ミズ・マーベル
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Ms. Marvel
出版の情報
出版者
マーベルコミックス
初登場『ミズ・マーベル』第1号(1977年1月)
クリエイターゲリー・コーンウェイ(英語版)、カーラ・コーンウェイ(原作)
ジョン・ビュッセマ(英語版)(作画)
作中の情報
本名キャロル・ダンバース(初代)
シャロン・ベンチュラ(二代目)
カーラ・ソフェン(三代目)
カマラ・カーン(四代目)

ミズ・マーベル(Ms. Marvel)とは、マーベル・コミックの作品に登場するスーパーヒーローである。この名を名乗ったキャラクターは複数いる。初代ミズ・マーベルはキャプテン・マーベルの女性版として構想された。ミズ・マーベルの名を用いたキャラクターの多くは、キャプテン・マーベルと同様に宇宙種族クリー人(英語版)のテクノロジーや遺伝子によってスーパーパワーを身につけた。マーベル・コミックはこれまで Ms. Marvel というタイトルのオンゴーイング・シリーズ[注 1] を4期にわたって刊行してきた。第1・第2シリーズの主人公はキャロル・ダンバース、第3・第4シリーズの主人公はカマラ・カーンである。
キャロル・ダンバース詳細は「キャロル・ダンバース」を参照

初代ミズ・マーベルであるキャロル・ダンバース(Carol Danvers)は、原作者ロイ・トーマスと作画家ジーン・コランによる Marvel Super-Heroes 第13号(1968年3月)で超能力を持たないアメリカ空軍士官として初登場した。ダンバースは『キャプテン・マーベル』第18号(1969年11月)でクリー人のスーパーヒーローであるキャプテン・マーベルとともに爆発に巻き込まれた。その後『ミズ・マーベル (Ms. Marvel)』第1号(1977年1月)で再登場し、爆発の結果キャプテン・マーベルとDNAが融合してスーパーパワーが発現したという設定を与えられた。ミズ・マーベルとなったダンバースは、『アベンジャーズ』第171号(1978年5月)でヒーローチームアベンジャーズの中心メンバーの地位を得た。ダンバースのコードネームはミズ・マーベルからバイナリー(Binary)[1]、さらにウォーバード(Warbird)[2] へと変わった。2012年7月、ダンバースはキャプテン・アメリカの勧めにより、初代キャプテン・マーベルことマー=ヴェルからキャプテン・マーベルの名を受け継いだ[3]
シャロン・ベンチュラ詳細は「シャロン・ベンチュラ(英語版)」を参照

ミズ・マーベルの名を用いた二人目のキャラクター、シャロン・ベンチュラ(Sharon Ventura)は『ザ・シング』第27号(1985年9月)で初登場した。作者はマイク・カーリンとロン・ウィルソンである。スタント・パーソンであったベンチュラは、スーパーヒーローのバイクチーム、サンダライダーズ(Thunderiders)に所属していたとき、ファンタスティック・フォーの一員であるザ・シングと出会った。ベンチュラは『ザ・シング』第35号(1986年5月)において、スーパーヴィランのパワーブローカーの被検体に志願してスーパーパワーを得ると、ザ・シングとともに作中のプロレス団体Unlimited Class Wrestling Federationに参加した。このとき名乗った名がミズ・マーベルである。ベンチュラは後に『ファンタスティック・フォー』第307号(1987年10月)でファンタスティック・フォーに加入した。同誌第310号(1988年1月)では、宇宙線にさらされたことでベンチュラの身体が変異を起こしてザ・シングと同じく岩のような見た目になった。これによってベンチュラはシー・シング(She-Thing)のコードネームを与えられた。
カーラ・ソフェン詳細は「カーラ・ソフェン(英語版)」を参照

スーパーヴィランのムーンストーンとしても知られるカーラ・ソフェン(Karla Sofen)は、『キャプテン・アメリカ』第192号(1975年12月)において、悪役ドクター・フォースタスの女性助手として初登場した。同号の作者はマーヴ・ウルフマンとフランク・ロビンスである。『インクレディブル・ハルク』第228号(1978年10月)において、ソフェンは当時ムーンストーンを名乗っていたロイド・ブロックの精神科医になり、ブロックのパワーの源であった隕石を騙し取ってムーンストーンの名と能力をわがものとした。「ダークレイン」のストーリーラインにおいて、ソフェンはノーマン・オズボーン(グリーンゴブリン)が組織したアベンジャーズ、通称ダークアベンジャーズに加入し、当時のミズ・マーベルであったキャロル・ダンバースになりすました[4]。ソフェンは『ミズ・マーベル』(2009年6月)第38号から同誌の主人公となったが、第47号(2010年1月)にはダンバースがその座を取り戻した。
カマラ・カーン詳細は「カマラ・カーン」を参照

四人目のミズ・マーベルとなったのは、サナ・アマナット、G・ウィロー・ウィルソン、エイドリアン・アルフォナによって創作されたカマラ・カーン(Kamala Khan)である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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