ミリキア・エクスケルサ
Milicia excelsa
保全状況評価[1]
LOWER RISK - Near Threatened
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
分類(APG IV)
ミリキア・エクスケルサ(Milicia excelsa (Welw.) C.C.Berg)とは、クワ科ミリキア属の樹木の一種である。シノニムの Chlorophora excelsa (Welw.) Benth. & Hook.f. で言及した文献も複数存在し、イロコ(iroko)という木材が得られる(参照: #利用)。自生地はアフリカ諸国の広範囲にわたる(参照: #分布)が、東アフリカでは伐採によって個体数が激減し絶滅の懸念が生じている(参照: #保全状況)。西アフリカでは聖なる木あるいは精霊の宿る木と信じられている(参照: #民俗)。 本種はまず1869年にオーストリアのフリードリヒ・ヴェルヴィッチュ(Friedrich Welwitsch)がアンゴラで自ら採取した標本1559番を基にクワ科クワ属の Morus excelsa として記載した[2]。その後1880年にジョージ・ベンサム(George Bentham)とジョセフ・ダルトン・フッカーによりクロロフォラ属(Chlorophora)に移され[3]、1982年になってコルネリス・クリスティアーン・ベルフ アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ケニア、コートジボワール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、サントメ・プリンシペ(サントメ島)、シエラレオネ、ジンバブエ、スーダン、赤道ギニア(ビオコ島)、タンザニア、中央アフリカ共和国、トーゴ、ナイジェリア、ブルンジ、ベナン、マラウイ、南スーダン、モザンビーク、ルワンダに自生する[1]。
分類
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