ミュージックシーケンサー
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「自動演奏装置」はこの項目へ転送されています。楽器については「自動演奏」をご覧ください。
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出典検索?: "ミュージックシーケンサー" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2008年4月)

ミュージックシーケンサー(Music Sequencer)は、演奏データを再生することで自動演奏を行うことを目的とした装置、およびソフトウェアをいう。
ハードウェアシーケンサーとソフトウェアシーケンサー

シーケンサーは歴史的にリレーなどを使ったデジタル回路、真空管などを使ったアナログ電子回路により周期的な機器制御信号を得る装置に付けられた名称である。ミュージックシーケンサーもこの機構のものが先に登場し、認知されてきた。

近年では主に汎用コンピュータインストールして使うDTMにおけるシーケンスソフト(ソフトウェアシーケンサー)を指してシーケンサーと呼ぶことも多いため、従来からある専用機器はそれと区別してハードウェアシーケンサー(ハードシーケンサー)と呼ぶ場合もある。

今日のハードシーケンサーの内部機構はコンピュータ化され、格納されたソフトウェアを動作させる単機能コンピュータとなっているが、この場合でも「ハードウェアシーケンサー」と呼ばれる。
シーケンサーとリズムボックス

電子的な自動演奏という分野ではシーケンサーと一緒に使われることが多いドラムマシン(リズムマシン)、リズムボックスという装置も存在する。こちらは内蔵されたリズム音源を使用して一定のパターンを繰り返して演奏することが主な目的であり、パーカッション専用の音源内蔵型ハードウェアシーケンサーと定義することも出来るが、用途が限定され、歴史的にも独自に発展してきたため、現場でこれをシーケンサーと呼ぶことはない。
シーケンサーの機能

現代のシーケンサーの主な機能は、デジタル楽器の演奏データを「記録」「再生」することにある。演奏データの記録様式が規格化された今日では、再生専用機も存在する。データ記録方法には演奏者がシンセサイザーなどのデジタル楽器を弾きながらその演奏データを記録していくリアルタイムレコーディングと、制御情報(音符)をひとつひとつ手打ちで入力していくステップレコーディングがあり、特にステップレコーディングは一般的に打ち込みと呼ばれる。これらの記録したデータは、シーケンサーからシンセサイザー音源モジュールにデータメッセージを送信することによって演奏が「再生」される。記録データは演奏速度の変更や移調、失敗した演奏の修正といったことも容易に行うことができ、ここがサウンドレコーダーで演奏を実際に録音した場合と大きく異なる点であり、シーケンサーの利点ともいえる。

MIDIシーケンサーにおいて、演奏データは基本的に以下のように管理される。
ノート番号
0 - 127の値で表す音階。MIDIの規格では88鍵盤ピアノにおける中央のド (C) は60(16進数では3C)の値とされている[Midi1.0 Detailed Spec 4.2 Note Number]が、C3やC4といった数値をつけた呼称との対応は定められておらず、対応はメーカーによって異なる。実際、Roland機器ではC4,Yamaha機器ではC3にこのC (60) が割り当てられている。
ステップタイム
鍵盤が最初に押されたタイミングを示す値。
ゲートタイム
鍵盤が最初に押されてから離されるまでの時間(発音時間)を表す値。
ベロシティ
鍵盤を弾いた時の強さを表す値。
クロック(分解能)
ステップタイムおよびゲートタイムの基準となる、四分音符を何等分できるかを表す値。3連符を考慮し、3と4の公倍数が使用される。初期のシーケンサーで24、近年のシーケンサーでは480や960などがある。
テンポ
演奏の再生速度を決定する。4分音符を1拍とし、1分間にいくつ刻むかで表す。1秒で2拍のタイミングであればテンポは120ということになる。BPM(ビーピーエム、Beats Per Minute)も同じ意味として使われることがある。
その他のデータ
コントロールチェンジピッチベンドポルタメントアフタータッチなど、より細やかな表現が可能な制御データが存在する。
自動演奏の歴史とシーケンサー

音楽の自動演奏は14世紀に教会などでカリヨンが使われて以来、演奏情報を符号として記録して再生しようという発想は古くから存在した[注 1]

オルゴールの発明は18世紀末であるが、本物の楽器の自動演奏装置と呼べるものに1890年代に作られた自動ピアノが挙げられる。これはピアニストの演奏による鍵盤の動きを、鍵盤機構に穿孔装置を組み込むことでピアノロールと呼ばれる長いロール紙に記録し、逆にロール紙の孔によって鍵盤を動かすことの出来る仕掛けで「再生」することで鍵盤の細やかなタッチまで再現することができた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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