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やノートページでの議論にご協力ください。(2017年11月) LGM-30 ミニットマン
種類大陸間弾道ミサイル
運用史
配備期間1962年 (ミニットマン I),
1965年 (ミニットマン II),
1970年 (ミニットマン III)
配備先 アメリカ合衆国
開発史
製造業者ボーイング
値段約七百万ドル
諸元
重量78,000 lb (35,300 kg)
全長59 ft 9.5 in (18.2 m)
直径5 ft 6 in (1.7 m) (第1段)
最大射程8,100 miles (13,000 km)
最大高度700 miles (1,120 kilometers)
弾頭速度約15,000 mph (マッハ23,または 24,100 km/h,または7 km/s) (最終段階)
精度150 m CEP
弾頭核弾頭
ミニットマン I及びII: W56 (退役),
ミニットマンIII: W62 (退役), W78 (現役), or W87 (現役)
エンジン3段式固体燃料モーター; 第1段 - チオコール TU-122 (M-55); 第2段 - エアロジェット-General SR-19-AJ-1; 第3段 - エアロジェット/チオコール SR73-AJ/TC-1
誘導方式慣性誘導式
発射
プラットフォームサイロから発射
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LGM-30 ミニットマン (Minuteman) はアメリカ空軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)であり、核弾頭を搭載した戦略兵器である。名称はアメリカ独立戦争における民兵「ミニットマン」に由来する。 アメリカ空軍における最初の本格的な固体燃料ロケットエンジンを搭載した量産型ICBMで、3段式ロケットによって最大速度24,000 km/hを誇る。一時は爆撃機系統の記号としてB-80が付けられていた。 アメリカ空軍で運用されている大陸間弾道ミサイルであり、戦略爆撃機およびアメリカ海軍の潜水艦発射弾道ミサイルと並び、戦略核攻撃能力を担っている。 冷戦の終結・核軍縮などにより、後継となるはずであったピースキーパーが2005年に退役した。そのため、1950年代に開発が開始された古いミサイルであるが、2009年時点でも配備・運用が続けられ、少なくとも2020年代までは運用される計画である[1]。 搭載核弾頭については更新・改良が続けられ、長期配備に際しての安全性が考慮されている。発射実験は2020年8月4日の時点でも行われており、ヴァンデンバーグ空軍基地から発射されたミニットマンIIIは太平洋を6700キロメートル飛行し、南太平洋のマーシャル諸島の近海に着弾している[2]。 2010年代に入り、ミニットマンIIIの後継となるICBMとして地上配備戦略抑止力 (Ground Based Strategic Deterrent, GBSD)の開発計画が、2020年代末の初期作戦能力獲得に向けて進められている。アメリカ空軍は2020年にノースロップ・グラマンとGBSDの開発契約を締結し、2022年にGBSDはLGM-35 センチネルと命名された。
概要