この項目では、ギリシア神話の女神について説明しています。それ以外の用法については「ムネモシュネ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ムネーモシュネー
Μνημοσ?νη
記憶の女神
ロセッティの絵画『ムネモシュネ』
1876年-1881年頃 デラウェア美術館所蔵
位置づけティーターン
配偶神ゼウス
親ウーラノス, ガイア
兄弟クロノス, オーケアノス, コイオス, クレイオス, ヒュペリーオーン, イーアペトス, テミス, テイア, レアー, ポイベー, テーテュース, キュクロープス, ヘカトンケイル, ギガース, メリアス, アプロディーテー, エリーニュス
子供ムーサ(カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアー)
テンプレートを表示
ムネーモシュネー(古希: Μνημοσ?νη, Mn?mosyn?)は、ギリシア神話に登場する記憶を神格化した女神である。日本語では長母音を省略してムネモシュネとも表記される。 ウーラノスとガイアの娘で、ティーターン族の一人であり、オーケアノス、コイオス、クレイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ポイベー、テーテュースと兄弟[1][2]。 またゼウスとの間に9人のムーサ(ミューズ)たち、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーを生んだ[3][4][5]。 ヘーシオドスの『神統記』によると、ムネーモシュネーはエレウテールの丘の主で、ピーエリアにおいてゼウスと9日間に渡って臥し、人々から苦しみを忘れさせる存在として9人のムーサたちを産んだという[6]。 ムネーモシュネーは名前をつけることを始めたとされ[7]、また学問の道を究めるときにはムネーモシュネーとムーサたちに祈願した[8]。
概要