この項目では、北欧神話の巨人について説明しています。土星の衛星については「ムンディルファリ (衛星)」をご覧ください。
ムンディルファリ(ムンディルフェーリ[1]とも。古ノルド語: Mundilfari。あるいは Mundilfari、「定まった時間の中を動く者」の意[2])はヨートゥン(北欧神話の巨人族)のひとり。『スノッリのエッダ』の「ギュルヴィたぶらかし」では、太陽の女神ソールと月の神マーニの父にあたる[3]。自身の子供たちがあまりに美しいため、娘にソール(太陽)、息子にマーニ(月)という名をつけたことから、神々の怒りを買った。
土星の第25衛星ムンディルファリの名祖(なおや)である。
脚注[脚注の使い方]^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』などにみられる表記。
^ フォルケ・ストレム『古代北欧の宗教と神話』、105頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』232頁。
関連項目
グラウル - ムンディルファリの妻
ソール - ムンディルファリの娘
マーニ - ムンディルファリの息子
参考文献
V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。
フォルケ・ストレム『古代北欧の宗教と神話』菅原邦城訳、人文書院、1982年。
表
話
男神
ウル
オーズ
オーディン
クヴァシル
ダグ
テュール
デリング
トール
エーギル
ニョルズ
ヴァーリ
バルドル
ヴィーザル
ヴィリとヴェー
ヒューキ
フォルセティ
ブラギ
フレイ(イングナ・フレイ|ユングヴィ)
ヘイムダル
ヘズ
ヘーニル
ヘルモーズ
マグニとモージ
マーニ
ミーミル
メイリ
ロキ
ローズル
女神
イズン
イルムル(英語版)