ミネアポリス・セントポール都市圏
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ミネアポリス・セントポール大都市圏
Minneapolis?Saint Paul
アメリカ合衆国国勢調査局指定地域

ミネアポリス・セントポール・セントクラウド広域都市圏
人口3,759,978 (国内第14位)
ミネソタ州の郡アノーカ郡 ・ カーバー郡 ・ シサゴ郡 ・ ダコタ郡 ・ グッドヒュー郡 ・ ヘネピン郡 ・ アイサンティ郡 ・ マックロード郡 ・ ラムゼー郡 ・ ライス郡 ・ スコット郡 ・ シャーバーン郡 ・ スターンズ郡 ・ ワシントン郡 ・ ライト郡
ウィスコンシン州の郡ピアース郡セントクロワ郡
ミネアポリス・セントポール・ブルーミントン大都市圏
人口3,422,264 (国内第15位)[1]
最大都市ミネアポリス
その他の都市セントポール - ブルーミントン - ブルックリンパーク - プリマス - ウッドベリー - メイプルグローブ - クーンラピッズ - イーガン - イーデンプレーリー - バーンズビル - ブレイン
人口密度489.7人/平方マイル (189.06人/km2)
面積6,364.12 平方マイル (16,483.07 km2)
ミネソタ州の郡アノーカ郡 ・ カーバー郡 ・ シサゴ郡 ・ ダコタ郡 ・ ヘネピン郡 ・ アイサンティ郡 ・ ラムゼー郡 ・ スコット郡 ・ シャーバーン郡 ・ ワシントン郡 ・ ライト郡
ウィスコンシン州の郡ピアース郡 ・ セントクロワ郡
地域コード612 ・ 651 ・ 763 ・ 952  (MN)
534 . 715  (WI)

ミネアポリス・セントポール都市圏(ミネアポリス・セントポールとしけん、: Minneapolis?Saint Paul)は、アメリカ合衆国ミネソタ州で最大の都市圏であり、182の都市と郡区で構成されている。ミシシッピ川ミネソタ川およびセントクロワ川を軸に固まっている。人口最大の都市ミネアポリス州都セントポールを合わせて「ツインシティーズ」と呼ばれ、これが都市圏の通称にもなっている。地理的な近接性という意味で双子都市の古典的な例である。

この都市圏はアメリカ合衆国国勢調査局が定義するミネアポリス・セントポール・ブルーミントン大都市圏の一部になっている。国内では第15位の大きさであり、ミネソタ州の11郡とウィスコンシン州の2郡を含み、人口は2010年国勢調査時点で3,422,264 人だった[1]。この大都市圏は更に広域のミネアポリス・セントポール・セントクラウド広域都市圏に含まれ、その人口は3,759,978 人、国内第13位である。

実際に2つの都市があったことで、1872年頃に住民はデュアル・シティーズという言葉を使い始め、それがツインシティーズに変わってきた。ミネソタ州外やウィスコンシン州西部の住民が言葉を短く単純に「ザ・シティーズ」と呼ぶのも通常にあることである。「ツイン」と表現されても2つの都市は独立した自治体であり、その境界線は明白である。ミネアポリス市は近代的な高層ビルがあり幾らか若いものがある。セントポールはヨーロッパの都市に似て、古風な地区があり、ビクトリア期後期の数多い建築が保存状態良く残されている[2]

2つの都市の文化的背景は異なっている。ミネアポリス市は初期にスカンディナビア系とルーテル教会信徒が多かった遺産を残しており、また北アメリカでは最大のソマリ族移民がいる。セントポール市は初期移民のフランス系アイルランド系ドイツ系カトリック信徒が多かった影響を残し、現在はミャオ族が増えている[3]
地域ミネアポリス市と周辺郊外部の航空写真(2012年)ミネアポリス市中心街にあるカペラ・タワー

アメリカ合衆国国勢調査局の定義ではミネアポリス・セントポール・ブルーミントン大都市圏にミネソタ州の11郡とウィスコンシン州の2郡を含めており、2010年の人口は342万2264人だった。この都市圏は急速に成長しており、今後20年以内に400万人を超えると予測されている[4]。この都市圏第3の都市であるブルーミントンは、ミネソタ州全体でも人口第4位の都市である。2000年国勢調査からブルーミントンが都市圏の名称に加えられたが、地元の人々は主要都市というよりも大型衛星都市と考える者が多い。市内にあるモール・オブ・アメリカは広域から買い物客を集めている。

地元の人々は「ツインシティーズ」について話すときに、ミネソタ州のみの7郡のみを指す場合があり、それらは大都市圏委員会の管轄権に入っている。この7郡の都市圏ではそれぞれの中核都市から広がる都市化が連続しており、幾つかの衛星都市のみが例外になっている。中核地域から外に広がる郊外部の環が幾つかできているのは、20世紀初期に中核都市が併合する力が限られていたことによるものであり、このためにミネアポリス市とセントポール市の拡張は止まった[5]。現在の州法の下では、法人化した都市を郡区あるいは町よりも併合に対して保護している[5]。7郡地域には188の自治体があり、11郡(グレーター・ツインシティーズ)地域には334の自治体がある。このことは、中心となる都市が主要な土地所有者である他の主要都市やその都市圏とは異なっている。

ミネソタ州民の過半数がツインシティーズ地域に住んでいるが、4人に1人弱が2つの中核都市に住んでいる。地域の住宅価格変化をケイス・シラー指数を使って定期的に監視しており、統計はスタンダード・アンド・プアーズが出版している。アメリカ合衆国の住宅用不動産市場を評価するためにスタンダード・アンド・プアーズが使う20都市合成指数の要素でもある。

ツインシティーズは、芸術、メディア、食材、祭、および歴史において共通の文化的伝承を共有している[6]。ツインシティーズの人々は2つの中核都市で今も働いている[7]。この都市圏はミネソタ州のはっきり分かれた地域の1つである。

ツインシティーズが文化や経済で傑出していることは、ミネソタ州の他の部分に住んでいる人やウィスコンシン州最西部から中部に住んでいる人によって言及される方法で明らかである。これらの地域の人々は、ミネアポリス・セントポール地域に行く人のことを「ザ・シティーズ」に行くと話すことが多い。多くの者にとってツインシティーズを訪問することは目立つ出来事である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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