ムーンクレスタ
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ムーンクレスタジャンル固定画面シューティング
対応機種アーケード (AC)対応機種一覧

コモドール64 (C64)
ZX Spectrum (ZX)
Amstrad CPC (CPC)
BBC Micro (BBC)
Dragon 32/64 (DRA)
X68000 (X68)
Windows (Win)
Javaアプリ
iアプリ
PlayStation (PS)
EZアプリ
PlayStation 2 (PS2)
PlayStation 3 (PS3)
PlayStation Portable (PSP)
Wii
Android
PlayStation 4 (PS4)
Nintendo Switch (NS)

開発元ジョルダン[1]
日本物産
発売元日本物産
デザイナー藤原茂樹
プログラマー藤原茂樹
シリーズムーンシリーズ
人数1 - 2人(交互プレイ)
メディア業務用基板
(24.03キロバイト
稼働時期 1980071980年7月
発売日一覧

C64,ZX
1985年
CPC,BBC,DRA
1986年
X68
199211201992年11月20日
Win
200103092001年3月9日
Javaアプリ
200108152001年8月15日
iアプリ
2001112001年11月
PS
200206202002年6月20日
EZアプリ
200403162004年3月16日
Win(廉価版)
200404092004年4月9日
PS2
200507212005年7月21日
PS3,PSP
200711142007年11月14日
Wii
201003092010年3月9日
Android
INT 201201222012年1月22日
201201242012年1月24日
PS4
201408262014年8月26日
201505292015年5月29日
201509292015年9月29日
NS
201901312019年1月31日


対象年齢CERO:A(全年齢対象)
デバイス2方向レバー
1ボタン
CPUZ80 (@ 3.072 MHz)
サウンドディスクリート
ディスプレイラスタースキャン
縦モニター
256×224ピクセル
60.61Hz
パレット98色
テンプレートを表示

『ムーンクレスタ』 (MOON CRESTA) は、1980年日本物産から稼働されたアーケード固定画面シューティングゲーム

タイトーの『スペースインベーダー』(1978年)の流れを汲んだ縦画面縦方向のシューティングゲームであり、自機を操作して敵を射撃する以外に合体システムを導入している事が特徴。開発はジョルダンおよび日本物産が行い、ゲーム・デザインおよびプログラムは藤原茂樹が担当している。

1985年から1986年にかけて欧州にて各種ホビーパソコンに移植された他、1992年には『ビデオゲームアンソロジー Vol.1 ムーンクレスタ&テラクレスタ』のタイトルでX68000に移植、2001年にはWindows2002年にはPlayStation2005年には『オレたちゲーセン族シリーズ』としてPlayStation 2に移植された。その他、オムニバスソフトとして発売されたスーパーファミコンおよびPlayStation用ソフト『ニチブツアーケードクラシックス』(1995年)に収録された。2001年には携帯電話ゲームとして配信された他、2010年にはWii用ソフトとしてバーチャルコンソールアーケードにて、2014年にはPlayStation 4用ソフトとしてアーケードアーカイブスにて、2019年にはNintendo Switch用ソフトとしてアーケードアーカイブスにてそれぞれ配信された。

後に続編となるアーケードゲーム『ムーンクエーサー』(1980年)が稼働された。また後年になって本作の合体システムを継承した『テラクレスタ』(1985年)が同社より稼働された。
概要

空前のヒット作となったタイトーの『スペースインベーダー』(1978年)の流行を受け、アーケードゲーム各社が「ポストインベーダー」を狙ってさまざまなシューティングゲームを発売していたころ登場したナムコの『ギャラクシアン』(1979年)をアレンジした作品の1つ。アーケードゲーム基板もギャラクシアンの流用であり、星空は全く同じである[2]。『クレイジー・クライマー』(1980年)と共に日本物産を代表した二大ゲームである。

画面構成は縦画面縦方向となっており、形状の違う3つのカラフルな宇宙船を駆使して固有の名前がついた宇宙生物を倒しながら、宇宙船同士のドッキングでパワーアップもできるなど、当時としては画期的な要素が数々取り入れられていた。テーブル筐体の定価は58万円[3]

現在はハムスターが権利を受け継いでいる[4]
ゲーム内容
システム

左右2方向レバーと1ボタンで自機(1号機、2号機、3号機の3機)を操作する。1号機は機体が最も小さくて敵をよけやすいが、弾は中心から1発しか撃てない。2号機は1号機よりやや幅広く、左右の突起からそれぞれ同時に2発の弾を出せる。3号機も左右から弾を出すが、それぞれ自機の中心よりかなり離れた位置から発射されるため敵に狙いがつけ辛く撃ち漏らしやすい上、機体が他の2機に比べかなり大きいため小回りが利かず標的になりやすい。ゲーム開始時は画面下から3機合体状態で現れた後、1号機だけが切り離されて敵に向かう。

エクステンドは3万点で1、2、3号機がまとめて増加。開始時の残機が全滅すると、エクステンド分の3機で次の周回の冒頭から再スタートとなる。

電源投入直後のハイスコアは5,000点で、「日本物産株式会社」がエントリーしている。プレイヤーの上位5人までアルファベットでネーム入れができる。なお新日本企画(後のSNK)やアメリカのセガ・グレムリンへのライセンス生産品も、エントリーされていなければそれぞれのメーカー名で表示され、特に新日本企画版はインストラクションカードの下部に「シンニホンキカク」とカナ書きされている。

なお、クロック数を変化させ、動きを高速化したバージョンも出回っていた(メーカー純正か無許可改造かは不明)。
ドッキング

自機が複数残っていれば、1周につきドッキングステージのチャンスが2度訪れる。スーパーフライまたはメテオの面が終わった直後で、自機が画面中央付近に上昇してドッキングの準備が始まる。自機はある程度の慣性を働かせながら下降し始めるため、レバーの左右移動とボタンの逆噴射を操作して画面下中央の2号機または3号機を目指し、中心軸がうまく合えばドッキング成功となる。

成功すれば、合体した状態で次の面に進めるが、失敗(衝突)すると操作中の自機のみ失われる。制限時間の30.0秒以内にドッキングできなかった場合は残機数に変化はなく、それまでと同じフォーメーションのまま次の戦闘が始まる。ドッキングは3機まで可能で、単発だった個々の機体が順に弾を発射することで連射を使えるようになるためパワーアップ効果は高いが、敵のスピードが速くなってしまう。3機合体は周の2度目のドッキングしか行えない。このドッキングで失敗(衝突)すると1・2号機を同時に失い、3号機だけとなる。

ドッキングするとボーナス点が与えられ、持ち時間の残り(小数点以下を切り捨て)に一定の点数を掛け合わせた分が得点となる。1号機と2号機の合体なら×100点。2号機と3号機(1号機を失った状態)または1号機と3号機(2号機を失った状態)の合体は×200点。1・2号機と3号機の合体は×300点となる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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