ミッキー・ドナルド・グーフィーの三銃士
Mickey, Donald, Goofy: The Three Musketeers
監督ドノバン・クック
『ミッキー・ドナルド・グーフィーの三銃士』(ミッキー・ドナルド・グーフィーのさんじゅうし、原題:Mickey, Donald, Goofy: The Three Musketeers)は、2004年8月17日に発売されたアメリカのディズニートゥーン・スタジオが製作したアニメーション映画(オリジナルビデオ)。 ミッキーマウスのデビュー75周年記念作品。ミッキー、ドナルドダック、グーフィーが共演した初の長編アニメーション映画である。また日本語吹き替え版では長年ピートの声を演じた大平透が2015年に引退したため最後の長編アニメーション映画となった。 日本では同年9月3日にブエナ ビスタ ホーム エンターテイメントから日本語吹き替え版のVHS(規格品番:VWSJ-4898/VWSS-4898/VWSB-4898/VWGJ-4898)とDVD(規格品番:VWDS-4898)が発売されている。パッケージのキャッチコピーは「ミッキーマウス デビュー75周年記念 最新長編作品」。パッケージ裏のキャッチコピーは「この3人がチカラをあわせれば、もう誰にも止められない。」。 舞台は中世のフランス王国。幼少期、悪党に絡まれていたところを、かの「三銃士」に助けられた貧しい身分のミッキー、ドナルド、グーフィー。彼らのような輝かしい近衛銃士を志すが、銃士隊の下働きをする毎日でその夢を叶えられずにいた。仕事は失敗ばかり繰り返すため上司のピートには役立たずと見なされ、さらに銃士になりたいという目標も否定されてしまう。「臆病者」のドナルド、「マヌケ」なグーフィー、そして「小さすぎる」ミッキーには銃士は努まらないからだ。 近衛隊長のピートにはもう一つの顔と野望があった。家来のビーグルボーイ達と共に裏でミニー王女を誘拐し自身が新たなフランス国王に君臨するというものである。そんな中、殺気を感じたミニーはピートを呼びつけ、直ちに直属の警護を付けるよう命じた。困惑するピートだったが、ミッキー達3人を「優れた精鋭部隊」に抜擢することで王女を危機に陥れる作戦を思い付く。 晴れて念願の銃士に就任したミッキー達はミニー王女の護衛に心を奮い立たせるが、ビーグルボーイらの奇襲を受け、ミニーと侍女・デイジーは敢え無く拐われてしまう。落胆する3人だったが、決意を新たにし後を追い危なげなくミニー達を救出してみせた。「落ちこぼれの三銃士」が予想以上に脅威であると判断したピートは、ミッキー達の殺害を企てる。 グーフィーはピートの手下・クララベルに捕まり、ピートの企みを知ったドナルドは「銃士をやめる」と宣言しミッキーを見捨てて去ってしまう。二人がいなくなって途方に暮れるミッキーは銃士としての自覚を失いピートに捕らわれ、古びた城の牢獄に閉じ込められてしまう。その頃、グーフィーはクララベルに海に落とされそうになるも彼女の歌をほめて改心させ、逃げようとするドナルドを引き連れてミッキー救出に向かう。しかし、ドナルドは弱気な性格のせいでまたもやミッキーを見捨てるも、トルバドールに「お前は卑怯者だ!」と叱咤され、「僕だってやってやる」と弱みを乗り越えグーフィーと共にミッキーを救出する。こうして、再会を果たした三人はミニーを助けに行こうとするが、ミッキーは「本物の銃士じゃない」と落ち込む。それを聞いたグーフィーは「確かに僕たちは臆病で小さくてマヌケかもしれないけど、みんなで力を合わせればピートにだって打ち勝てる」と励ます。
概要
ストーリー