この項目では、ボブ・ディラン自身の楽曲について説明しています。ザ・バーズのアルバムについては「ミスター・タンブリン・マン (バーズのアルバム)」をご覧ください。
「ミスター・タンブリン・マン」
ボブ・ディランの楽曲
収録アルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』
リリース 1965年3月22日
規格12" アルバム
録音1965年1月15日
ニューヨーク
コロムビア・レコーディング・スタジオ
ジャンルフォーク、フォーク・ロック
時間5分29秒
レーベルコロムビア
作詞者ボブ・ディラン
作曲者ボブ・ディラン
プロデューストム・ウィルソン
『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』収録順
ボブ・ディランの115番目の夢
(7)「ミスター・タンブリン・マン」
(8)エデンの門
(9)
ミュージックビデオ
「Mr. Tambourine Man (Live at the Newport Folk Festival. 1964)」
「ミスター・タンブリン・マン」(Mr. Tambourine Man)は、ボブ・ディランが作詞・作曲し、1965年に発表した楽曲。ザ・バーズのカバー・バージョンが全米1位を記録。同年から始まったフォークロックの概念を確立させた曲の一つとして知られる[1]。 「ミスター・タンブリン・マン」とは、フォーク・シンガーでありセッション・ギタリストだったブルース・ラングホーン(Bruce Langhorne
解説
歌詞の内容については、マイケル・グレイ(『ディラン、風を歌う』三井徹訳、晶文社、1972年)の論じるところによると、詩神に霊感を与えてくれるように祈る歌であるという説や、ドラッグ・ソングであるという説などがあるが、この時期のディランの歌詞には、聴き手の体験に置き換えて自由に解釈できる象徴性があることも指摘されており、「ミスター・タンブリン・マン」はそのような性格を特によく示している。
1964年6月9日、アルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』(1964年)のレコーディング・セッション時にジャック・エリオットとデュエットで歌い録音されていたが、アルバムには収録されなかった。この時の演奏は、後に『ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック』(2005年)に収録された。
リリース前よりコンサートでは演奏されており、1964年10月31日ニューヨーク、フィルハーモニック・ホールでの演奏が『アット・フィルハーモニック・ホール(ブートレッグ・シリーズ第6集)』(2004年)に収録されている。
1965年1月15日、アルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』のレコーディング・セッションにて、弾き語りスタイルのソロに、ブルース・ラングホーンのエレキ・ギターが加えられた形の最終バージョンが録音され、アルバムに収録された。 雑誌『ローリング・ストーン』が選出した「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」(2010年版)には、ディランとバーズの両バージョンがエントリーされている(バーズ: 79位、ディラン:106位)。また両バージョンともグラミー賞の殿堂(Hall of Fame)入りを果たしている。 「ミスター・タンブリン・マン」 .mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
評価
バーズのバージョン
ザ・バーズ の シングル
初出アルバム『ミスター・タンブリン・マン』
B面I Knew I'd Want You
リリース1965年4月12日 (1965-04-12)[2]
規格7インチ・シングル
録音ロサンゼルス、コロムビア・スタジオ(1965年1月20日)
ジャンルフォークロック
時間2分18秒
レーベルコロムビア・レコード
作詞・作曲ボブ・ディラン
プロデューステリー・メルチャー
チャート最高順位
第1位(Billboard Hot 100)
第1位(全英シングルチャート)
ザ・バーズ シングル 年表
ミスター・タンブリン・マン b/w I Knew I'd Want You
(1965年 (1965))
All I Really Want to Do b/w すっきりしたぜ
(1965年 (1965))
ミュージックビデオ ザ・バーズ[3]の歌った「ミスター・タンブリン・マン」は、ディランのアルバムから数週間後には録音されており、1965年4月12日にシングルとしてリリースされ[2]、デビュー・アルバム『ミスター・タンブリン・マン』(1965年6月)のタイトル曲となった。 ファースト・シングルとしてリリース。ビルボード・ホット100とキャッシュ・ボックスの両方のチャートで1位を記録している[4]。また全英シングルチャートでも1位を記録した。 ディランの歌詞は4番まであるが、バーズはそのうちの2番の歌詞のみ。またテンポがスローになり、ロジャー・マッギンの12弦ギターによるイントロとコーラス・ワークの独自なロック・アレンジが加えられて、歌詞の持つ幻想的なイメージを効果的に表現している。このカバーはディランの曲として初めて、米国・英国のチャートでトップをとり、アニマルズの「朝日のあたる家」に続くフォーク・ロックの大ヒットとなって、このジャンルの確立に貢献した。バーズはその後もディランの曲を独自のサウンドでアレンジしたカバー曲を多数発表している。イギリスの新聞「デイリー・テレグラフ」の音楽評論家が2004年に選出した「ベスト・カヴァー・ソングTOP50」では7位となった。ロックの殿堂の「ロックン・ロールの歴史500曲(500 Songs that Shaped Rock and Roll
「Mr. Tambourine Man」 - YouTube
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