ミクマク語
Mikmawisimk
話される国 カナダ
アメリカ合衆国
地域ノヴァスコシア州、ニューブランズウィック州、ガスペ半島(ケベック州)、 ニューファンドランド島、メーン州北部、マサチューセッツ州ボストン
話者数10,850(うちカナダ8,750、アメリカ合衆国[1][2]
言語系統アルギック語族
アルゴンキン語派
東部アルゴンキン語群
ミクマク語(Mikmawisimk)は、東部アルゴンキン諸語の一つで、カナダとアメリカ合衆国に住む2万人のミクマク族のうち1万1千人により話されている[1][2]。Mi'kmaqという単語は「我らの友たち」(単数形Mikm[3])という意味で、形容詞形がMikmaw[4]、この言語のミクマク語での自称がMikmawisimk[5]またはMikmwei[3] (いくつかの方言で)である。 以下にミクマク語における音素を示す。 前舌中舌後舌 唇歯茎硬口蓋軟口蓋唇軟口蓋 阻害音(/p, t, k, k?, t?, s, x, x?/)は語頭および他の阻害音の隣では無声だが、共鳴音(母音および子音/m, n, w, l, j/)の間では異音として有声化する。例えば?Mi'kmaq?は音韻上/mi?kmax/だが[mi??max]と発音される。 ミクマク語のローマ字による表記方式は19世紀に宣教師たちによっていくつか考え出されている。以前はこの言語はミクマック象形文字という部分的に独自の方法で書かれていた。Francis-Smith正書法は1974年に開発され、1980年にミクマク・ネイションの公式正書法として採用された。これが最も広範に使われる正書法で、ノヴァスコシアのミクマクとMikmaq Grand Councilにて用いられる。これと酷似するのが"Lexicon"正書法であり、違いは母音の長さを示すのにアポストロフィ? ' ?か鋭アクセント? ´ ?の代わりにコロン? : ?を用いることだけである。Francis-Smith正書法が開発された当初、アポストロフィ(しばしば"tick"と呼ばれる)が母音の長さの符号として指定されていたが、ソフトウェア・アプリケーションが誤ってtickをカーリーアポストロフィへと自動修正してしまったため、鋭アクセントによる二次的手段が正式に容認された。棒付きi? ? ?はしばしばより一般的な曲アクセント付きiで書かれる。Listuguj正書法ではアポストロフィが長母音を示し、?g?の文字が?k?の代わりに用いられる。19世紀のPacifique正書法では?w?と?y?を使わずに?o?と?i?を代わりに用い、母音の長さは無視している。19世紀のSilas Tertius Rand ミクマク語正書法IPA/a//a?//e//e?//i//i?//?//t?//k//l//m//n//o//o?//p//x//s//t//u//u?//w//j/
音韻
母音
短長短長短長
狭母音ii?uu?
半狭母音ee??oo?
広母音aa?
子音
破裂音ptkk?
破擦音t?
摩擦音sxx?
鼻音mn
接近音wlj
正書法Elsipogtog First Nationのミクマク語による停止標識
Francis-Smithaa'/aee'/eii'/i?jklmnoo'/opqstuu'/uwy
Listugujaa'ee'ii''jglmnoo'pqstuu'wy
Lexiconaa:ee:ii:?jklmnoo:pqstuu:wy
Pacifiqueaeitjglmnopsto
Rand?a a???e?chc klmn?o ?bhsd t??oo uwy
脚注^ a b ⇒Statistics Canada 2006