ミネアポリス
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この項目では、アメリカ合衆国のミネソタ州にある都市について説明しています。その他の用法については「ミネアポリス (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ミネアポリス市
City of Minneapolis


市旗市章

愛称 : City of Lakes(湖の街)、Mill City(製粉の街)
標語 : "En Avant(フランス語: 前進)"
位置

右:ヘネピン郡の位置(ミネソタ州)
左:ミネアポリスの位置(ヘネピン郡)
位置
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丸印はセント・アンソニー滝(英語版)の位置
座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯44度58分48秒 西経93度15分51秒 / 北緯44.98000度 西経93.26417度 / 44.98000; -93.26417
歴史
市制施行1867年
行政
アメリカ合衆国
  ミネソタ州
 ヘネピン郡
 市ミネアポリス市
市長ジェイコブ・フライ(英語版)
ミネソタ民主農民労働党
地理
面積 
  市域148.94 km2 (57.51 mi2)
    陸上  139.86 km2 (54.00 mi2)
    水面  9.08 km2 (3.51 mi2)
標高250 m (830 ft)
人口
人口2020年現在)
  市域429,954人
    人口密度  3,074.21人/km2(7,962.11人/mi2)
  市街地3,693,729人
  都市圏2,914,866人
    都市圏人口密度  1,109人/km2(2,872.4人/mi2)
  備考全米都市人口第46位
その他
等時帯中部標準時 (UTC-6)
夏時間中部夏時間 (UTC-5)
公式ウェブサイト : ⇒City of Minneapolis, Minnesota
ロゴ

ミネアポリス(Minneapolis [?m?ni?ap?l?s] ( 音声ファイル))は、アメリカ合衆国ミネソタ州にある都市。ヘネピン郡郡庁所在地である。人口は42万9954人(2020年)[1]で、ミネソタ州最大である。

市はミネソタ川ミシシッピ川に合流する地点の北側に位置している。このミネアポリスと東に隣接する州都セントポールとをあわせてTwin Cities(双子の都市)とも呼ばれる。この「双子の都市」を中心にし、ブルーミントンなどを含むミネアポリス・セントポール都市圏は3,690,261人、さらにセントクラウドなどを含んだ広域都市圏は4,078,788人の人口を抱える(いずれも2020年国勢調査)[2]

ミネアポリスの市名はダコタ族の言葉で「水」を意味するmniとギリシア語で「都市」を意味するpolisとを組み合わせてつけられた[3][4]。その名が示す通り市には水が豊富で、市域内に22の湖を持ち[5]、ミシシッピ川や多数の小川が流れ、が形成されている。これらの水辺の多くは遊歩道で結ばれている。かつては世界の小麦製粉の中心地であり、また製材の中心地であった。そうした背景から、市はCity of Lakes(湖の街)、Mill City(製粉の街)という別名を持っている[6]

ミネアポリスには連邦準備銀行が置かれ、第9地区をカバーしている。また、ミネアポリスはシカゴシアトルの間で最も重要なビジネス拠点である。ダウンタウンには大規模小売店チェーンのターゲットが、郊外には穀物メジャーのカーギルや大手電機小売のベスト・バイが本社を置いている。旧ノースウエスト航空ハブ空港であるミネアポリス・セントポール国際空港を玄関口に持ち、全米のみならず日本を含む世界各地からの直行便が発着する、国際的な交通の要衝でもある。

また、ミネアポリスは音楽シーンにもその名を残した。1970年代から1980年代にかけて、プリンスをはじめとする地元出身のミュージシャンはミネアポリス・サウンドと呼ばれる音楽を確立させ、世界に広めた。
歴史

1680年頃にヘネピン神父らを連れたフランス人の入植者がやってくるまで、この地にはネイティブ・アメリカンスー族の一派、ダコタ族のみが住み着いていた。1819年、現在ミネアポリス・セントポール国際空港がある場所の近くにスネリング砦が建てられるとこの地域の発展が始まった。ダコタ族からの土地の購入が進み、この地に到着する入植者たちが住み着きやすくなっていった。1856年ミネソタ準州の法律によりミシシッピ川西岸に形成されていたミネアポリスは正式な町になった。1867年には、ミネアポリスは市に昇格した。この年、ミネアポリスとシカゴを結ぶ鉄道が開通した。その5年後の1872年には、ミシシッピ川東岸の町セント・アンソニーがミネアポリスと合併した[7][8][9][10]

ミネアポリスはミシシッピ川唯一のであるセント・アンソニー滝(英語版)の周囲に発展した。もともと水力は紀元前1世紀から粉挽きに使われていた[11]が、とりわけ1880年から1930年にかけてのミネアポリスは、市がthe greatest direct-drive waterpower center the world has ever seen.(世界史上最大の直接水力の中心地)[12]と呼ばれ得るほどの特筆すべきものであった。また初期においては、ミネソタ州北部の森林地帯から材木を得て、滝の水力を利用した製材所で加工したことにより、製材業が発展した。1871年頃、ミシシッピ川の西岸には製粉、綿織物、毛織物、製鉄、鉄道機械、製紙、肩帯、木材加工といったさまざまな産業が興り、23の企業が立地した[13]グレートプレーンズの農家が生産した穀物は鉄道でミネアポリスに運ばれ、市内34ヶ所の製粉所で加工された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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