ミルクティー
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「ミルクティー」のその他の用法については「ミルクティー (曖昧さ回避)」をご覧ください。
少量のミルクを入れた紅茶

ミルクティー(: milk tea)は、牛乳などのを入れた紅茶のこと。

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}なお、コーヒーフレッシュを紅茶に入れたものをミルクティーと称することがあるが、本来の紅茶の飲み方ではない。[要出典]
歴史「茶#喫茶の歴史」も参照

モンゴル人チベット人など、内陸ユーラシア遊牧民の間では、交易によって中国などから入手したウシヒツジの乳、あるいはバターを入れ、大量に飲む食習慣が古くからあった[要出典]。一方でヨーロッパでこの習慣が始まったのは比較的新しく、17世紀以降である[注 1]

紅茶ではないが、砕いた磚茶を水で煮、別途沸騰させたウシの乳を入れて作るスーテイチアイ(漢語では「?茶」)がモンゴルにあり、これもミルクティーと呼ばれることがある[2]
種類・作り方アイスミルクティーチャイ

茶葉は、ミルクの味に負けない味の強いものが向いている。代表的なものがアッサム種でありミルクティー向きの紅茶として知られている[要出典]。またアールグレイも、ベルガモット香がミルクとの相性が良いと言われている[要出典]。発酵度が低く、味と香りが繊細なダージリン・ティーはミルクティーに不向きとされる[要出典]。

ミルクは、常温の低温殺菌牛乳が良いとされる[要出典]。日本の牛乳はイギリスに比較して乳脂肪分が少ないため、英国式の作法で飲む際には味が薄く、水っぽくなりやすい[要出典]。英国式で淹れた味を求める場合は、乳脂肪分を高くした成分調整牛乳を用いることが推奨される[要出典]。
ミルクを先に入れるか、茶を先に入れるか

カップにミルクを先に入れるか、茶を先に入れるかで二通りの流派がある[3]ジョージ・オーウェルは1946年に『イヴニング・スタンダード(英語版)』掲載のエッセイで「おそらくイギリスのどんな家庭の中にもこの二つの流派が共存している」(in every family in Britain there are probably two schools of thought on the subject)とした上で、茶を先に入れる方が正しいと主張した[3]王立化学会は2003年に紅茶の入れ方についての軽妙なプレスリリースを発表し、その中でミルクは温めずに先にカップに入れるべきだとした[3][4]

ミルクを先に入れることを「ミルク・イン・ファースト」とも言う[5][6]
ミルクティー

アイス
氷を入れたミルクに紅茶を加える。好みで
ガムシロップを加える。喫茶店カフェなどでは予めミルクにガムシロップを加えておくことでプース・カフェ(2層)状にしたメニューも存在する。

ホット
予めティーカップに熱湯を入れるなどして十分に温めておく。温まったカップに常温のミルクを入れ、紅茶を注ぐ。このようにすることで常温のミルクによる温度低下を抑え、ミルクの温度変化を最小限にすることが出来る。好みで砂糖を加える。用いるミルクは低温殺菌牛乳が良い[7]とされる。
ティーラテ

喫茶店やカフェなどで販売されており、高圧抽出した濃い紅茶(ティープレッソ)にスチームミルクを加える。
チャイ

チャイインドの代表的な飲み方で、庶民的な飲み物である。一般的にやかんにより少量の水で紅茶を煮出し、大量のミルクを足して更に煮出し、大量の砂糖であらかじめ味付けする[8]。日本においてはシナモン等の香辛料を用いたものがチャイと呼ばれることが多い。
ロイヤルミルクティー

ロイヤルミルクティーは日本で人気がある[9]。濃く抽出した茶に牛乳を加えたものや、湯の代わりに牛乳で茶を抽出したもの[10][11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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