ミーン・マシーン
Mean Machine
監督バリー・スコルニック
『ミーン・マシーン』(原題:Mean Machine)は2001年のイギリス、アメリカ合作映画。
囚人となった元サッカーイギリス代表選手が、刑務所内でサッカーコーチとして活躍するコメディ、スポーツドラマ。 製作陣は、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』で、監督・製作を行ったガイ・リッチーとマシュー・ヴォーン。 上述2作品に出演した、ヴィニー・ジョーンズ、ジェイソン・ステイサム、ジェイソン・フレミングなど、多数の俳優が本作にも出演している。 本作は、1973年公開の『ロンゲスト・ヤード』を原作としたパロディ・リメイク作品で[3]、原作で脚本・製作を行ったトレイシー・キーナン・ウィン
製作
1997年までサッカー選手で、元ウェールズ代表でもあるヴィニー・ジョーンズが、元イングランド代表という設定の主人公を演じ、ポジションも共にミッドフィルダーである。 元イギリス代表のサッカー選手ダニーは、八百長試合がばれて転落人生を送っていたが、遂に飲酒運転と警察官への暴行で逮捕される。 刑務所へ着くと、かつてスター選手だったダニーは注目の的となる。そして所長から、看守たちで作ったサッカーチームのコーチを依頼されるがダニーは断る。 しかし利口なマッシブの勧めで、囚人チームを作ることを決意したダニーは、所長に看守チームと囚人チームで親善試合をする企画を提案し認められる。 チーム作りをするダニーは、30年服役している囚人のボス、サイクスのグループに話を持ちかける。始め相手にされなかったが、サイクスは賭け試合にするから「絶対に勝つこと」を条件に協力する。 かくして囚人チームは結成され、看守チームに勝つための特訓が始まる。一方で、大のギャンブル好きの所長は、競馬で負けて資金が底をつき、親善試合で取り戻そうと、看守チームの勝利に自宅を担保にし大金を掛けた。 ダニーと囚人たちが戦略を練っている時、相手にされず他の刑務所行きを望むニトロは、ダニーの独房内に手製の爆弾を仕掛ける。ところがダニーの代わりに忘れ物を取りに戻った、老人受刑者のドクが犠牲になってしまう。 ついに看守チームと囚人チームによる、プライドと恨みをかけた試合が始まる。紳士的に試合が進むかに見えたが、ダニー率いる囚人チームが先制点を取ると、焦る看守たちと、日頃の鬱憤をはらしたい囚人たちの間でついに火花が散る。 囚人チームリードで前半戦が終わると、ダニーは所長に呼ばれ、看守チームを勝たせなければドク殺害の共犯に仕立て上げ、刑期を30年にすると圧力をかけられる。 ダニーは八百長に加担するか、仲間のために勝つかの狭間で苦悩し、後半戦を迎える。 ※括弧内は日本語吹替
あらすじ
キャスト
ダニー・ミーン - ヴィニー・ジョーンズ(小山力也)
バートン - ラルフ・ブラウン(稲葉実)
刑務所長 - デヴィッド・ヘミングス(石井隆夫)
ドク - デイビッド・ケリー(西川幾雄)
サイクス - ジョン・フォージハム
マッシブ - ヴァス・ブラックウッド
チッヴ - ジェイミー・サイブス
ニトロ - スティーヴン・ウォルターズ
トロジャン - ロビー・ギー
ビリー - ダニー・ダイア(花輪英司)
モンク - ジェイソン・ステイサム(丸山純路)
ボブ - ジェイソン・フレミング(落合弘治)
ラチェット - ジェフ・ベル(青山穣)
トレイシー - サリー・フィリップス
ラジ - オミッド・ジャリリ
スタッフ
監督:バリー・スコルニック
脚本:トレイシー・キーナン・ウィン、チャーリー・フレッチャー、クリス・ベイカー、アンドリュー・デイ
製作:マシュー・ヴォーン
製作総指揮:ガイ・リッチー、アルバート・S・ラディ、シンシア・ペット=ダンテ
音楽:ジョン・マーフィ、マリリン・マンソン
撮影:アレックス・バーバー
編集:エディー・ハミルトン、デイ・ウィリアムズ
脚注^ “Mean Machine (2001) - Box office / business” (英語). IMDb. 2015年6月24日閲覧。
^ “Mean Machine(2002)” (英語). Box Office Mojo. 2015年6月24日閲覧。
^ “Mean Machine (2001) Trivia” (英語). IMDb. 2015年6月24日閲覧。
外部リンク
ミーン・マシーン - allcinema
Mean Machine - オールムービー(英語)
Mean Machine - IMDb(英語)
表
話
編
歴
ジェイソン・ステイサム
映画
(★印は主演
○印はナレーター・声優出演
△印はカメオ出演
◎印は兼製作)
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年)
スナッチ(2000年)
ターン・イット・アップ(英語版)(2000年)
ゴースト・オブ・マーズ(2001年)
ザ・ワン(2001年)