この項目では、テレビドラマのムーンスパイラルについて説明しています。米川英之のシングルのムーンスパイラルについては「ムーンスパイラル (曲)」をご覧ください。
ムーンスパイラル
ジャンルSF
脚本岡田一八
酒井三保子
右田昌万
監督円谷昌弘
夢野ケン
高野敏幸
出演者宮坂ひろし
山田まりや
天本英世
大滝明利
小柳恵美
須賀由美子
萬野展
オープニング清水一登、れいち「ムーンスパイラル・オープニングテーマ」
エンディング米川英之「ムーンスパイラル」
製作
プロデューサー円谷昌弘(円谷プロ)
塩谷憲昭(日本テレビ)
前田伸一郎(日本テレビ)
近貞博(バップ)
製作円谷プロダクション
放送
放送国・地域 日本
放送期間1996年5月7日 - 5月21日
放送時間1:45 - 2:15
放送分30分
回数3
特記事項:
未放送エピソードあり
テンプレートを表示
『ムーンスパイラル』は、1996年5月7日から5月21日にかけて日本テレビ系で放送された円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ。深夜番組枠『NEO HYPER KIDS
』内で放送された。1999年、ノストラダムスの詩集『諸世紀』に記された四行詩の滅びの予言を実現するべく暗躍する謎の組織「ムーンスパイラル」と戦う捜査官・八股傑作とその娘・ちひろの活躍を描く[1]。山田まりやの女優デビュー作[2][3][4]。
当時話題になっていたノストラダムスの予言をストーリーの中心に据え、ヒーローが登場しない深夜枠のSFドラマとして制作された[1]。放送時のキャッチコピーは「1990年代のウルトラQ」だが、レギュラーの悪役が登場するなど『ウルトラQ』のイメージとかけ離れた設定も目立つ。本作品は『Xファイル』や『NIGHT HEAD』などからなる当時のSFミステリードラマブームに対するの円谷プロダクションからの回答であったとしている[4]。
本作品は『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』(1994年、日本テレビ)で脚本を務めた右田昌万が、同作で繋がりのできた日本テレビのプロデューサーに対して企画を提案することを円谷昌弘に進言したことがきっかけで製作された[5]。日本テレビのスタッフも当時自分たちのやりたいことをできずにいたためこの企画に飛びついてきたというが、本作品のみでは枠を確保できないため『NEO HYPER KIDS』枠での放送となった[5]。
ビデオ発売と同時期に第2シーズンの放送も予定されていたが[6]、実現しなかった[3]。企画書では登場人物の背景や未登場キャラクターが設定されており[6]、「宇宙船 YEAR BOOK 1997」に掲載されている[3]。
本作品がきっかけで円谷プロダクションとバップの親好が深まり、オリジナルビデオ『平成ウルトラセブン』シリーズの製作へと繋がった[5]。