ミズスギナ
保全状況評価
絶滅危惧IB類(環境省レッドリスト)
分類
ミズスギナ(Rotala hippuris)は、ミソハギ科キカシグサ属に分類される植物。湖沼やため池で見られる水草で、アクアリウムに用いられる水草としても知られる。 日本固有種で、関東以西の本州、四国、九州に分布[1]。生息地の減少に伴って個体数は減少しており[1]、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている[2]。 多年草[3]。匍匐茎を伸長し、上部は直立、茎の高さは3-10cm[3]。葉は線形葉で5-12輪生し、長さは2-3cm[3]。水面まで茎を伸ばし、水上に茎が出た場合は、水中とは異なった形態の葉(異型葉)をつける[1]。花は白色で、水上に伸びた茎の葉腋につく[1]。また水中で閉鎖花をつけ、無性的に繁殖する可能性も示唆されている[4]。 アクアリウムにおいて、水槽で栽培されることがある。
分布
形態、生態
利用
脚注^ a b c d 小林真吾(2002)「愛媛県におけるミズスギナRotala hippuris Makino の分布記録」愛媛県総合科学博物館研究報告 7 109-112
^ 環境庁自然環境局野生生物課編『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物8 植物I(維管束植物)』 財団法人自然環境研究センター、2000年、ISBN 4-915959-71-6。
^ a b c 「愛知県維管束植物レッドリスト」(2009年)p.47 ⇒[1]
^ 角野康郎