ミラのニコラオス
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「聖ニコラウス」はこの項目へ転送されています。「聖ニコラオス」という意味を持つギリシャクレタ島にある町については「アイオス・ニコラオス」をご覧ください。
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出典検索?: "ミラのニコラオス" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年1月)

ミラの聖ニコラオ
(ミラ・リキヤの聖ニコライ)
『ミラの聖ニコライ、無実の三人を死刑から救う』
(画:イリヤ・レーピン
大主教奇蹟者
他言語表記: ?γιο? Νικ?λαο?
: Nicolaus Myrensis
: Николай Чудотворец
: Saint Nicholas
生誕270年
ローマ帝国リュキア属州パタラ
死没345年または352年12月6日
崇敬する教派正教会東方諸教会カトリック教会聖公会ルーテル教会など、聖人の概念を持つ全ての教派
主要聖地聖遺物不朽体)のあるイタリアバリのサン・ニコラ教会(en:Basilica di San Nicola)
記念日主要な記念日:12月6日ユリウス暦を使用する正教会では12月19日に相当)
不朽体遷移(聖遺物の移動)の記憶:5月9日(ユリウス暦を使用する正教会では5月22日に相当)
象徴東方教会イコンにおいて、主教が用いるオモフォルを身につけ、福音書を持った姿で描かれる。
守護対象海運、無実の罪に苦しむ人、酒屋、子供
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ミラのニコラオスあるいはミラの聖ニコラオ(270年頃 - 345年または352年12月6日)はキリスト教主教司教)、神学者である。小アジアローマ帝国リュキア属州パタラの町に生まれ、リュキアのミラで大主教をつとめた。1087年イタリアバーリ聖遺物不朽体)が移されたために「バーリのニコラウス」とも呼ばれる[1]聖人の概念を持つ全ての教派で、聖人として崇敬されている。
呼称

正教会での正式な称号も付けられた呼び名は「ミラリキヤ大主教奇蹟者聖ニコライ」(日本ハリストス正教会発行の正教会暦より)であり、篤く崇敬されている。日本に正教会の教えをひろめた聖ニコライとは別人である(ただし守護聖人として聖名を用いている)。
各国語での表記

ギリシア語 - ニコラオス (Νικ?λαο?)

ラテン語ドイツ語 - ニコラウス (Nicolaus, Nikolaus)

英語 - ニコラス (Nicholas)

イタリア語フランス語セルビア語 - ニコラ (Nicola, Nicolas, Nikola)

イタリア語 - ニコロ (Nicolo, Niccolo)

スペイン語 - ニコラス (Nicolas)

ポーランド語 - ミコワイ (Miko?aj)

チェコ語 - ミクラーシュ (Mikula?)

リトアニア語 - ミカロユス (Mikalojus)

ロシア語ブルガリア語 - ニコライ (Николай)

ウクライナ語 - ミコライ、ムィコライ (Миколай)

トルコ語 - ニコラオス (Nikolaos)

オランダ語 - ニコラース (Nicolaas)

生涯と崇敬

その生涯は早くから伝説化され、ニコラオス伝は好んでイコンに描かれる。東方教会および南イタリアで重視されたが、のちには西方教会全域にもその崇敬が広まった。

ニコラオスには大部の神学的著作があるわけではないが、正教会ではキリスト教生活を体現したとして篤く崇敬される。記憶日が年間に2回(本来の記憶日である12月6日/12月19日、およびミラからバリへの不朽体移動日)あるほか、諸聖人を記憶する毎週木曜日奉神礼晩課および早課など)の祈祷文において、多くの諸聖人の中でも特に重視されて必ず言及される。

西方教会では「無実の罪に苦しむ人」の守護聖人ともされる。
正教会の伝える聖伝

聖ニコラオスの聖伝には弱い者を助けた話や、信仰の弱い者を教えて真理を守らせた話が数多く残っている。特に弱者を助ける際には、他人に知られないように行う事が常であった。また、数多くの奇蹟を行った事から奇蹟者との称号がある。

以下の内容と文体は歴史的事実としての記述ではなく、あくまで正教会の伝える聖伝の概略を示したものである事に注意されたい。
生まれからエルサレム巡礼まで三人の娘が居る貧しい家に金を投げ入れるニコラオス(画:ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ

ニコラオスは小アジアローマ帝国リュキア属州パタラの町に生まれた。叔父のパタルの主教ニコラオス(甥と同名)は甥に徳行の基を見出し、ニコラオスの父母を説いて幼い頃から教会に従事させた。

司祭であったころの逸話として、かつて豪商であったが財産を失い貧しくなったために娘を売春させなければならないところであった商人の家に、夜中に窓(あるいは煙突とも)から密かに2度、多額の金を投げ入れた。このため持参金も用意して娘達は正式な結婚を行なうことができた。父親は大変喜び、誰が金を投げ入れたのかを知ろうとして見張った。すると3度目に金を投げ入れているニコラオスを見つけたので、父親は足下にひれ伏して涙を流して感謝した。


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