ミニットマン
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この項目では、アメリカ独立戦争時の民兵について説明しています。その他の用法については「ミニットマン (曖昧さ回避)」をご覧ください。
レキシントン (マサチューセッツ州)のミニットマン像

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出典検索?: "ミニットマン" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年7月)

ミニットマンとは、アメリカ独立戦争当時の民兵。招集されると1分(minute)で駆けつけるということからミニットマンと呼ばれるようになった。
歴史

アメリカ独立戦争当時のアメリカ人男子は、狩猟によって食料を得るために、幼少期から射撃術を習得している者が多かった。彼らの使用するライフル銃は、入植当初こそドイツ製が主流を占めていたものの、次第にアメリカ大陸東部の森林地帯に適合するような改造が施されてゆき、戦争開始時には弾丸の種類こそ旧式の球状ではあったものの、その初速は731メートル/秒を超えるまでになった。また、狩猟に長けた者の多くはアメリカ先住民の持つ生活の知恵を借用し、衣類や道具類に関しても、軽量簡素で目立たないものを好んで利用した。以上の理由から、独立戦争当時のアメリカ民兵には、潜在的に狙撃手としての能力を備えた者が多数存在したものと思われる。

つまり、ミニットマンの主要な軍事行動は、単独、あるいは少数グループによる狙撃であった。これならば、正規の軍事訓練を受けていない者でも、狩猟経験さえあれば戦場に投入することが可能だった。ただし、当時の猟銃は装填に時間がかかったため、平地で自身の姿が敵兵に見える状況下での狙撃は自殺と同義だった。従って、ミニットマンが最も活躍した場所は東部諸州の森林地帯だった。森の地形を熟知した民間狙撃兵は、イギリス軍に多大な被害をもたらした。
その他

20世紀以降、アメリカ合衆国で複数の保守系政治団体が「ミニットマン」を名乗っているが、上記民兵とは直接のつながりはない。

1960年代にロバート・ボリバー・デピュー(Robert Bolivar DePugh
)によって創立された反共産主義団体。(en:Minutemen (anti-Communist organization))

2005年に、米メキシコ国境を越える不法移民を監視する目的で作られた団体(en:Minuteman Project)

2000年代に、不法移民を監視する目的で作られた団体(en:Minuteman Civil Defense Corps)


ミサイルの「ミニットマン」および飲料の「ミニッツメイド」の名称の由来にもなっている。

Fallout 4の一勢力「ミニッツメン」の由来。

出典

ミリタリー・スナイパー―見えざる敵の恐怖?(マーティン・ペグラー 大日本絵画)

更新日時:2020年8月25日(火)03:42
取得日時:2021/02/08 14:23


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