ムジカ・ピッコリーノ
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ムジカ・ピッコリーノ
ジャンル
子供番組
音楽番組
教養番組
企画宇野丈良
脚本長江優子
演出宇野丈良(シーズン1・2)
石原淳平(シーズン3 - 10)
出演者下記参照
ナレーターリリー・フランキー
製作
製作総指揮河口眞朱美
柴田解
元木智成
八木順也
宮崎研介
干場優
プロデューサー岩切謙太郎(シーズン1・2)
池部博哉(シーズン3 - 5)
志賀研介(シーズン6・7)
藤塚智士(シーズン7 - 10)
制作NHK Eテレ
NHKエンタープライズ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送時間#放送時間を参照
公式ウェブサイト

パイロット版
出演者浜野謙太
天内千尋
山口康智

シーズン1・2
出演者浜野謙太
斎藤アリーナ
山口康智
サンコンJr.

スペシャル番組(2013年)
スペシャル番組(2015年)
出演者浜野謙太
斎藤アリーナ
山口康智
サンコンJr.

シーズン3・4
出演者鈴木慶一
斎藤アリーナ
戸松恵哉
ASA-CHANG
徳澤青弦
ゴンドウトモヒコ
オダギリジョー(シーズン4)

シーズン5
出演者斎藤アリーナ
奥田弦
ケンタロウ
佐藤奏
武嶋聡
西條妃華
ハッチハッチェル

特別編?アリーナの旅立ち?
出演者斎藤アリーナ
浜野謙太
サンコンJr.
鈴木慶一
オダギリジョー
他シーズン5までの歴代レギュラー陣

シーズン6 - 8
出演者オカモトショウ
長岡亮介
佐藤奏
高沢英
西條妃華
マーティ・ホロベック(シーズン7 - 8)

スペシャル番組(2019年5月3日)
出演者オカモトショウ
長岡亮介
佐藤奏
高沢英
西條妃華
藤原さくら
津田寛治

スペシャル番組(2019年12月30日)
出演者オカモトショウ
長岡亮介
佐藤奏
高沢英
西條妃華
マーティ・ホロベック
島田裕仁
内田未来

特別編?船員たちの夢物語?
出演者シーズン7・8と同じ(声のみ)

シーズン9・10
出演者藤原さくら

伊澤一葉
伏見蛍
佐藤奏
アヤコノ
特記事項:
放送期間・放送時間・放送回数については#放送時間を参照。
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『ムジカ・ピッコリーノ』は、2013年4月6日から2023年3月22日までNHK Eテレで放送された、子どもを対象とした音楽教育番組である[1]

当初の放送枠は土曜日8時25分 - 8時35分。2015年度からは金曜日17時35分 - 17時45分を本放送として、従来の放送枠は前日分の再放送枠となった。2021年度には翌週火曜日22時45分 - 22時55分にも再放送枠が追加された。2022年度前期放送のシーズン10が最終シーズンとなり、2023年3月22日の放送をもって約10年の歴史に幕を降ろした。
概要

架空の世界を舞台に、様々なジャンルの音楽が持つ独自の世界観を、科学的実験やアニメCGなどを通じ、感覚的・多角的に提示し、子供達の音楽的感性を刺激しつつ、芸術への興味や関心を育んでいくとしている[2]

また、番組ホームページでは「「ムジカ・ピッコリーノ」は音楽の基本的なしくみを映像化して物語に織り込むことで、子どもたちが音楽を感覚で理解できるようになることを目指す、子供向け音楽エデュテイメント番組です。」としている[3]

番組はストーリー仕立てとなっており、シーズン1・2では音楽をなくした仮想空間“ムジカ・ムンド”にさまよう「モンストロ」(怪獣)を“音楽の力”で救出する4人組を描いた。2015年4月からのシーズン3・4は楽器の音を閉じ込めた状態でムジカ・ムンドの地中に眠る「ピリオドモンストロ」を発掘する6人組の物語となっている。2017年4月から始まったシーズン5からはシーズン1・2と同じ構成になるが、主要人物は5人になる。また、ナレーションはリリー・フランキーが担当。初年度から文字多重放送実施[2][4][5]

同番組は、東京30キロ圏に住む幼児を対象とした調査で「NHK・民放でよく見られている番組」ランキングがベストテン入り(視聴率24.7%)している、トップクラスを誇る人気番組である[6]

2013年11月にはNHK文化祭2013で「ムジカ・ピッコリーノ スペシャルステージ」を披露した[7]

なお、不定期で5分間のミニ番組『ムジカ・ピッコリーノ カルテ』も放送された。例えば、2013年11月30日に放送が確認されている[8]
2015年


7月24日、シーズン3レギュラーメンバーで「ムジカ・ピッコリーノ メロトロン号の仲間たち」として、フジロックフェスティバルのピラミッドガーデンに出演[9]

11月25日、シーズン3の音源を収録したアルバム「ムジカ・ピッコリーノ メロトロン号の仲間たち」が日本コロムビアより発売[10]

2016年


7月22日、シーズン3レギュラーメンバーにモレッティ連絡官役の森啓一朗も参加した「ムジカ・ピッコリーノ メロトロン号の仲間たち」として、フジロックフェスティバルのピラミッドガーデンに2年連続出演[11]

9月21日、シーズン4の音源と劇中のセリフを再構成したトラックを収録した「ムジカ・ピッコリーノ メロトロン号の仲間たち Mr.グレープフルーツのブートラジオ」が日本コロムビアより発売[12]。その「ムジカ・ピッコリーノ Mr.グレープフルーツのブートラジオ」発売記念イベントが、9月24日タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース、9月25日タワーレコード錦糸町店の店内イベントスペースにて開催された。出演は、アリーナ役の斎藤アリーナ、エリオット役の戸松恵哉、ポン・ジョルノ役のASA-CHANG、モレッティ連絡官役の森啓一朗の4名。モレッティ連絡官役の森啓一朗による進行で、「黒ネコのタンゴ」「村祭」「メロトロン号でパーティー」のパフォーマンス、モンストロを当てるクイズの後、サイン会が行われた[13][14]

10月1日と10日は「ムジカ・ピッコリーノ スペシャル メロトロン号にようこそ」と題し、メロトロン号にムジカバンビーノ(NHKネットクラブで募集した子どもたち)が乗り込み、ワークショップを体験する特別番組がEテレで放送された。

11月23日、シーズン1の音源を収録した「ムジカ・ピッコリーノ ピッコリーノ号の冒険 I」、シーズン2の音源を収録した「ムジカ・ピッコリーノ ピッコリーノ号の冒険 II」の2タイトルが日本コロムビアより同日発売[15]

11月30日、シーズン1,2のビジュアルムック「ムジカピッコリーノ?ピッコリーノ号が治したモンストロ達」が玄光社より発売[16]

2017年


3月16日、 第20回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門審査委員会推薦作品に選出された[17]

3月24日、シーズン5放送の発表。アリーナ以外のレギュラー出演者が刷新。同年9月16日、シーズン5までのシリーズの完結編ともいうべき短編である「特別編?アリーナの旅立ち?」を10月中の4回シリーズで放送、これをもってアリーナが番組を卒業することが発表された。

11月1日、シーズン5の音源とボーナストラックとして、2016年放送「メロトロン号にようこそ」、2017年放送「特別編?アリーナの旅立ち?」での演奏曲を収録した「ムジカ・ピッコリーノ アポロンファイブの挑戦」日本コロムビアより発売[18]

11月5日、「ムジカ・ピッコリーノ アポロンファイブの挑戦」CD発売を記念 し、東京・タワーレコード錦糸町店にてイベントを開催した。出演は、アリーナ役の斎藤アリーナ、レオ役の奥田弦、ルネッタ役の佐藤奏、ブルーノ役の武嶋聡、ピッピ役の西條妃華、モレッティ役の森啓一朗。「イエヴァのポルカ」「シング・シング・シング」「Happy」を演奏。また、イベント中に電話でハッチェル役のハッチ・ハッチェルが、アリーナのステージから呼びかけに応じる形で、3期・4期でエリオットを演じていた戸松恵哉が飛び入り参加をした[19]

2018年


3月28日、シーズン6放送の発表。シーズン5からはルネッタとピッピがレギュラーとして続投(ハッチェルも準レギュラーとして出演)し、新たに3名の新レギュラーを迎えた[20]。2019年度のシーズン7、2020年度のシーズン8もほぼ同じ制作陣で制作されている。

10月26日静岡県富士宮市 富士山麓 朝霧アリーナ・ふもとっぱらで行われた「朝霧JAM」にシーズン6のキャスト、オカモトショウ、長岡亮介、高沢英、西條妃華、佐藤奏、ハッチハッチェル、近藤利樹、ROLLY、森啓一朗が出演、サポートメンバーとして綱守将平も参加した[21]。その模様は、2019年3月30日の16時10分 - 17時に、NHK Eテレ「ムジカ・ピッコリーノ ライブ in 朝霧JAM」として放送された[22]

2019年


3月1日、シーズン6が第22回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門審査委員会推薦作品に第20回のシーズン4に続き選出[23]

2020年


この年のシーズン8については、2020年4月新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令された影響で、第7話を最後に制作が中断、これを受けて例年年度後半に行う2シーズン前の再放送を約4か月繰り上げてスタートさせた[注 1]。このような状況の中、夏休み期間にあたる8月にはCGアニメーションによる新作「船員たちの夢物語」を2本制作している。

10月23日よりシーズン8の放送が再開されたが、既に放送済みの7回分も改めて放送したため、実質的な新作は12月11日からとなった。また、2020年3月30日よりNHKのロゴマークが変更(これまでの「3つのたまご」ロゴの使用停止)されたことに伴い、シーズン8では終了時の「終 制作・著作/NHK」のNHKロゴ部分が丸みを帯びた文字のみのNHKロゴに変更されている(シーズン9より画面右下のエンドクレジットは原則廃止)。このシーズン8を以って、3シーズン続いたベルカント号のシリーズは完結となった。

2021年


3月13日、シーズン9放送の発表。舞台となる船は「アルカ号」、ベルカント号の外伝で一度登場したシエリがレギュラーとして出演することが判明した。新たなレギュラーも迎える。3月26日に入門的特別番組「ムジカアカデミー入学案内」が放送されることも同時に報じられた[24]

5月31日、伊澤が参加しているグループ東京事変の6月10日の特別番組の中で、本番組の番外編が放送されることが発表された[25][26]

8月21日、「ムジカ・ピッコリーノ アルカ号の仲間たち」として、フジロックフェスティバルのジプシー・アバロンに出演[27][28]

10月6日、シーズン8で披露された楽曲がオリジナル・サウンドトラック『ベルカント号のSONGBOOK III』としてリリース。キャストが歌唱、演奏するカバー楽曲を全17曲収録し、CD版のみシーズン6から8にかけて番組内で使用された「モンストロの鳴き声」もボーナストラックとして収録[29]

2022年


2月26日、2021年の「FUJI ROCK FESTIVAL‘21」出演時の演奏が『ムジカ・ピッコリーノ ライブ in フジロック』として放送された[30]

4月8日、アルカ号の仲間たちの新たな冒険として、新シーズンが開始[31]。新たに土曜日18時台での放送も予定している[32]

2023年


3月22日、最終回特別番組『ムジカ・ピッコリーノ ムジカドクターよ 永遠に』を放送[33]。歴代出演者が再び出演し、10年間の名場面を振り返り、番組の歴史を締めくくった[33]

この放送以降はシーズン10のアンコール放送を実施。

2024年


3月20日、シーズン9・10のアルカ号編の楽曲を収録したCD『ムジカ・ピッコリーノ 飛べ!アルカ号』(COCP-42248-9)が発売された[34]

あらすじ
ピッコリーノ号編
シーズン1
音楽の記憶を失った “モンストロ” を助けて “ムジカ”(音楽)を蘇らせる「ムジカ・ドクター」であるドットーレ・マルコ、ドクター見習いのアルベルト、機関士のペペの3人が、ある村で少女、アリーナ・モンテヴェルディと出会い、ムジカ・ドクターに憧れを持つようになった彼女が無理やり仲間に入る。アリーナの音楽的才能も少しずつ開花してくるが、ある時、ピッコリーノ号の食料の異常な減り具合を不審に思ったローリー司令官により、アリーナを無断でピッコリーノ号に乗船させていることが知られてしまう。アリーナやドットーレ達の懇願により、幾度かのテストを経て、アリーナはムジカ・ドクターの養成機関である「ムジカ・アカデミー」への入学を許可される。
シーズン2
ムジカ・アカデミーに入学したはずのアリーナが春休みと称してピッコリーノ号に戻ってくる。最初は再会を喜び歓迎するドットーレ達だったが、次第にアリーナの挙動不審な態度に疑問を持ち問い詰めてみた所、なんと優秀な同級生達の中で自信を失い、休暇と偽ってムジカ・アカデミーを無断欠席していたのだった。彼女の事情を汲み取った一行は可哀想に思い、とりあえず気持ちが落ち着くまで黙認する事にはしたが、一連の騒動はすぐにローリー司令官の知るところとなってしまう。一方でほぼ同時期に治療したはずのモンストロが異常飛行をしている謎の事態もまた起きており、ドットーレのとりなしでそれを解決する間(期限は1か月)だけ一行がアリーナを預かることが認められる。さっそく皆は異常飛行中のモンストロ “フゥーロ” の救出に向かうが、追いかけた先で “フゥーロ” 以外にも同様の事態を引き起こしているモンストロを多数見つけ、これらは全てモンストロを動かす動力源となる永久電池「エテルナ」が抜かれてしまっていて飛ぶことができないせいだと判明する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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