マー・ア・ラゴ
アメリカ合衆国国家歴史登録財
アメリカ合衆国国定歴史建造物
パームビーチ島にあるマー・ア・ラゴ
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}フロリダ州の地図を表示アメリカ合衆国の地図を表示
所在地アメリカ合衆国フロリダ州パームビーチオーシャンブルヴァード1100 S.
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯26度40分40秒 西経80度02分10秒 / 北緯26.67778度 西経80.03611度 / 26.67778; -80.03611
マー・ア・ラゴ (マールアラーゴ[3]、マララーゴ[4]、マーラ・ラゴ[5]、英語: Mar-a-Lago [?m??.??l??.go?]) はアメリカ合衆国フロリダ州パームビーチにあるアメリカ合衆国国定歴史建造物で、第45代アメリカ合衆国大統領であるドナルド・トランプの別荘である。1924年から1927年にかけてフロリダの女性商人であるマージョリー・メリウェザー・ポストによって建設された。ポストはマー・ア・ラゴがアメリカ合衆国大統領や政府高官らの冬のあいだの別荘として使えるように構想しており、1973年の死後、国に寄贈された。しかしその後の大統領らはマー・ア・ラゴを使用することがなく、1980年にポスト一族に返還された[6]。
110,000-平方フート (10,000 m2)[7]の敷地内には126の部屋やマー・ア・ラゴクラブ、アメニティなども兼ね備えたホテルさながらの客室やスパなどもある。トランプ一家は敷地内の独立したプライベート区域に滞在する[8]。 マー・ア・ラゴはスペイン語であり、英語でSea to Lakeという意味である[9]。 マージョリー・メリウェザー・ポストは夫であるエドワード・フランシス・ハットン(金融家でバーバラ・ハットンの伯父でもある)とともにマー・ア・ラゴを建設した。夫妻はマリオン・シムズ・ワイエスをデザイン担当として雇い、ジョセフ・アーバンをインテリアや内装のデザイン担当として雇った[10][11]。ポストは生前、マー・ア・ラゴがキャンプ・デービッドのように大統領の別荘として使用されることを望んでいたため、1973年にポストが死去したのち、遺族はマー・ア・ラゴを政府に寄贈した[12]。リチャード・ニクソン大統領は冬の間、温暖なフロリダで冬を過ごすことを好んだが、ジミー・カーター大統領はあまり好まなかった。 さらにマー・ア・ラゴは税金と維持費で年間百万ドルがかかるため、政府は財政削減の一環で1981年にマー・ア・ラゴをポスト財団に返還し、その後2000万ドルで売りに出された。 ポストの娘である女優のダイナ・メリルとほかの二人の娘たちは、物件が売れることを期待して不動産を所有していなかった[13]。彼女たちは1980年に国定歴史建造物に指定されていたマー・ア・ラゴを取り壊し、跡地に住宅街を建てることを市が承認するよう多少、望んでいた[14][15][16]。2012年にマー・ア・ラゴで開催されたチャリティーイベントで参加者と記念撮影するドナルド・トランプ ドナルド・トランプはパームビーチに別荘を持つことを望み、物件を探していた。トランプは家族のために沿岸にある2つのペンションを統合して購入することを販売者に持ちかけたが、販売者だけでなく地元からも反発があり、失敗した。その後、トランプは不動産を学び、売りに出されていたマー・ア・ラゴを1500万ドルで購入することをポスト財団に持ちかけた。しかしポスト財団はこれを拒否した。これに対しトランプが反発し、「売らなければマー・ア・ラゴの美しい眺望を阻止する」と脅し、1985年12月、最終的にポスト財団はトランプの提示した800万ドルという購入額を受け入れた[17]。[13] 購入後、トランプは大規模な改築を行い、新たに1900平方メートルのパーティー会場[14] や58のベッドルームと33のバスルーム、8.8mのピエトラ・ドゥーラ大理石のダイニングテーブルや12の暖炉、3つの防護シェルターなどを設置した。 1990年代初め、トランプは財政難に陥った。トランプは銀行家と交渉し、パームビーチの住民を警戒するため、マー・ア・ラゴの資産を細分化しようとしたものの、市議会がその計画を拒否した。トランプは代わりに、マー・ア・ラゴを別荘としてだけでなく、プライベートクラブとしても運営することを決めた。彼はパームビーチにそれまであったバースアンドテニスクラブやエバーグレイズクラブとは異なり、ユダヤ人や黒人、さらにトランプのように自分自身に注意を喚起しようとする人(エバーグレイズクラブのメンバーが言ったように)をメンバーとして受け入れるクラブを設立した。セリーヌ・ディオンとビリー・ジョエルが新しいこのクラブでコンサートを主催した際、地元の騒音規制に違反したとされている。またマイケル・ジャクソンとリサ・マリー・プレスリーは新婚旅行の際にマー・ア・ラゴを利用した[14][13][18]。
語源
歴史1967年に撮影されたリビングルームの様子オーナーズスイートのエントランス2014年現在のエントランスの様子
マー・ア・ラゴでは毎年、赤十字の大規模な舞踏会が開催されている。これはアメリカ赤十字社のミッションを実現するために、世界中の社交界のメンバーや大使らが集まるパーティーでポストによって創設された。2017年、トランプが大統領に就任したことにより、ポストの「マー・ア・ラゴが大統領の別荘として使われる」という長年の夢がポストの死後40年近く経って叶うことになった[20]。
2017年1月18日、トランプは正式にマー・ア・ラゴを「Winter White House(冬の間のホワイトハウス※大統領の別荘)」とすることを発表した。