ムハンマド・ヤクーブ
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ムッラー
ムハンマド・ヤクーブ
???? ?????


アフガニスタン国防大臣代行
現職
就任
2021年9月7日
代理官ムハンマド・ファズィル(英語版)
アブドゥル・カユム・ザキール(英語版)
最高指導者ハイバトゥラー・アクンザダ
前任者アブドゥル・カユム・ザキール
ターリバーン副指導者
現職
就任
2016年
前任者ハイバトゥラー・アクンザダ
ターリバーン軍事委員長
現職
就任
2020年
前任者イブラヒム・サドル(英語版)

個人情報
生誕1990年(33 - 34歳)
ムハンマド・オマル
兵役経験
所属国 アフガニスタン
最終階級将官
指揮ターリバーン軍事委員会
戦闘アフガニスタン紛争

2021年ターリバーン攻勢

パンジシール紛争カーブル陥落 (2021年)

ムッラー・ムハンマド・ヤクーブ・アフンド(パシュトー語: ??? ???? ????? ????? ムッラー・ムハンマド・ヤクーブ、Mullah Mohammad Yaqoob、 1990年 - )は、アフガニスタンの軍人・政治家。ターリバーンの副指導者にして、アフガニスタンの国防相。

日本では「ヤクーブ師」と報じられる事が多い[1][2][3][4]
来歴

1990年、ムハンマド・オマルの息子として誕生する[5]

2015年より前のヤクーブのターリバーンにおける地位は不明である[6]

2015年、ヤクーブの父親でターリバーン最高指導者でもあったオマル師の病死が公表され、ターリバーン指導部が2年もの間隠蔽していたことが発覚。隠居していたオマル師に代わってターリバーンを取り仕切っていたマンスール師が最高指導者に就任したが、後継者決定に関する議論に参加できなかった司令官の不満や、指導部に対する不信、オマル暗殺説の存在で内紛が発生した。ヤクーブはいち早く父オマル師が暗殺されたとする見方を否定した[7]。この内紛中、ヤクーブは後にラスール派としてターリバーン分派となる上級司令官Abdul Manan Niaziとダドゥラから後継者として支持されていた[8]

2016年、ヤクーブはアフガニスタンの34州のうち15州における軍事委員会の長に任命された[9]。同年マンスール師が米軍によって殺害され、副指導者アクンザダ師が後継に選ばれたためヤクーブが副指導者に任命された。

2020年、2014年からターリバーン全体における軍事委員会の長だったイブラヒム・サドルに代わってヤクーブが軍事司令官に任命された[10]

2021年、ターリバーンの暫定政権で国防相に任命された[11]

2022年6月2日、アフガニスタンとインドの防衛協力に関して、良好な外交関係を前提条件として挙げた上で、インド軍事アカデミーに将校を派遣する事は何ら問題にならないとして、前向きな発言をした[12]
人物

西側の評論家の一部からは比較的穏健であると評価されている[13]アフガニスタン紛争中、ターリバーンの軍事指導者として、各州の軍司令官への指揮や、「影の州知事」に対する任命権を持つなど大きな影響力を持っていた[14][15]
脚注^ “タリバン新政権トップにバラダル師か 女性の閣僚入り否定―アフガン:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2021年11月26日閲覧。
^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年8月19日). “謎に包まれたタリバン 3人の副指導者が集団指導”. 産経ニュース. 2021年11月26日閲覧。
^ “タリバン、アフンド師が首相代行 アフガン暫定内閣、旧政権要職多く”. 毎日新聞. 2021年11月26日閲覧。
^ “タリバン、国防相代行に初代指導者の息子|全国のニュース|富山新聞”. 富山新聞. 2021年11月26日閲覧。
^ “ ⇒Database”. www.afghan-bios.info. 2021年11月23日閲覧。
^ “The Rise Of Mullah Yaqoob, The Taliban's New Military Chief” (英語). RadioFreeEurope/RadioLiberty. 2021年11月23日閲覧。
^ “The Rise Of Mullah Yaqoob, The Taliban's New Military Chief” (英語). RadioFreeEurope/RadioLiberty. 2021年11月23日閲覧。


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