ミニ_(BMC)
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この項目では、BMW社が商標を取得して開発する以前(1959年-2000年)の車名ブランドについて説明しています。BMW社が開発した2001年以降の車名ブランドについては「ミニ (BMW)」をご覧ください。

ミニ
サルーン
1967年モーリス・ミニ マイナー
エステート
1966年モーリス・ミニ マイナー トラベラー
概要
販売期間1959年 - 2000年
ボディ
乗車定員4名
ボディタイプ2ドア セダン
2ドア ステーションワゴン
2ドア ライトバン
ピックアップ
駆動方式FF
パワートレイン
エンジン直列4気筒 OHV
変速機4速MT / 4速AT
サス前前:ウィッシュボーン+ラバーコーン
後:トレーリングアーム+ラバーコーン
サス後前:ウィッシュボーン+ラバーコーン
後:トレーリングアーム+ラバーコーン
車両寸法
ホイールベース2,036mm
全長3,051mm
全幅1,410mm
全高1,346mm
車両重量638kg
系譜
後継BMW・ミニ
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ミニ(Mini)は、イギリスブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が製造・販売した小型乗用車である。1959年から2000年までの41年間、一度もモデルチェンジすることなく製造が続けられた。
概要

当時としては珍しかった前輪駆動車で、機械類を小さく、居住スペースを最大限に取ったパッケージングは自動車としての必要最小限を形にした設計で、登場当時革命的とまでいわれた。

長く低迷したイギリス自動車産業の情勢を反映し、生産・販売会社の名前は幾度も変わったが、40年以上にわたり生産、販売が継続された。1990年頃には、日本の企業がミニの製造及び販売権を取得する計画[注釈 1]もあったが実現せず、1994年以降はドイツBMWが、ランドローバーと同時にローバーを傘下とし、ミニにまつわる権利も手中にした。

BMWは新規に投入する同社初となる前輪駆動車を「ニューミニ」と位置づけ、それまでのヘリテイジ(資産)を生かしたビジネスモデルとすべく、傘下となった旧ローバーの技術者による車両開発を進め、2001年からイギリスのオックスフォード工場(旧ローバー社カウリー工場)で生産を開始した。詳細は「ミニ (BMW)」を参照

BMWのミニが登場したことで、初代ミニは「クラシックミニ」「BMCミニ」「ローバーミニ」とも呼ばれる。またスポーツグレードである「クーパー」の名称も高い知名度を誇っている。

日本では優れたパッケージング、愛らしいデザイン、軽自動車相当のコンパクトなサイズなどが評価され、モデル晩年は日本が主要マーケットとなっていた。

ミニは技術的には非常に優れた車であり、今なおミニを称賛する自動車評論家や業界人は少なくない。ただし大ヒット作でありながら、メーカーにはほとんど利益をもたらさなかったとされている。構造が複雑で、ベーシックカーとしてはコストが高かったためであった。
歴史

オリジナルのミニは、1952年に成立したブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)の技術者アレック・イシゴニス指揮するチームによって設計された。
スエズ動乱とミニマムカー

第二次世界大戦前から在籍していたナッフィールド・オーガニゼーションが、ライバルであるオースチン合併してBMCになると、イシゴニスは社内の環境に不満を感じ一時的に高級車メーカーのアルヴィスに移籍した。イシゴニスは同社で高級スポーツカーの開発に取り組んだが、結局その量産化は頓挫し、BMCの経営責任者であるサー・レナード・ロードの招きを機に、1955年にBMCに戻ってきた。

この当時の量産型BMC車は、小型車から上級車に至るまで合併前のナッフィールド系とオースチン系のモデルが並立している過渡期にあったが、いずれにしてもやや旧弊な設計のモデルが主流を占めていた。イシゴニスは早速、それらを刷新するためのニューモデル開発に取り組み始めた。

ところが1956年9月、スエズ動乱中東で勃発し、国際的に石油価格が高騰したことが開発環境の大きな転機となった。

当時、中東の油田依存率が高かった西ヨーロッパ諸国は時ならぬオイルショックに陥った。イギリスの大衆層は排気量1,000 cc 前後のまともな乗用車を維持することが困難になり、当時、西ドイツなどで生産されていた200 - 400 cc の、バブルカーと呼ばれる2 - 3人乗りミニカーを購入するようになった。それらは確かに経済的ではあったが、単気筒もしくは2気筒の空冷エンジンを搭載したけたたましい乗り物で、イギリスの税制では節税になる三輪自動車も含まれ、居住性や操縦性といった本格的な自動車に求められるような性能を欠いていた。

大衆が粗末なバブルカー購入に走るのを憂いたサー・レナード・ロードは、対抗のため自社開発陣に「極めて経済的な4人乗り小型車」の早急な開発を命じ、イシゴニス率いるBMC開発チームは一般的な小型車でなく、既存の自社モデル(オースチン・A30やモーリス・マイナーといった、1,000 cc 未満の小型車)よりもさらにコンパクトなニューモデルの設計を再考することになった。
Aシリーズエンジン

ミニマムカー開発を命じた際、ロード会長は「どんなエンジンを使っても良い、ただし既存のラインナップにある中から」という開発条件を提示した[1]。これに従うと、開発陣の選択肢は当時のBMCが生産していたエンジンで唯一の小排気量クラス用エンジンだった850 cc 級のAシリーズエンジン(英語版)直列4気筒エンジン以外にあり得なかった。

AシリーズエンジンはBMC成立直前の1951年、オースチン大衆車向けに著名なエンジン技術者ハリー・ウェスレイクが設計した堅実な水冷エンジンで、オースチンとナッフィールドの合併でBMCが成立した後には、やはりウェスレイクの手でシリンダーヘッド回りを設計された1,500 cc 級・Bシリーズエンジンと共に、BMCの標準エンジンに制定された。3ベアリング・ターンフローOHVという何の変哲もない設計であるが、BMCのエンジンでも開発年次が新しく、生産性と実用エンジンとしての資質を兼ね備えていた事もあり、1950年代後期には小型スポーツカーからライトバンに至るまで広く用いられていた。


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