ミニコンポ
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ミニコンポ(和製英語: mini compo)とは、小型のコンポーネントステレオという意味だが、主として日本で発展したオーディオ機器の一形態である。
概要

もともとは1970年代に、コンポーネントステレオ[注 1]のバリエーションとして登場した一回り小さい製品群を指して呼んだのが「ミニコンポ」であったが、メーカ毎に異なる・あるいは協同の商品戦略や、時代の変遷によりその指すものは大きく変化を続けている。現状、一般的に据置型でスピーカーが分離できるオーディオ・システム一般をだいたい指している。

「ミニコンポ」は元々は、いわゆる「コンポーネントステレオ」のフルサイズと言える、19インチラックに架装するPA機材のサイズと同程度の幅17インチ(約432ミリ)から、横幅で80%程度に縮小したサイズの製品群であった。他にも「ミニ・ステレオ」などの呼称があり、各社の発売が集中したミニコンポ元年ともいえる1978年昭和53年)当時、ミニコンポという名称を使用していたのは、広告媒体で使用されていたパイオニア(ホームAV機器事業部、後のパイオニアホームエレクトロニクス→オンキヨー&パイオニアオンキヨーホームエンターテイメントオンキヨーテクノロジー/ティアック)のMiniシリーズと、製品本体バッジに使用されていたaiwaのマイペースシリーズで、A4サイズを採用したTechnicsはコンサイスコンポ、当時最小のB5サイズで発売した東芝Aurexではマイクロコンポという名称を用いるなど特に決まっていなかったが、わかりやすさから次第にミニコンポという名称が普及して行った。必然性は無いのであるが、業界の流行として、1980年代頃のミニコンポには最初から各コンポーネントがシリーズ化され、セット販売を前提とした、いわゆるシステムコンポ[注 2]も多い。「セットコンポ」という名称も好まれる。

音楽パッケージの形態がLPレコードからコンパクトディスク(CD)やミニディスク(MD)に移行し、スイッチング電源や高出力アンプがモジュールIC化されるなどの進歩と、より広く一般への普及を狙ったメーカの戦略により小型化はさらに進行し、幅が約半分のサイズの「ミニミニコンポ」、更に小さい「マイクロコンポ」などという呼称もあらわれた。「マイクロコンポ」は、由来からは「コンポ」の語にあたらない、単にスピーカーのみが分離している形態[注 3]を指しても使われた。現在ではそれらの全てを含め、フルサイズ以外の(フルサイズより小さい)、据置型でスピーカーが分離できるオーディオシステム一般をだいたい指して「ミニコンポ」と呼ばれている。

オーディオ機器を指して単に「コンポ」と呼ぶのは、ほぼ和製英語的用法で、英語では「Stereo component system」や「シェルフ・ステレオ」(Shelf stereo)、「ミニシステム」、「マイクロシステム」などといった表現が、これらに相当する機器に対して使われている。

分類の傾向としてその他には、VHF帯のFMラジオ放送およびTV放送の受信用のアンテナについて、取り外しを前提としていないロッドアンテナがネジ止めなどで付属のものがラジカセ類、フィーダーアンテナなどを外付けするための端子が付いているものがミニコンポ類、という分類もあるがこれも大雑把な傾向として言えるに過ぎない。東芝エルイートレーディング(≒東芝ライフスタイル)がAurex(→AUREX)をラジカセまたはラジオ扱いにしたなどのいくつかの例はこれに沿っている。一方でこれに沿っていない、FMロッドアンテナ搭載のミニコンポもドウシシャSANSUIブランド、およびORIONブランドの各種製品のようにいくつかの例がある。
歴史

日本におけるステレオの普及は1959年(昭和34年)に発売され大ヒットした日本ビクター(現:JVCケンウッド)のアンサンブル型ステレオ STL-3 に始まるが、当時は真空管時代であり、「家具調ステレオ」とも呼ばれる大きな「家具」だった。戦後の日本が豊かになるにつれこれらは一層大きくなっていくが、その一方で1960年代後半にはトランジスタを使った「家具」ではない比較的小形の「モジュラーステレオ」が現れる。その後、1973年(昭和48年)頃から家具調ステレオは「コンポーネントステレオ」にとって代わられていく。しかしモジュラーステレオについてはそのままになっていた。

1978年から1979年(昭和54年)にかけてフルサイズのコンポーネントステレオを小形化した新しいタイプのコンポーネントステレオがソニーテクニクス松下電器産業(現:パナソニック)ダイヤトーン三菱電機)、オーレックス東京芝浦電気東芝)、アイワ(初代法人)などから相次いで発売された。これらが「ミニコンポ」の第一世代であり、新時代のモジュラーステレオともいうべきものであった。新技術のスイッチング電源を採用し小形で大出力を実現したパワーアンプや、当時高級チューナーに採用されつつあった PLL シンセサイザー方式のチューナーをラインナップに据え、筐体にはアルミダイキャストやアルミ引き抜き材を多用するなど、小形ながら高級感あふれるフルサイズコンポーネントの凝縮版といった趣のものであった。大きさは A4 サイズや B5 サイズなどまちまちで統一規格化はされなかった。その後1980年代には第一世代からコストダウンする形でミニコンポが続々登場することになる。

1980年代後半になるとバブル経済景気の影響でCDプレーヤーの搭載が標準となり、若者の目を引く派手なグラフィックイコライザーの搭載や、一部の高級機ではレーザーディスクプレーヤーの搭載、テレビの音声多重放送にも対応するなど、AV化、多機能化が進んだ。この当時は従来からのコンポの流れを受け継ぎ、各ユニットが別体になったモデルが大半だった。この頃にはプラスチックなどでコストダウンしやすい黒色がボディーカラーの主流になって行った。ビデオデッキをこれらに接続して高音質で聞く、といった販促活動も見られたのがこの時期である。一部のユーザーはファミコンなどをミニコンポに接続して高音質でゲームを楽しむものさえいた。

1990年代に入るとバブル崩壊1991年平成3年〉)の影響を受け、アイワが各ユニットの接続が不要なオールインワン型のミニコンポを発売し、低価格モデルを中心に主流となる。同時期にMDが台頭すると、MDデッキを搭載した機種が登場している。低価格モデルの価格競争が激しくなる一方で、ケンウッド、オンキヨー(現在の法人と全く異なるかつての法人。後のオンキヨーホームエンターテイメントを経て現在のオンキヨーテクノロジー/ティアック)、デンオン〈≒デノン〉日本コロムビア、現:デノンコンシューマーマーケティング)、ティアック、パイオニアなどからは、小型サイズの高級オーディオといった趣きを持つ、従来のミニコンポとは一線を画した原点回帰ともいえる高級・プレミアムモデルが発売される。これらは「ハイコンポ」または「プレミアムミニコンポ」「ユニットコンポ」[注 4]とも呼ばれ、他のミニコンポを持つメーカーも追随した。

2000年代に入ると、ライフスタイルの急速な変化も手伝い、iPodに代表されるデジタルオーディオプレーヤーが普及すると、コンポに内蔵されたハードディスクドライブフラッシュメモリへ音楽を取り込み、デジタルオーディオプレーヤーへの転送や充電も可能なモデルが登場した。

2010年代に入ると、AirPlay対応のネットワークオーディオプレーヤー機能を内蔵したり、インターネットラジオの再生に対応したものなどが登場している。


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