開業していたウェスト・ケント総合病院に代わり、郊外にメードストン総合病院が開業。現在のメードストン総合病院は、1990年代中ごろに閉鎖された旧オークウッド病院(もとケント州精神病院)の北に位置する。

いまは町民の多くが町内の小売・行政・サービス業に従事する。各所の多くの工業団地が雇用を生み出している。ロンドンなどほかの町に通勤する人もいる。
行政ケント州議会議事堂
国会議員

1997年から、町はメードストン・アンド・ザ・ウィールド選挙区とフェイバーシャム・アンド・ミッド・ケント選挙区に分かれている。メードストン・アンド・ザ・ウィールド選挙区選出の庶民院議員は保守党のヘレン・グラントである。かつてはアン・ワイドカム、サー・ジョン・ウェルズ、サー・アルフレッド・ボソム、ベンジャミン・ディズレーリといった議員を輩出した[5]。フェイバーシャム・アンド・ミッド・ケント選挙区は2001年から保守党のヒュー・ロバートソンが守っている。
地方行政

ケント州議会は社会事業、教育、インフラの敷設および保守、消防、水道に責任を負う。議員は9つの選挙区から4年ごとに改選される。うち4選挙区は郊外の村々からなる。

選出年氏名[6]選挙区
2009ダン・デイリーメードストン中央
2009マルコム・ロバートソンメードストン中央
2009イアン・チッテンデンメードストン北東
2009アラン・チェルメードストン南
2009ゲイリー・クックメードストン南東
2009ジェニー・ホワイトルメードストン東部地方
2009ポール・カーターメードストン北部地方
2009エリック・ホットソンメードストン西部地方
2009ポーリナ・ストッケルメードストン南部地方

町は北西部を除く郊外の農村部とメードストン市をなし、アーリントン (Allington) 、ブリッジ (Bridge) 、ダウンズウッド・アンド・オタム (Downswood and Otham) 、イースト (East) 、ファント (Fant) 、ヒース (Heath) 、ハイ・ストリート (High Street) 、パーク・ウッド (Park Wood) 、シェップウェイ・ノース (Shepway North) 、シェップウェイ・サウス (Shepway South) 、サウス (South) 、ノース (North) の12区に分かれている[7]。これら12区が、市議会の55議席のうち30を占める。2011年の市議会議員選では保守党が30議席、自由民主党が20議席、無所属が4議席を獲得した。

メードストン市議会はレクリエーション、ゴミ収集、大部分の計画の議決、公営住宅といった地域事業の運営に責任を負う[8]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:54 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef