ムーンライト_(映画)
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ムーンライト
Moonlight

監督バリー・ジェンキンス
脚本バリー・ジェンキンス
原案タレル・アルヴィン・マクレイニー(英語版)
原作タレル・アルヴィン・マクレイニー
"In Moonlight Black Boys Look Blue[1]
製作

アデル・ロマンスキー

デデ・ガードナー

ジェレミー・クライナー

製作総指揮

ブラッド・ピット[2]

サラ・エスバーグ

タレル・アルヴィン・マクレイニー

出演者

トレヴァンテ・ローズ

アンドレ・ホランド

ジャネール・モネイ

アシュトン・サンダース

ジャレル・ジェローム(英語版)

ナオミ・ハリス

マハーシャラ・アリ

音楽ニコラス・ブリテル
撮影ジェームズ・ラクストン
編集

ナット・サンダース(英語版)

ジョイ・マクミロン(英語版)

製作会社

A24

プランBエンターテインメント

Pastel Productions

配給 アメリカ合衆国:A24
日本ファントム・フィルム
公開

2016年9月2日 (2016-09-02) (テルライド映画祭)

2016年10月21日 (2016-10-21) ( アメリカ合衆国)

2017年3月31日 (2017-03-31) ( 日本[3])





上映時間111分[4]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費150万ドル[5][6]
興行収入2,510万ドル[7]
3億5000万円[8]
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画像外部リンク
en:Moonlight (2016 film).png
? 劇場公開時のポスター

『ムーンライト』(: Moonlight)は、2016年に公開されたアメリカ合衆国のドラマ映画。タレル・アルヴィン・マクレイニー(英語版)による "In Moonlight Black Boys Look Blue" を原案としており、監督はバリー・ジェンキンスが務め、脚本はマクレイニーとジェンキンスの共作で執筆された。出演者は、トレヴァンテ・ローズアンドレ・ホランドジャネール・モネイアシュトン・サンダースナオミ・ハリスマハーシャラ・アリほか。

作品は2015年からフロリダ州マイアミで撮影され、2016年9月2日テルライド映画祭でワールド・プレミアを迎えた。A24配給の元、同年10月21日にアメリカ合衆国で公開され、世界で2,300万ドルの興行収入を得ている。日本公開は2017年3月31日(配給はファントム・フィルム)。

第74回ゴールデングローブ賞では映画部門 作品賞 (ドラマ部門)を獲得したほか、5部門にノミネートされた。同年の第89回アカデミー賞では8部門でノミネートを受け、作品賞助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚色賞を受賞している。
あらすじ
1. リトル

シャロン(演:アレックス・ヒバート)は、「リトル」という渾名を付けられた、恥ずかしがり屋で引っ込み思案の男の子である。彼はいじめっ子たちから隠れているところを、キューバ人クラック・コカイン売人であるフアン(演:マハーシャラ・アリ)に見つけられ、フアンはシャロンを、自分とガールフレンドのテレサ(演:ジャネール・モネイ)が暮らす家へ連れて行く。夕食と一夜の宿を許された後、シャロンは心を開くようになる。翌朝フアンは、感情的で虐待する母ポーラ(演:ナオミ・ハリス)の元へシャロンを送り返す。

シャロンには、クラスメートのケヴィン(演:ジェイデン・パイナー)しか友人がいない。シャロンはフアンと多くの時間を共に過ごすようになり、彼から泳ぎと、人生は自分で切り開かなくてはならないのだということを教えられる。ある夜フアンは、自分の顧客のひとりが、ポーラと車中でクラック・コカインを吸っていることに気付く。翌朝シャロンは、テレサとフアンに、母に対する憎悪があることを認める。母に薬物を売っていたフアンと揉めたシャロンはその場を立ち去り、フアンは恥ずかしさからうなだれる。シャロンはクラックブームのせいでいじめられていた。
2. シャロン

ティーンエイジャーとなったシャロン(演:アシュトン・サンダース)は、ケヴィン(演:ジャレル・ジェローム(英語版))と仲良くしているものの、テレル(演:パトリック・デシル)のグループにいじめられる毎日を送っている。母ポーラはその後薬物依存に陥り、ヤク代に困って売春婦として働いている。フアンは亡くなったものの、テレサはシャロンに食事の世話などの交流を続けている。ポーラはテレサがシャロンへ渡した金すら自分に寄越すよう迫る始末だった。

ある夜シャロンは、ケヴィンが裏庭で女性と性行為をしている夢を見る。別の夜、ケヴィンはシャロンを訪ねて、彼の家近くにあるビーチを訪れる。ブラント (en) でマリファナを吸いつつ、ふたりは人生の野望を語り合う。麻薬で酔った後、ふたりはキスを交わし、ケヴィンはシャロンに手淫を行う。

翌朝、テレルはケヴィンにいじめの儀式に参加してシャロンを殴るよう命令し、ケヴィンはいやいやこれに従う。シャロンは崩れ落ちるのを拒み、ケヴィンは彼を何回も殴りつけることになる。シャロンが立ち上がれなくなったところで、テレルや取り巻きが彼を囲み踏みつけ、蹴り始めるが、警備員が現れて彼らは逃げ出す。ソーシャル・ワーカーと面談したシャロンは、暴行された相手の素性を話すよう求められるが、シャロンは名前を告げても何の解決にもならないと考える。翌日登校したシャロンは、教室で無防備なテレルの背中を椅子で殴りつける。シャロンは逮捕されるが、パトカーに乗せられる時、彼はそばに立っているケヴィンを睨み付ける。
3. ブラック

大人になったシャロン(演:トレヴァンテ・ローズ)は、アトランタで薬物の売人として暮らしており、「ブラック」との通り名で知られている。少年院を出て薬物の売人を始めてから引っ越したシャロンは、かつてのフアンと同様の人生を送っている。シャロンの元には、ポーラから頻繁に家に帰るよう求める電話がかかってくる。ある夜、彼はケヴィン(演:アンドレ・ホランド)から電話を受け、自分が食堂で働いているマイアミを訪ねてほしいこと、そしてティーンエイジャーの時の行動を謝罪したいことを伝えられる。


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