この項目では、三菱自動車の軽自動車について説明しています。
同車のクーペ仕様については「三菱・ミニカスキッパー」をご覧ください。
同車のハイルーフ仕様については「三菱・ミニカトッポ」をご覧ください。
原動機付小型自動車の「ミニカー (車両)」、玩具の「ミニカー (玩具)」、自動車ブランドの「ミニ (BMC)」および「ミニ (BMW)」とは異なります。
「ミニカ」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「ミニカー」をご覧ください。
ミニカ(MINICA)は、三菱自動車工業[注釈 1]が生産・販売していた軽自動車である。
三菱・ミニカ 初代は1962年に三菱自動車(当時は新三菱重工業、後の三菱重工業)初の軽乗用車として登場する。最終型(2011年6月まで販売)は1998年に軽自動車規格改正を受けてフルモデルチェンジされた8代目にあたり、2007年7月に乗用車登録となるセダンタイプが廃止され商用車(貨物車)登録となるバンタイプのみとなった。乗用モデルは軽乗用車の商標として最も長命で8代45年を誇る車種であった。また、2011年5月現在の時点において現存する軽自動車全体では1960年初代発売のダイハツ・ハイゼット[注釈 2]、1961年初代発売のスバル・サンバーに次いで3番目の長寿車種となっていた。 利便性に優れた軽トールワゴンタイプ全盛の時代においても、良い意味で昔ながらの運転のしやすく軽量なボディ形状と低価格[注釈 3]により、主婦や高齢者層のセカンドカー
8代目 後期型
概要
製造国 日本
販売期間1962年-2011年
ボディ
ボディタイプ2ドアノッチバックセダン/セダン(初代、3代目-4代目)
3ドアハッチバック(2代目、4代目-8代目)
4ドアハッチバック(6代目)
5ドアハッチバック(5代目-8代目)
3ドアライトバン(2代目)
3ドア軽トールワゴン(6代目-7代目)
4ドア軽トールワゴン(7代目)
駆動方式FR/FF/4WD
系譜
先代三菱・360
後継三菱・i[1]
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概要
また、本稿では以下のモデルについても便宜上記述する。
ミニカバン
ミニカエコノ
以下、2ストロークエンジン搭載専用モデル。
ミニカ70
ミニカ73
以下、4ストロークエンジン搭載専用モデル。
ミニカF4
ミニカ5
ミニカアミ55
ミニカアミL
ホットハッチ
ミニカエコノZEO
ミニカDANGAN
なお、派生車については派生車から当該項目を参照のこと。 三菱・ミニカ(初代) 1961年に登場した軽ボンネットバン三菱・360をベースにほぼ共通のドライブトレーンやプレスを使いつつ、車体後部構造とグリルのデザインを変えることで、4人乗り軽乗用車に仕立てられたものである。安易で凡庸な成り立ちでありデザインも武骨なものであったが、堅実で信頼性は高かった。 三菱・360のセンターピラーから後ろをノッチバックスタイルに変更。リアウィンドウを垂直に立てることで後席ヘッドルームをかせぎ、4人乗り乗用車ととして成立させた。またリアエンジンが一般的だった当時の軽自動車の中で、ミニカはベースモデルと共通のフロントエンジン・リアドライブを採用。これにより最も広いトランクを備えることがセールスポイントであった。エンジンはME21型2ストローク空冷直列2気筒・359ccで最高出力は17馬力を達成し、実用上支障ない性能を確保していた。
初代(1962年-1969年)LA20/21/23型
LA20/21/23型
中期型
後期型 デラックス
概要
販売期間1962年 - 1969年
ボディ
乗車定員4人
ボディタイプ2ドアノッチバックセダン
駆動方式FR
前前:ウィッシュボーン+横置きリーフスプリング独立懸架 後:半楕円リーフスプリング・固定軸
後前:ウィッシュボーン+横置きリーフスプリング独立懸架 後:半楕円リーフスプリング・固定軸
車両寸法
ホイールベース1,900mm
全長2,995mm
全幅1,295mm
全高1,345mm
車両重量490kg
その他
ベース車三菱・360
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