ミッドナイトアートシアター(英語: MIDNIGHT ART THEATER)は、フジテレビ系列で深夜に放送されている映画情報番組。現在、水曜1時55分 - 3時55分(火曜深夜)に放送している関東ローカル番組。 当番組は映画を放送する番組(放映のための放送枠)である。番組は編成の都合による他の番組の放送等で休止されるが、年末年始でも放送されることがある。放送枠拡大となった場合や編成の都合で開始時刻が2時を過ぎた場合など、通常時4時から放送の「めざにゅ?」の開始時刻繰り下げ・放送時間短縮となることがしばしばあった。 放送開始は1987年4月。放送開始から数年は、当時映画ファンの間でブームになっていた「ミニシアター系」の作品を専門に放送していたが、現在では製作国やジャンルにこだわらない雑多な映画が放送されている。放送形態も、かつては映画本編はノーカットの上、途中にCMも入れず、外国映画の場合は字幕スーパーで放送していたが、現在ではこのポリシーは崩れ、CMが入り、日本語吹き替え版(短縮版)も放送される。吹き替え版以外の作品はほぼノーカットに近い形で放送されているが、映画のエンド・クレジットは途中でフェイド・アウトされるかカットされることが多い。番組タイトルは同じであるが、内容的には放送開始当時の面影はない。 当初は映画本編の前後に映画評論家らが語る解説が付いていたが、途中から局のアナウンサーによる解説に変わった。現在の放送では、冒頭部にアナウンサー(支配人、ナビゲーター、MC等の肩書で登場する)による解説があり、公開中の最新映画の情報や翌日の土曜プレミアム・ステージの映画紹介等も放送されている。番組のマスコットキャラクターとして、操り人形の「ポップン」(現在は3代目)が登場し、アナウンサーとお喋りを繰り広げる。 その日に紹介した映画に関するクイズ・コーナーもあり、長野翼がナビゲーターを担当していた時代には、長野の映画に関する知識を強化する企画へと発展した(詳しくは下記「長野翼教育計画」を参照)。 2011年4月より立本信吾がナビゲーターを担当し、アナウンサーがナビゲーターを担当することになって以降、初めて男性アナウンサーが担当することとなった。 放送開始から放送曜日が数回変更されており、金曜日→木曜日→水曜日→木曜日→水曜日→火曜日→木曜日→金曜日→木曜日、そして2011年4月から火曜日となっている。 一時期、解説が付かず、字幕による簡単な内容の説明のみだった事があった。 ※以下は2005年半ば以降?放映されたもの
概要
冒頭部分の設定など
番組の設定は深夜の映画館である。客席に支配人以外、誰もいないのは、視聴者を観客としているからである。
長野翼がナビゲーターを務めた当初、肩書は「支配人」ではなく、「支配人の娘」という設定だった。
元支配人長野のコメントによると、長野が担当するようになってからの「ミッドナイトアートシアター」はラブストーリー専門の映画館ということのようである。
収録場所は、主にフジテレビマルチシアター。稀に映画紹介の為に関係者に話を聞く時、映画事業部でインタビューをする事がある。
出演者
4代目支配人・ナビゲーター・MC:立本信吾(フジテレビアナウンサー)(2011年4月 - )
歴代出演者
初期の解説担当者:品田雄吉、大久保賢一、森山京子、洞口依子 等
ナビゲーター:佐々木恭子(フジテレビアナウンサー)(2001年10月? - 2003年9月25日)
支配人・ナビゲーター・MC:長野翼(フジテレビアナウンサー)(2003年10月10日 - 2006年9月23日)
3代目支配人・ナビゲーター・MC:松尾翠(フジテレビアナウンサー)(2006年10月20日 - 2011年3月18日)ポップン山田(声:不明、登場時期不明 - 交代時期不明)2代目 ポップン吉川(声:千葉一伸、交代時期不明 - 2006年2月3日)3代目 ポップン山田(声:山田ジャクソン、2006年2月10日 - )
主要ゲスト&コメンテーター:大矢雅則(大矢のマッシー) 映画秘宝編集部mic(ミック)ちゃん シネマスタイリスト高橋紀子(のりピー) アジア映画コメンテーター伊藤さおり(さおりん) 映画パーソナリティ久保晴世 フジテレビ グッズ企画開発中川京子 Frau
近年の放映タイトル
「TAXi」
「かあちゃん」
「ジャック・フロスト」
「クロコダイル・ダンディー in L.A.」
「トータル・リコール」
「プラクティカル・マジック」
「ソルジャー」
「ブレージングサドル」
「救命士」
「オン・ザ・ライン 君をさがして
「ペイ・フォワード 可能の王国」
「ボイス」(吹き替え版)
「すべては愛のために」
「プロジェクト・イーグル」
「ミステリー・アラスカ
など 2005年10月から2006年9月まで行われた番組の企画である。元は冒頭部で映画のクイズをしたところ、当時の支配人・長野の偏った映画知識が露呈し、スタッフ陣から苦情が殺到したため、長野翼の映画知識を強化するために企画されたものである。
長野翼教育計画
概要
内容
この企画の根本ともなった映画に関するクイズでは、長野翼の正解数は20問中は3問だった。また、映画音楽イントロクイズも行われたが、出題された15問のうち長野が答えられたのは2問だった。その後、映画期末テストとして、再びクイズが出題されたが、全15問中正解4問であった。
映画クイズ・イントロクイズは、出題されたイントロが使われた映画のタイトルを答えるものであるが、長野翼の場合、「ミッション・インポッシブル」のテーマを「007(ダブル・オー・セブン)」や「スピード」と答え、「ノッティングヒルの恋人」では「知っているラブストーリーの映画全部言っていけば当たるよ」と無茶を言うほか、挙句の果てには2度出題された「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」のイントロを「戦場のメリークリスマス」ではなく2回とも「ジブリ系」(「もののけ姫」、トトロ)と最後まで考え続け、クイズは無惨な結果に終わり、放送では大幅にカットされる始末であった。
ちなみに2006年9月にも、卒業試験と題して行われたが、結果は変わらず最後まで良い結果が出せないままコーナーは終了した。
関連項目
立本信吾
松尾翠
長野翼
佐々木恭子
脚注
外部リンク
フジテレビ
表
話
編
歴
系深夜枠・JOCX-TV2
月曜日
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